私の町 吉備津

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大原美術館の国宝

2010-11-05 18:20:17 | Weblog

 岡山県内には8つの国宝があります。建造物2、刀剣類3、鎧1、後2つが絵画で、大原孫三郎が収集したものです。この2つが、今、大原美術館に展示してあります(11月7日まで)。今日は、その絵を見に倉敷まで行きました。

 展示場所の光線の関係から展示作品の劣化の心配からこれまでは、これらの作品はこれまで展示しなかったそうですが、この度、その展示施設が整い、大原美術館の所蔵する2点の国宝や重文などの作品の展示されたと、館長の高階氏は説明しておられました。その内の一つが、我が町吉備津のすぐ隣町にある総社市赤浜に生まれた雪舟等楊の室町時代に描かれた、彼の遺作でもあると言われている「山水図」です。
   
 山水図をみて、これが雪舟の絵かと思ったのですが案外に小ぶりな作品でした。もう少し大きく「天橋立図」ぐらいはと、思っていたのですが、その分だけやや失望の感を禁じ得ませんでした。この後倉敷公民館であったシンポジュウムで、此の絵を大原孫三郎が買った値段は現在の価値に直すと、100億円は下らないだろうと言う話を聞きました。一枚の作品の値段がこれほどもするのです。そんなことを考えると、この大原氏が、一体いくらぐらいのお金を持っていたのでしょうかね。それを惜しげもなく出して、この大原美術館を造ったのです。果たして総額はいくらぐらいだったのでしょうかね。こんな倉敷みたいな狭い土地から、よくぞこれほどまでのお金が集まったものだと思います。それだけ、当時の日本の経済人としても、大変優れた力を発揮したのではないかと思われます。


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