私の町 吉備津

藤井高尚って知っている??今、彼の著書[歌のしるべ]を紹介しております。

向畑の千載楽

2012-10-17 17:23:36 | Weblog

 七十五膳据の神事が何時ごろ始まったのかははっきりしないのですが、貞享五年九月の「御祭礼行列之次第」の中にこの祭礼の記録が保存されているそうです。1688年のことです。更に、此の行事について調べてみると、この大祭は「大饗会だいきょうえ」と呼ばれ、備中の各村七十五饗から、吉備津神社に五穀豊穣に感謝する大祭であったとこの記録には記されています。
 なお、この記録書には、現在は行われていないのですが、式の最後に巫子のお神楽があって祭事が終了すると、あります。尚、今年の大祭にはこのお祭りが跳ねて後に、備中神楽の太夫さんが来て、神前で、神楽を奉納していました。昔の名残りが今年に限って、僅かですが、その姿を見せており、懐かしく見せておりました。また、このお祭にわずか五地区からではありますが神輿を奉納して、大祭に色を添えておりました。我が向畑地区からは千載楽を奉納しました。「担ぎ手がいないから」という理由から一つ減り二つ減りして段々とさびしくなっているのが現状ですが、我が向畑の御神輿はまだまだ、力一杯の勢いが辺りに響いて、担ぎ手も年々増加しており、老若男女の顔色が輝いています。