覚悟

足が不自由で困る事の中に、逃げられない不便さがあります。

小学生の頃、父が遊園地のサルにラッキョウを渡しました。
皮をむいても何も出てこず、サルの逆鱗に触れた私達です。
とっさに後退する家族、乳母車に乗って最前列にいた私は
一緒に逃げられませんでした。
突然、目の前に興奮したサルが現れ、
大暴れし威嚇し頭から水をかけられた恐怖は今も忘れがたく
あれからサルは苦手です。

今日は液体洗剤をつるりと落としてしまいました。
「あ！」と緊張する直後に感じる「う！」という痛み。
ちょうど足の上に落ちるなんて！

驚いたことに「あ！」から「う！」までの一瞬に
覚悟ができるのですね。
「来るか、よし来い」とでも申しましょうか・・・。

不本意ですが、受けるしかもう仕方が無い。
足の甲の青あざは２週間もすれば治ります。
年を重ねるにつれて、
手の力が中途半端となってミスが増加中です。
刃物を持っている時は、すごく用心しています。

不注意な私の言動で、
気持ちが痛むことも山のようにあります。
もう逃げられないと判断すると、
心の傷を受ける覚悟もできるようになりました。
心が痛めば、誰かの笑顔で治します。

こうして時々痛い目にあいながら
笑顔で生きている私とあなたですね。

ウ喜喜喜キー

何かを得たときの嬉しさについて
シュルツ先生（英国）がサルで実験しています。

サルの大好きなジュースを与えて
脳の中のドーパミンという成分の変化を調べました。
脳の中にドーパミンが増えると快感！
サルがジュースをなめた時、ドーパミンがドバ！　ウ喜喜喜キー

次に、
赤いランプが点灯し、レバーをたたくとジュースが出る装置でサルを訓練します。
赤いランプがつく時にドーパミンがドバー！
でも、ジュースをなめても感動無し。

ずっと連続して実験していると、
ドーパミンは次第に少なくなり、嬉しさも減少。

なんだ嬉しくないならジュースをやめちゃえ！
すると、ドーパミンは減って不愉快に。
ジュースを与えても喜ばないのに
ジュースがないと不平不満のサルになっちゃった！

もしこのサルを、ハッピィなサルにしたいなら
赤いランプが点灯しても、ジュースを与えたり与えなかったりして
不規則に７割くらい成功させるのが良いという結論らしいのです。

お約束のジュースがでないと「何でだー？」と困惑し
今度こそはと期待して得られないと「うそでしょー！」と絶望し
思いがけずジュースにありつくと、「やったー！」ウ喜喜喜キー

笑うサルである私達とよく似ています。
常に、成功できたり思い通りになると嬉しさを忘れてしまいます。
人生山あり谷ありで喜び上手になれますね！

アロマ

手作りのバスソルトをお土産にいただきました。
できたてホカホカ新鮮、香りが豊かに広がります。
もう少し、香りを愉しんでからお風呂に使おうと思います。

五感をフル回転している私たちですが
目で見る　耳で聞く　舌で味わうチャンスに比べたら
鼻で匂ったり、皮膚で触れるチャンスは
少ない時代になったと感じませんか。

若い頃勤めた職場には
疲労している様子を見るだけでなく
会話中に胃酸や口臭から体調の悪さを察して
「無理するな」と肩をぽんとたたいたり、
失敗も黙って許す先輩が大勢いました。

私もそんな大人になりたいと誓ったものでしたが
電話やメール、テレビ電話や録音の機能が充実し
遠く距離を置いたままでもつきあえるようになり
目や耳に頼り、鼻や皮膚を使わない人間関係になっています。

ところで、
私が実行していることがあります。
■問題解決＆予定を考える時は、目を開いて考える。
■自分を縛る全てから開放されたい時は、香りに集中する。

アロマの他にも、パンを焼いた時にパンの香りを愉しむ、
犬と遊んだら犬の匂いを愉しむ
目の見えない人も楽しめる香りを発する草木の公園を訪ねるのも
お勧めです。

香りと思い出はつながっていますね。
炊き立てのご飯のにおいで、実家の食卓がよみがえり
サロンパスのにおいで母の背中が浮かび
樟脳で父の背広の袖からのぞく腕時計が見えてくるし
クレゾールなどの消毒薬で病院の暗く長い廊下を思い出します。

病床で辛くなったときには、アロマを匂って
自由に生きている今日を懐かしく思い出すに違いありません。
ますます、様々な思い出を作っておかなくちゃ！
ありがとう。




少量だけアロマ作品を手作りしたい方、
高価な精油も1滴から購入させてもらえます。
「パルマローザ」連絡先：　kiyosanpretty@ezweb.ne.jp 竹内さん

ねぎ

「今度、庭を駐車場にリフォームするので
　花や肥料はどうですか？」
「食べられる物があれば　お願いします。」

お言葉に甘えて待っていると
ねぎ＆紫蘇の和風ハーブ鉢をいただきました。
ベランダが涼しそうに見えます～

昨年から彼女は、不要になったものを処分し
シンプルに暮らすことを実践なさっていて
私は少なからず影響を受けています。

　「いつか」使うための品々が
　その時を得ないまま色あせてしまい
　押入れを占領しています。

使うと輝きを失う銀の食器に、粗食を盛り付け
高額だったと未練の残る服は、普段にも着て、
内容が古くなった教科書やパソコン雑誌は、手放しましょう。

人生の午後を迎えた今、「病気」や「死」を意識して
もう〔ハレの日〕を待たず、
今日を「いつか」にしてしまいます。

未練が残らないように、
この「ねぎ」は美味しいうちに、こまめに料理に使います。
ありがとうございました。

しゃべり場

産業カウンセラー養成講座で同期のお友達と
自宅で「人生の午後のしゃべり場」を持ちました。
3時～８時までの５時間があっという間に過ぎて、びっくり！

写真はお友達が摘んでくださった庭の可憐な草花です。
夕食には、おかず一品を持ち寄りました。
珍しい～美味しい～嬉しい～愉しい！

「しゃべり場」はお勧めです。
意見の違いが当然だとわかるメンバーで
特定の考え方にばかり執着せず
なるほど～とか、そうだね～とか
邪魔せず聴いてくださると私は自由に語れましたし、
語りながら力が沸いてきて、心地良くなりました。

他の意見に耳を澄ませると
思いつかなかった新しい発見があります。
みんなの体験を模擬体験させてもらえるのも、貴重な体験。
へえ～。そんな人達がいるんだ！
へえ～。そんな事態になるんだ！
へえ～。そんな解決もあるんだ！

困った時に、行動の選択肢が多い人のことを
コミュニケーション能力の高い人と呼びます。
ノウハウを知るなら　映画をみるもよし、本を読むもよし。
でも、最終的には私が真似できるか？？ってところですから
私自身との対話も大切。

ワークショップのパワーは
人と交わる時に発生する良質の「熱」
だという気がしてきました。

こどもの日

こどもは7歳までは神様の預かりものとされていたので、
神仏への「お供え物」という意味の常用漢字の「供」を使用して
「子供」と表記されてました。（日本文化いろは事典より引用）

「自分達のもの」「私のもの」と考えた時は、
自分の力だけで育てざるをえず、挫折すると
この先、生きていても互いに不幸なだけだと
子供を殺したり手放すことが多かったのでしょうか。

「神様の預かりもの」と考える時、
苦労しても必要に応じて神様が助けてくださるから
きっと良い方向に向かうはずだと
悲観的にならないのが素晴らしいなあ～！

目には見えないけど私達を見守る「it」は、
「神」「仏」「運命」などで表現されることがあります。
それを信じられる人は、どんな困難な状況下でも
希望を失うことがないのを私は知っています。

突風

ミニトマトの花が咲きました。
今年は黄色と赤の2色の実を収穫予定です。

先日ベランダに突風が吹き
苗が９０度近くひん曲がるのを目撃し（しなやか～！）
翌日あわてて支柱を添えました。

「ピシャリと言う」態度は、あの突風に似ています。

仲間に加えていただいた集団で私も体験しました。
幸いにも私は交流分析という支柱があり、揺れる程度ですが
支柱がなければ、曲がって折れても不思議ではありません。

最近、折れた方々の勢力が増し暗雲が広がりつつある様子です。
いづれ暗雲から雨が降って、より良く地が固まれ～と願っています。
傷ついた人を見つけたら寄り添いますが
平衡ポイントに向かってグループダイナミクスが動くのは
自然なことで、不安はなく静観中です。



ピシャリと言われて、なぜ私が嫌だと感じたか考えてみました。

①提案の途中だったこと　　　　　（最後まで聞いて理解して欲しい）
②4人で相談中、１人で結論を決めたこと　（他の意見も聞きたい）
③強要されること　　　　　　　　（おしつけないで欲しい）
④言葉短く全否定だったこと　　　（少しは賛成して欲しい）

（～して欲しい）が満たされず、不満が残りました。
「提案」だけでなく「私の存在」まで価値の無いものだ
と広げてしまうところに、私の問題が潜んでいます。

その人が認めてくだされば嬉しいけれど、賛否は自由です。
私の価値は、個々の評価でコロコロとは変わりません。
提案に耳を傾けてくれる人がいずれ現れるはずで
今より完成度を高めましょう。
自分の為すべきことが決まれば、もうクヨクヨしません。

甘夏

お友達が山で収穫したばかりの
みずみずしい甘夏を届けてくれました。
ご馳走様！
甘夏や八朔を甘いヨーグルトであえて食べるのが
大好きな私はずっと、嬉しい毎日をすごしています。

好きな物を目の前にして、怒っている人がいませんから
あれこれ複雑そうに見えて、あんがいシンプルな私達。

最近、よく思うのです。
「相手の好きな物」に関心が強くなる時って
恋をした時、家族ができた時、大好きな友達に逢えた時
喜ぶ顔がみたいからなんでしょうか！

大切な人が愛しているもの・・・
知ってるようで、知らないことも多そうですね。

Tole

トールペインティングのトール（Tole）は、
金属の薄い板ティン（Tin ブリキ）を示す言葉で、
18世紀中頃のヨーロッパで王室の室内装飾に使われていたようです。
技法や発祥地でいろいろな特徴があると読みましたが、
私は「どれもとってもきれい！」のレベルです。

昨夜、お友達が描いたトールが届きました。

狭い宮殿のどこに飾ろうかウロウロ悩み
浴室の入り口のローマ水道を描いた絵皿の隣に置くと
ベースの黄色と花模様でパッと部屋が明るく感じました。

to be or not to be ・・・と悩んだハムレットの中庭にも
この愛らしい花が咲いていたかも。
サニタリーの小さな中庭の花を眺めて、
満足している私をお知らせします。