笑顔浴

優しい時間

覚悟

2009年05月10日 | Weblog
足が不自由で困る事の中に、逃げられない不便さがあります。

小学生の頃、父が遊園地のサルにラッキョウを渡しました。
皮をむいても何も出てこず、サルの逆鱗に触れた私達です。
とっさに後退する家族、乳母車に乗って最前列にいた私は
一緒に逃げられませんでした。
突然、目の前に興奮したサルが現れ、
大暴れし威嚇し頭から水をかけられた恐怖は今も忘れがたく
あれからサルは苦手です。

今日は液体洗剤をつるりと落としてしまいました。
「あ!」と緊張する直後に感じる「う!」という痛み。
ちょうど足の上に落ちるなんて!

驚いたことに「あ!」から「う!」までの一瞬に
覚悟ができるのですね。
「来るか、よし来い」とでも申しましょうか・・・。

不本意ですが、受けるしかもう仕方が無い。
足の甲の青あざは2週間もすれば治ります。
年を重ねるにつれて、
手の力が中途半端となってミスが増加中です。
刃物を持っている時は、すごく用心しています。

不注意な私の言動で、
気持ちが痛むことも山のようにあります。
もう逃げられないと判断すると、
心の傷を受ける覚悟もできるようになりました。
心が痛めば、誰かの笑顔で治します。

こうして時々痛い目にあいながら
笑顔で生きている私とあなたですね。





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