笑顔浴

優しい時間

嬉しい肩こり

2011年05月18日 | Weblog

土曜日は、5時に起床して福山へ・・

皐月晴れの良いお天気で、瀬戸内海の美しいことといったら!

台風や強風・大雨警報の中、しまなみ海道を渡ることが多い私ですが

久しぶりに晴れ晴れとした気持ちになりました。

 

薬学入門では、「薬剤師は人と関わるお仕事です」といういたってシンプルな内容をお伝えしています。

先輩たちは、どのように患者さんやご家族と関わっているのか

どのように、一緒に働く薬剤師や医師や看護師や栄養士やヘルパーさんなどの

医療福祉従事者と関わるか、研究分野でも 製造分野でも 行政分野でも 警察・法律分野や 

教育分野や 新聞TVなどのマスコミ分野や 洋書の翻訳まで・・・・きりがありませんけど。

そこに、必ず人とのかかわりが生じますねって話をしたあと、

入学して1ヶ月ですので、知らない人と積極的に出逢い、協力し、話し合うワークをします。

それぞれ自分を振り返り、それぞれの方法で他者と交流していますが

人と関われない、関わりたくないと感じている学生が、必ず毎年います。

これまでの人生で、

人と関わってろくなことが無かった人は、二度と人と関わらないぞと決心するし

人と関わって嬉しかった人は、もっともっと人に関わろうとします。

小さな嬉しい成功体験を積み重ねると、価値観が変わらないわけがないと信じる私は

ちっとも不安を感じません。

 

ワークの終わりにはクラスメイトで互いにお礼を言って感謝しあいました。

ワークシート提出時に挨拶してくださいねとお願いしたので、

サイン会みたいになっちゃって、おかげで百人全員と接することができました。

感想を読み、コメントを書くのに9時間かかりましたが、

新しい気付きや決意や希望や悩みや不安や、辛い思い出まで

いろんな気持ちを教えてもらえて”光栄な肩こり”です。

 


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歌でひとつに

2011年05月18日 | Weblog

金曜日は、四国癌センター緩和ケア病棟で病院ボランティアふれあいの当番の日でした。

この日は、病室へのお運びが3室、ティーテーブルには

ご夫婦が2組 母娘が1組の合計3組のご家族が訪問くださり

大正琴の演奏を聴きながらお抹茶やコーヒーを召し上がりました。

 

丸いテーブルに集まるので、曲と曲との待ち時間には

軽いおしゃべりが始まることが多いのですが

どちらのご夫婦にも会話がなく、黙って座っておられました。

 

点滴のついた車椅子でこられたお嬢さんが

「ふるさと」をリクエストなさいました。

私達が口ずさむと、付き添いのお母さまや奥様たちも歌い始めました。

目を閉じた男性の指がひざの上で拍子をとっているのが見えました。

 

音楽はいいなあと感じました。


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ほめてるのか。

2011年05月18日 | Weblog

解剖図を描いてる間は、教室の中を歩いて声かけタイムにしています。

「先生の声をききよったら、眠くなる~」

「眠い~」(彼女の隣の席の男子)

「あら。それはどうも申し訳ないことです」

「えー?なんで謝るん?」

「眠くなるんでしょう、私は勉強して欲しいよ」

「ちがーう。録音して寝る前に聞いたら、優しいけん寝つきがよくなるんよ」

「寝れそう 寝れそう」

「もしかして、二人でほめてくれてる?」

「そうーよ、なんでわからんの!」

「それは、それは。どうも ありがとうございました」

「ところで、夜、眠れないの?」

「んー。ちょっとね」

「悩みがありそうね、大丈夫?」

「大丈夫と思う」

 

5月病の気配を感じました。今週も声をかけてみましょう。


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友達の条件

2011年05月18日 | Weblog

4月の初回授業で、担任が紹介してくださったときに

「△△ちゃーん、よろしく~!」「字が可愛い~」「声が可愛い~」

というC君の声援が、恥ずかしくて無視してしまった私です。

 

先週の木曜日は「友達はまだいない」と言っていたC君に

「C君の友達の条件」について質問できてラッキーでした。

彼は、しばらく考えて「わからん」とだけいいました。

 

「先週、友達がいない者同士でペアになった A君は友達ですか?」ときくと

「イエース!おー!」と立ち上がり、A君のところにハイタッチに行きました。

「私は友達?」

「ノー!!Boo~!!」という反応を期待してたら、黙って考え込んでしまいました。

「友達じゃない」は、私を排除してしまうと気を使ってくれたのかもしれません。

 

「私は講師だから、皆さんの友達だと思ってないよ」と伝えると、最前列にいたB君が

「先生は、僕らと仲良くしたくないの?」と真剣な表情で訊くので 驚いて 息をのみました。

「もちろん、先生として仲良くしたいよ」と応えたものの、なんだかなあ。

私の先生は、絶対に私の友達じゃありませんので、私が混乱しているのでしょう。

 

 

 

 

 


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