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花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

Jr.の成長

2024年02月19日 | 研究
今月上旬に環境系の発表会に出場してきたFLORAとJr.。
久しぶりの上位入賞を果たしました。
これは発表後、どの学校がよかったか審査しているメンバー。
参加者も審査に参加でき、多くの票を集めた高校に
高校生が選ぶ特別賞が授与されるのです。
幸い今回は10名も参加しました。
したがって発表のためドキドキのメンバーではなく
登壇しないメンバーなら冷静に審査できると思いお願いしていました。
ところがいざ審査用紙提出となったら不安になったのか
他のメンバーの意見を聞き始めたのです。
みんなで意見を出し合うのはいいことですが、
こうなるともう収拾がつかなくなります。
なんとか意見をまとめて提出した頃には皆さんもう昼食中でした。
さてFLORAの活躍を地元新聞社が取材してくださることになりました。
ポイントはJr.の成長。1年前の4月からFLORAの元で
活動し、この大会では発表者を務めるほど大きく成長したからです。
後輩を育てるのもFLORAの流儀。取材は1週間以内に行われる予定です。
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30分クッキング

2024年02月19日 | 研究
土肥実験室の机の上にずらりと物品が並びました。
白い受け皿に入っているので、これから料理でもするかのようです。
これは播種セット。左の皿2枚にはセルトレイ。
培養土を詰めてタネを播く連結型のポットです。
真ん中はスポンジが2枚。こちらは土の代わりに
種を播く水耕栽培には欠かせない資材です。
培養土も種子も準備されていて、あとは播くだけ。
おそらく30分もあったら出来上がりです。
これは予定している数ある実験の中のひとつで
春の本試験のための予備実験という感じです。
実は彼ら、2月上旬からお得意のミストについて調査してきました。
こちらはミストの振る舞いを調べる実験で
植物を使わないので、外はまだ氷点下になる今でもできるのです。
その結果、予想していなかった不思議なことがわかってきました。
現在、データを整理しながら一緒に頭も整理中。
ミスト栽培におけるミストの役割がわかってきそうです。
学年末考査も折り返し。解放されるまでもう少しです。
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TYPE2

2024年02月18日 | 研究
みんなの力で穴を開けた新しい水耕栽培容器。
穴周辺のバリもきれいに取られ
まるで市販されている商品のようです。
さすがは工業を学ぶ環境システム科。見事です。
あとはこれに小型超音波発生装置を取り付け
根が養液につかないように途中にネットを張ると出来上がり。
こちらも発注済みなので今月下旬には栽培準備完了となる予定です。
初代メンバーの自作した装置をTYPE1とすれば、
ネットをつけたこの装置はTYPE2。
単純な改良ですが、より優れた機能を付加させています。
昨年、計画では容器内にファンをつけたり、
サーモスタッドをつけるなどのオプションもありましたが、
それだけコストが高くなります。
このシステムのウリのひとつが小電力で低環境負荷。
そのため余計な装備を取り付けるのはやめることにしました。
さあ次は植え付け準備です。
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ちゃっかり中央

2024年02月18日 | 研究
環境系の活動発表会で全国3位に当たる国連大学の賞をいただいたFLORA。
大会の最後は参加者全員で審査員と記念撮影してお開きです。
前列中央はもちろん審査員の皆さん。その右と左に1位と2位の高校が座ります。
FLORAは3位。もう1列目は座れないので2列目となりました。
しかし場所はなんと審査員の後。中央です。
申し訳ありませんが、写真を撮ると1位よりも2位よりも目立つ位置。
10名ものFLORAメンバーが横一列に陣取り、笑顔で写真におさまりました。
この写真を使った報告書のようなリーフレットは
高校や大学にも配布されるとのこと。機会があったらぜひご覧ください。
さて今回で9年目を迎えたこの大会、
FLORAはTEAM FLORA PHOTONICS時代から挑戦しています。
9回の歴史のうちFLORAが全国大会に出場できたのは5〜6回。
嬉しいことに1位である環境大臣賞を1回、3位も確か1回いただいています。
いずれも途上国に貢献する農業技術開発に取り組んだもの。
最近のFLORAの研究は、農業クラブではなかなか評価されない内容なので、
このような大会がとても励みになります。
今回の受賞で刺激を受けたJr.たちがまた挑戦してくれることを期待しています。
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新たな視点で全国3位

2024年02月17日 | 研究
環境省や国連大学が主催する環境活動発表会の表彰式が始まりました。
主催者によると参加16チームは、いずれも全国各ブロックの勝者。
したがって全チーム優秀賞の権利があるそうです。
そこでここでは、特に上位の8つの特別賞だけを表彰するとのことでした。
表彰は8位から。どのチームもFLORAにはない優れた普及活動をしているので、
結果は想像つきません。呼ばれたらそれで終わり。
でも最後まで呼ばれなかったら下位8校。
呼ばれたくないけれど呼ばれたい。ハラハラドキドキのFLORAです。
結果はご覧の通り、主催者のひとつである国連大学の賞に輝きました。
呼ばれる順番で考えると全国3位。これは上出来です。
今大会最多人数と紹介されたFLORAメンバーは10名。
Jr.も一緒に笑顔です。今回の大会では今まで廃棄されていたものを
有効利用するチームが比較的多かったのですが
FLORAだけは地球の水を大切にしようという新しい取り組み。
いろいろな環境系の大会に参加しましたが、
このような発想はありませんでした。
審査講評の中にあった新しい視点という言葉は
おそらくFLORAに向けてではないでしょうか。
チーム水商売。大活躍でした。
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