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花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

名農牡丹園?

2012年06月16日 | 学校
名農にはたくさんのボタンが咲いている場所があります。
それは寮前の畑です。
いつ開花するかと楽しみにしていましたが
行って見るともう開花期は過ぎ
ほとんどの花が散っていました。
このボタンは町の依頼で育苗しているらしく
ゆくゆくは町の観光の名所である
長谷牡丹園を飾る花になるのだと思われます。
長谷牡丹園の長谷は花で有名は「長谷寺」の長谷です!
長谷寺からボタンをいただいたことから庭園作りが
始まったのでこんな名前がついているのだそうです。
長谷牡丹園のボタンは8000本。
いつか見学したいものです。

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塩害に弱いサルビア

2012年06月15日 | 学校
水だけの除塩では花壇にまだ塩分が残っている場合があります。
そこで海水の15分の1であるわずか0.2%という塩水をかけた
塩害土壌に花壇苗を植えたらいったいどうなってしまうのか実験しています。
植え付けてからまだ3日しか経っていませんが
もうサルビアの葉が黄化してきました。
品種にもよりますが、どうやらサルビアは塩害に弱いようです!
せっかく植えるのだから長く咲いていてほしいもの。
このような実験はとても地味ですが、
花を選択する際に役立つ知識となります。
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競技という科学研究

2012年06月15日 | 学校
学んだ農業の知識と技術の確実な定着と学習意欲をさらに高めるため
全国どこの農業高校にも農業クラブ(FFJ)という組織があります。
来週の木・金曜日にFFJの青森県大会が開催されますが
今日は学校で出場者の壮行式が行われます。
チームは久しぶりに研究発表会に学校代表として出場することになりました!
しかしチームはFFJの大会が少し苦手です。
毎年、研究成果を論文や口頭発表をしてきましたが
FFJの発表スタイルや内容は、一般の科学研究発表会とはかなり違います。
失敗例や研究者の感情など普通は不要な部分が大切となるのです。
客観的な科学研究を弁論大会風に仕上げる独特な発表会。
苦手な理由はこんなところにあると分析しています。
とはいっても名農代表として発表するのですから
出場できなかった人のためにも頑張らなければなりません。
2~3年生総動員で準備が始まりました。
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ものづくりの楽しさ

2012年06月14日 | 学校
名農が誇る本格的な水耕温室の脇に
今年も楽しい栽培装置ができました。
男子の生徒が鉄管を夢中になって切ったり
つなげたりして組み立てたものです。
下段がトマト、上段がイチゴ!
さらに軒下にはハンギングバスケットがぶら下がり
花を育てる計画のようです。
そして上段のイチゴと下段のトマトには
点滴潅水(ドリップ潅水)装置が装着されます。
みなさんを楽しませる花と野菜の棚ですが
しっかり園芸の高等技術が利用されています。
農業の生命を育てる楽しさと工業のものづくりの楽しさを
実感できる新しいスタイルの学習。
プランターを立体的に配置するので
壁面緑化の提案もでき環境教育にも役立っています。
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農工融合した新分野

2012年06月14日 | 学校
チームは植物に光を照射して生育をコントロールする研究をしてきました。
簡単そうに見えますが、実験するにはどんな生育ステージに
どんな結果を期待して照射するのかという計画をたてる必要があります!
もちろん、具体的な計画を立てるには
植物生理の知識が必要ですが、そればかりではありません。
光の質、つまり波長についても知らなければなりません。
ここにあるのはLED。
奥にあるのは、ほどくとクリスマスツリーのイルミネーションと同じように
長い紐状になることからロープ型と呼ばれるタイプです。
手前はソケットにつけるものですが口金はE17というサイズで
一般の白熱灯のE26に比べて小さいタイプです。
さらに自分たちで配線してこのライトを温室に装着しなければなりません。
もうここまで来ると農業を超えて工業の電気の世界に入っていきます。
さまざまな機器を駆使する施設園芸ではこのように農工を組み合わせた力が必要なのです。
しかし残念ながら2つの世界を関連づけて学ぶことは今までありませんでした。
名久井農業高校に来年新設される「環境システム科」の大きな特徴は
そんな農と工を組み合わせて学ぶところです。



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