花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

ものづくりの楽しさ

2012年06月14日 | 学校
名農が誇る本格的な水耕温室の脇に
今年も楽しい栽培装置ができました。
男子の生徒が鉄管を夢中になって切ったり
つなげたりして組み立てたものです。
下段がトマト、上段がイチゴ!
さらに軒下にはハンギングバスケットがぶら下がり
花を育てる計画のようです。
そして上段のイチゴと下段のトマトには
点滴潅水(ドリップ潅水)装置が装着されます。
みなさんを楽しませる花と野菜の棚ですが
しっかり園芸の高等技術が利用されています。
農業の生命を育てる楽しさと工業のものづくりの楽しさを
実感できる新しいスタイルの学習。
プランターを立体的に配置するので
壁面緑化の提案もでき環境教育にも役立っています。
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農工融合した新分野

2012年06月14日 | 学校
チームは植物に光を照射して生育をコントロールする研究をしてきました。
簡単そうに見えますが、実験するにはどんな生育ステージに
どんな結果を期待して照射するのかという計画をたてる必要があります!
もちろん、具体的な計画を立てるには
植物生理の知識が必要ですが、そればかりではありません。
光の質、つまり波長についても知らなければなりません。
ここにあるのはLED。
奥にあるのは、ほどくとクリスマスツリーのイルミネーションと同じように
長い紐状になることからロープ型と呼ばれるタイプです。
手前はソケットにつけるものですが口金はE17というサイズで
一般の白熱灯のE26に比べて小さいタイプです。
さらに自分たちで配線してこのライトを温室に装着しなければなりません。
もうここまで来ると農業を超えて工業の電気の世界に入っていきます。
さまざまな機器を駆使する施設園芸ではこのように農工を組み合わせた力が必要なのです。
しかし残念ながら2つの世界を関連づけて学ぶことは今までありませんでした。
名久井農業高校に来年新設される「環境システム科」の大きな特徴は
そんな農と工を組み合わせて学ぶところです。



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