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花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

不思議な暗室でLED実験!

2009年05月21日 | 研究
ここは現在使われていない施設「豚舎」です。
無人の施設に集まっているのは2年生。
どうやらLEDのさまざまな波長の光を使って
鉢花を育てようという試みのようです。
波長の長さや光合成に必要な光量などデジタル計測器で測定しています。
農業とは工学と生物と組み合わせて
新しい技術を生み出す産業でもあります。面白いと思いませんか?
どんな結果が出るか楽しみです。
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食用菊はお好きですか?

2009年05月21日 | 研究
こちらも同じグループの研究。イオンビームによる食用菊の
突然変異育種です。食用菊といえば山形や新潟を思い出すかもしれませんが
青森県南部町も大産地です。昔から菊を食べる食文化があったんです。
しかし食用菊といえばほとんどが黄色。珍しい白やピンクもありますが
他の色や複数の色からできている花はありません。
そこでイオンビームによって突然変異種を誘発しようとしているのです。
この品種は「阿房宮」という青森県に多く栽培されている良食味種です。
花色は黄色で遅咲きです。まもなく挿し穂として切り出され
理化学研究所に送られます。地域農業発展に貢献できるよう
頑張ってほしいものです。
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キキョウの突然変異育種

2009年05月20日 | 研究
農業高校生は研究活動に取り組んでいます。
フィンランドの教育や京都堀川高校の探求科など
課題解決学習が注目されていますが、農業高校では何十年も前から
プロジェクト学習という研究活動を農業教育の柱にしています。
生徒の興味や地域の要請などによりいろいろな研究をしているので
紹介しましょう。これはキキョウを播種しているところです。
実はこのキキョウの種子、イオンビームという放射線を浴びています。
そのため種子の遺伝子の一部が破壊されていますが、
そのせいで今までになかった性質のキキョウが育つかもしれないのです。
これをイオンビームによる突然変異育種といい、日本が世界に誇る
最先端技術なのです。このキキョウは、かの有名な理化学研究所の
協力で照射してもらいました。このように農業高校では他の科学高校にも
劣らない優れた取り組みをしているのです!
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問題です!この植物体の名称は?

2009年05月19日 | 学校
さっそく挑戦して見ましょう。これは園芸科学科の問題です。
この植物体の名称は何?つまりこの草花の名前は?という問いです。
なんでしょう。答えは「ペチュニア」。
このような問題が40問出されます。範囲も事前に決められており
園芸科であれば、植物体や種子、肥料や農機具、土や農薬、
害虫や病気、実験器具など広範囲です。農業機械科や食品製造科
生活科学科など科によって範囲も異なります。
挑戦したくなりませんか?
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クイズのような勉強、農業鑑定競技!

2009年05月19日 | 学校
農業高校には必ずある学習「農業鑑定競技」。
自分の学科に関係する実物が並べられ、その名前や
使い方などを20秒間で解いていくクイズのような勉強です。
名農は体育館で行われ、全校生徒が順番に挑戦して各科のNo.1を決めます。
れっきとした農業の学習ですが実はこの学習、「競技」というくらいで
全国大会があるんです。全国の農業高校各科の代表1000名以上が
集まって年に1回全国大会が開催されるんです。名農はかつて
日本一を何度が受賞している実力校なんです。
どんな問題が出ているのか気になりませんか?ちょっと覗いてみましょう!
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