花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

夢は枯野を駆け廻る

2025年01月12日 | 環境システム科
まだ冬休み中の名久井農業高校。
気温は氷点下。まだ授業がないので校内の一部しか暖房が入らず
校内は冷え切っています。こんな環境なのでFLORAも研究は休止。
こたつに入って春を待っています。しかし今が一番楽しい時でもあります。
なぜなら春からどんな研究を始めようかと妄想できる季節だから。
今年度の新メンバーはまだ決まっていませんが
おそらく今年も半数の研究が先輩の失敗記録であるデスノートの中から
選ばれるような予感がしています。そんなことでちょっとノートを開いてみました。
これはTreasure Huntersが卒業間近な2020年の冬に発表したPPTの画面。
彼らの代名詞は機能性集水システムですが、当時メンバーは4名いました。
つまり1人1研究のFLORAなので、この他に3つの研究が行われていたことになります。
これはそのひとつ。3年生がJr.を指導しながら共に取り組んだ塩害研究です。
アプローチは植物の視点から。植物で除塩するのはもちろん
FLORAのある秘密兵器を用いて耐塩性を高めるという研究でした。
最後の発表会では確か他のメンバーを押さえて最優秀。
三和土研究しか知らないみなさんは、こんな研究もしていたんだと
驚いていました。しかし水の国際大会に出場することになり
2年目はほどんど研究できず、未完成で終わっています。
デスノートにはこんなトリビアのタネが眠っています。
ところでなぜ彼らはPPTの画面の中で「礼」をしているのでしょう。
なぜなら彼らの時代はコロナ。校内発表会もすべてオンラインだったからです。

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