花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

逞しさ

2022年06月19日 | 学校
全国有数のサクランボ産地の南部町。
名農でも早生種のサクランボの収穫が始まりました。
赤くて小さな可愛い果実ですが、日持ちがしないこともあり高級品。
大粒のジュノハートは1粒で1000円もしています。
そんなお宝ですが、このように割れてしまうことがよくあります。
理由は雨。水分を吸収しすぎてミニトマトと同じように
サクランボの薄い皮が割れてしまうのです。こうなると商品価値がなくなります。
したがってサクランボ農家は樹木全体を覆う巨大なテントのような
ビニールハウスを設置しています。しかし全ての樹木を覆うわけにもいかず、
どうしても割れたサクランボが一定量発生してしまいます。
南部町もこのところ雨模様。このサクランボもきっと雨で
割れてしまったのだと思われます。
ところが泣き寝入りしないのが農家のたくましさ。
先日、関東でもヒョウが降り、農産物に被害を与えましたが
それを隠さず事情を表示して販売したところ、
たくさんの方が支援のつもりで購入されたといいます。
サクランボだって同じ。格安で販売したところ売れたそうです。
高級な大粒サクランボ1個より割れたサクランボ30個の方がお得かもしれません。
さあいよいよ本格的な収穫が始まります。しかし不安要素があります。
実は今週、農業クラブの県大会のため火曜日から1週間授業がありません。
それが終わるとまもなく期末考査。
収穫をする生徒がいなく人手不足の農場。心配です。
ニュースでは南部町では大粒の高級品種ジュノハートの収穫が
今週から始まると伝えています。

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