日本でも最も有名な科学コンクールに日本学生科学賞があります。
今年で63年目という歴史のある大会で、
日本一になると今や東大や阪大、早稲田や慶応の特別推薦資格が
与えられることから、毎年6万5千件もの作品が応募されます。
さて植物研究グループのチームフローラフォト二クスは結成した2009年から
毎年その年の研究成果を応募していますが、この習慣は
バブルボーイズ、トレジャーハンターズになっても変わらず続いています。
先日、青森県の表彰式がありましたが、嬉しいことに
今年も名久井農業高校は県最優秀と優秀賞を受賞できました。
普通高校やSSHに真似のできない農業という視点からのユニークな研究は
今年も高く評価されたようです。
でも名久井農業高校のこのコンクールへの応募は
フローラが初めてではありません。
実はこのコンクールが始まった昭和30年代から応募しているのです。
そして過去2度の日本一を受賞し、皇居で天皇陛下ご臨席のもと
賞状をいただく栄誉を受けています。
それが名久井農業高校気象班。数十年もの間、365日気象観測をしては
地域に高精度なデータを提供してきたレジェンドです。
1960年代、気象データを活用した農業は地域にとって最先端の技術。
地域の市町村はもちろん、各地の農業試験場ですら
気象班のデータをもとに農業指導や研究をされていたのですから驚きです。
それもそのはず、彼らが観測している機器は検定を受けた正式な装置ばかり。
観測も気象観測所お墨付きの正式な方法で行っていたからです。
しかし永年の観測だけでは受賞できません。
彼らのすごいところは自らデータを使って地域固有の地形で発生する
冷害のメカニズムや影響を事細かに分析しては毎年発表しているのです。
度重なる学生科学賞の受賞はこれらの微気象観測と分析が評価されたものなのです。
時代はアメダスの自動観測になったため現在、名農気象班はもうありませんが
彼らの活動拠点であった第1農場に行くと今も百葉箱がいくつか立っています。
雪を被った百葉箱の前に立つと「まだまだだな」とわれわれに語りかけてきます。
今年で63年目という歴史のある大会で、
日本一になると今や東大や阪大、早稲田や慶応の特別推薦資格が
与えられることから、毎年6万5千件もの作品が応募されます。
さて植物研究グループのチームフローラフォト二クスは結成した2009年から
毎年その年の研究成果を応募していますが、この習慣は
バブルボーイズ、トレジャーハンターズになっても変わらず続いています。
先日、青森県の表彰式がありましたが、嬉しいことに
今年も名久井農業高校は県最優秀と優秀賞を受賞できました。
普通高校やSSHに真似のできない農業という視点からのユニークな研究は
今年も高く評価されたようです。
でも名久井農業高校のこのコンクールへの応募は
フローラが初めてではありません。
実はこのコンクールが始まった昭和30年代から応募しているのです。
そして過去2度の日本一を受賞し、皇居で天皇陛下ご臨席のもと
賞状をいただく栄誉を受けています。
それが名久井農業高校気象班。数十年もの間、365日気象観測をしては
地域に高精度なデータを提供してきたレジェンドです。
1960年代、気象データを活用した農業は地域にとって最先端の技術。
地域の市町村はもちろん、各地の農業試験場ですら
気象班のデータをもとに農業指導や研究をされていたのですから驚きです。
それもそのはず、彼らが観測している機器は検定を受けた正式な装置ばかり。
観測も気象観測所お墨付きの正式な方法で行っていたからです。
しかし永年の観測だけでは受賞できません。
彼らのすごいところは自らデータを使って地域固有の地形で発生する
冷害のメカニズムや影響を事細かに分析しては毎年発表しているのです。
度重なる学生科学賞の受賞はこれらの微気象観測と分析が評価されたものなのです。
時代はアメダスの自動観測になったため現在、名農気象班はもうありませんが
彼らの活動拠点であった第1農場に行くと今も百葉箱がいくつか立っています。
雪を被った百葉箱の前に立つと「まだまだだな」とわれわれに語りかけてきます。