最高の本! 2010 完全保存版―Book of The Year (マガジンハウスムック) 価格:¥ 580(税込) 発売日:2009-11 |
マガジンハウスムック、ダカーポ特別編集。
新聞・雑誌の書評担当者が選んだ”最高の本”ランキング、人気3ジャンル(国内ミステリー・海外ミステリー・女子読み恋愛小説)ベスト10、ジャンル別最高の本ベスト10、本の虫・書店スタッフ10人が選んだ今年のベスト5、旬の話題がわかる5テーマ50冊など。
”最高の本”ランキング1位は言わずと知れた『1Q84』。今年最大のトピックだから当然と言えるだろう。村上春樹は初期三部作しか読んでないが、機会があれば読んではみたい本。
2位は水村美苗『日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で』。発売当時から気になっていた本ではある。
3位山田詠美『学問』、4位吉田修一『横道世之介』、5位川上未映子『ヘヴン』。3位5位は話題になった本。4位は知らなかった。この辺りは苦手なジャンルと言える。
6位奥田英朗『オリンピックの身代金』。『空中ブランコ』等の伊良部シリーズが面白かっただけに、この著者の他の作品にも手を出したいと思っている。
7位天童荒太『悼む人』は新聞で書評を読んだ。この著者は『永遠の仔』を読んだことがある。
8位野中広務・辛淑玉『差別と日本人』。いつも閲覧するブログでこの本の感想を読んだ。
9位池谷裕二『単純な脳、複雑な「私」』は脳科学の本。初めて知った。
10位橋本治『巡礼』。橋本治もほとんど読んだことがない。
国内ミステリベスト10の1位は佐藤正午『身の上話』。この著者自体を知らなかったりする。このミスとの対比が気になるところ。
2位に飴村行『粘膜蜥蜴』。新聞の書評で見かけた程度だが、前作の『粘膜人間』ともども読んでみたいと思った。
3位に米澤穂信『追想五断章』。「小市民」シリーズや『インシテミル』で著者への評価は著しく低いが、リドルストーリーという点には興味が。
4位道尾秀介『花と流れ星』。短編集。この著者は読んだことがない。
5位佐々木譲『暴雪圏』。現在、『わらう警官』が映画化されて公開中。ただ『わらう警官』は物足りなさを感じた。
6位黒川博行『煙霞』。大阪が舞台らしいので読んでみたい。
7位乾ルカ『プロメテウスの涙』。この著者も初耳。新人だから仕方ないけれど。
8位東野圭吾『新参者』は加賀刑事シリーズの連作短編集。
9位柳広司『ダブル・ジョーカー』は『ジョーカー・ゲーム』の続編にあたる連作短編集。
10位大門剛明『雪冤』も新人の作品。
海外ミステリはほとんど読まないので詳しくないが、1位のスティーグ・ラーソン『ミレニアム』は他のページでも取り上げられ、かなり気になった作品。読んでみたいけれど、上下巻の三部作という大著。
女子読み恋愛小説は知らない作家のオンパレード。ただ読んでみたい気にはなった。
1位は瀧羽麻子『左京区七夕通東入ル』。紹介でも、万城目学、森見登美彦の名が出ているのでその系統かな。
2位角田光代『くまちゃん』、3位中山可穂『悲歌―エレジー』、4位飛鳥井千砂『アシンメトリー』、5位桐野夏生『IN』、6位冨士本由紀『しあわせと勘違いしそうに青い空』、7位佐野洋子『クク氏の結婚、キキ夫人の幸福』、8位本多孝好『WILL』、9位豊島ミホ『リテイク・シックスティーン』、10位上原小夜『放課後のウォー・クライ』。半分くらいは読んでみたいものだ。
ジャンル別。グランプリとなった作品だけ挙げる。
日本文学では辻原登『許されざる者』。
海外文学はアラン・ムーア『フロム・ヘル』。先日教えてもらったばかりのコミック。米Amazonで中の絵を見たが、慣れないと読みにくそう。
歴史小説は下川博『弩』。時代小説は荒山徹『徳川家康』。
ノンフィクション・エッセーは小林信彦『黒澤明という時代』。小林信彦はなぜかこれまで読む機会がなく、読みたいとは思っていたのに。
ビジネス書は外山滋比古『思考の整理学』。古典だけれど、なぜか今年ヒットした。私も昔買って読んだ。
タレント・芸能本は愛甲猛『球界の野良犬』。愛甲はもちろん知っているが、この本のことは初耳だった。
写真集は『桜庭ななみ写真集「N・P」』。
マンガはこうの史代『この世界の片隅に』。『夕凪の街 桜の国』から読んでみたいと思っているのだけれど機会がない。
詩歌・俳句は高岡修『火曲』という詩集。
評論は笠井潔『例外社会』。
興味があったのは、”最高の本”ランキング、国内ミステリベスト10、女子読み恋愛小説あたりだが、担当編集者が思わず読みたくなったベスト10の1位に輝いた宮下奈都『よろこびの歌』も関心を持った一作。素敵な本と幸福な出会いが訪れますように。
☆”最高の本”ランキング
1Q84 BOOK 1 価格:¥ 1,890(税込) 発売日:2009-05-29 | 1Q84 BOOK 2 価格:¥ 1,890(税込) 発売日:2009-05-29 |
日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で 価格:¥ 1,890(税込) 発売日:2008-11-05 |
学問 価格:¥ 1,575(税込) 発売日:2009-06-30 |
横道世之介 価格:¥ 1,680(税込) 発売日:2009-09-16 |
ヘヴン 価格:¥ 1,470(税込) 発売日:2009-09-02 |
オリンピックの身代金 価格:¥ 1,890(税込) 発売日:2008-11-28 |
悼む人 価格:¥ 1,700(税込) 発売日:2008-11-27 |
差別と日本人 (角川oneテーマ21 A 100) 価格:¥ 760(税込) 発売日:2009-06-10 |
単純な脳、複雑な「私」 価格:¥ 1,785(税込) 発売日:2009-05-08 |
巡礼 価格:¥ 1,470(税込) 発売日:2009-08-28 |
☆国内ミステリベスト10
身の上話 価格:¥ 1,680(税込) 発売日:2009-07-18 |
粘膜蜥蜴 (角川ホラー文庫) 価格:¥ 700(税込) 発売日:2009-08-25 |
追想五断章 価格:¥ 1,365(税込) 発売日:2009-08 |
花と流れ星 価格:¥ 1,470(税込) 発売日:2009-08 |
暴雪圏 価格:¥ 1,785(税込) 発売日:2009-02 |
煙霞 価格:¥ 1,750(税込) 発売日:2009-01 |
プロメテウスの涙 価格:¥ 1,600(税込) 発売日:2009-04 |
新参者 価格:¥ 1,680(税込) 発売日:2009-09-18 |
ダブル・ジョーカー 価格:¥ 1,575(税込) 発売日:2009-08-25 |
雪冤 価格:¥ 1,575(税込) 発売日:2009-05-29 |
☆女子読み恋愛小説
左京区七夕通東入ル 価格:¥ 1,680(税込) 発売日:2009-07-23 |
くまちゃん 価格:¥ 1,575(税込) 発売日:2009-03 |
悲歌 エレジー 価格:¥ 1,575(税込) 発売日:2009-09-18 |
アシンメトリー 価格:¥ 1,575(税込) 発売日:2009-09-25 |
IN 価格:¥ 1,575(税込) 発売日:2009-05-26 |
しあわせと勘違いしそうに青い空 価格:¥ 1,680(税込) 発売日:2009-07 |
クク氏の結婚、キキ夫人の幸福 価格:¥ 1,050(税込) 発売日:2009-10-07 |
WILL 価格:¥ 1,680(税込) 発売日:2009-10-05 |
豊島ミホ『リテイク・シックスティーン』幻冬舍から11/27発売
放課後のウォー・クライ 価格:¥ 1,200(税込) 発売日:2009-02-19 |
☆ジャンル別
許されざる者 上 価格:¥ 1,785(税込) 発売日:2009-06-19 | 許されざる者 下 価格:¥ 1,785(税込) 発売日:2009-06-19 |
フロム・ヘル 上 価格:¥ 2,730(税込) 発売日:2009-10-10 | フロム・ヘル 下 価格:¥ 2,730(税込) 発売日:2009-10-10 |
弩 価格:¥ 1,785(税込) 発売日:2009-05-11 |
徳川家康 トクチョンカガン 上 価格:¥ 1,575(税込) 発売日:2009-09-18 | 徳川家康 トクチョンカガン 下 価格:¥ 1,575(税込) 発売日:2009-09-18 |
黒澤明という時代 価格:¥ 1,750(税込) 発売日:2009-09-11 |
思考の整理学 (ちくま文庫) 価格:¥ 546(税込) 発売日:1986-04-24 |
球界の野良犬 価格:¥ 1,365(税込) 発売日:2009-07-24 |
桜庭ななみ写真集 N・P 価格:¥ 3,150(税込) 発売日:2009-09-10 |
この世界の片隅に 上 (アクションコミックス) 価格:¥ 680(税込) 発売日:2008-01-12 | この世界の片隅に 中 (アクションコミックス) 価格:¥ 680(税込) 発売日:2008-07-11 | この世界の片隅に 下 (アクションコミックス) 価格:¥ 680(税込) 発売日:2009-04-28 |
高岡修『火曲』はAmazonでは取り扱っていない模様。
例外社会 価格:¥ 4,200(税込) 発売日:2009-03-19 |
☆担当編集者が思わず読みたくなったベスト10の1位
よろこびの歌 価格:¥ 1,365(税込) 発売日:2009-10-17 |
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