奇想庵@goo

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2011年1月に読んだ本

2011年02月02日 02時24分42秒 | 本と雑誌
1月の読書メーター
読んだ本の数:37冊
読んだページ数:10924ページ

同情できない四面楚歌?―フルメタル・パニック! (富士見ファンタジア文庫)同情できない四面楚歌?―フルメタル・パニック! (富士見ファンタジア文庫)
前後編の「追憶のイノセント」は正直もうひとつ。このシリーズでやる意味のない話。他は楽しく読める中短編で良かった。(☆☆☆☆)
読了日:01月01日 著者:賀東 招二
終わるデイ・バイ・デイ〈上〉―フルメタル・パニック! (富士見ファンタジア文庫)終わるデイ・バイ・デイ〈上〉―フルメタル・パニック! (富士見ファンタジア文庫)
下巻に向けてタメの状態。嵐の前の静けさか。(☆☆☆☆☆)
読了日:01月02日 著者:賀東 招二
終わるデイ・バイ・デイ〈下〉―フルメタル・パニック! (富士見ファンタジア文庫)終わるデイ・バイ・デイ〈下〉―フルメタル・パニック! (富士見ファンタジア文庫)
あとがきに書かれているように、宗介が枠を壊したことに衝撃を受けた。エンターテイメントとして、主人公とそれに感情移入する読者にピンチ(ストレス)を与えてそれをクリアすることでカタルシスを与える典型的なストーリーではあるのだけれど、予定調和的に元の鞘に収まるのではなく新たな一歩を踏み出した実感を味わえる稀有な作品となっている。ただ、かなめまで成長させるとラブコメが終わってしまうのでそこは寸止めなのが惜しい。仕方ないけれどね。(☆☆☆☆☆☆☆)
読了日:01月03日 著者:賀東 招二
ブレイズメス1990ブレイズメス1990
わずか20年前とはいえ未来の視点から過去を裁くのは酷な様にも感じられる。しかし、過去を検証することなしに未来を想像することなどできない。フィクションの力をもってしてそれを可能にしたという意味では興味深い内容だった。とはいえ、ここまでは理想の話。このあとの現実をどう描くのかがとても気になる。それでもちゃんとエンターテイメントとして描き切ってもらえるかどうか。(☆☆☆☆☆)
読了日:01月04日 著者:海堂 尊
どうにもならない五里霧中?―フルメタル・パニック! (富士見ファンタジア文庫)どうにもならない五里霧中?―フルメタル・パニック! (富士見ファンタジア文庫)
中尉殿の話はこれまでのフルメタ短編の中でも屈指と思わせるものだった。この作品と書き下ろし分を除くとややイージーな感じの作品が多かったけれど、相変わらず安定感はあるので十分楽しめるレベルではある。(☆☆☆☆☆)
読了日:01月04日 著者:賀東 招二
あてにならない六法全書?―フルメタル・パニック! (富士見ファンタジア文庫)あてにならない六法全書?―フルメタル・パニック! (富士見ファンタジア文庫)
学校内が舞台で手堅い作り。宗介らしさはあまり感じられなかったが、お約束な展開など健全なライトノベルらしい出来。もう少しハメを外して欲しい気もするが、仕方ないか。(☆☆☆☆)
読了日:01月05日 著者:賀東 招二
踊るベリー・メリー・クリスマス―フルメタル・パニック! 6 (富士見ファンタジア文庫)踊るベリー・メリー・クリスマス―フルメタル・パニック! 6 (富士見ファンタジア文庫)
複数の事件の同時進行、シリアスとギャグの混在、ディスコミュニケーションネタと洋物っぽい作りだが、それが成功しているとまでは感じられない。かなめやテッサがあまりにもだし、アーバレストも万能すぎ。要所要所には見せ場があって良かったけれど。(☆☆☆)
読了日:01月06日 著者:賀東 招二
はぐれ勇者の鬼畜美学(エステティカ) (HJ文庫)はぐれ勇者の鬼畜美学(エステティカ) (HJ文庫)
強くてニューゲームっていう着想はグッド。テンポも良い。設定も悪くない。ただ伏線の張り方がありがちな展開を予期させるものなので、それを裏切れるかどうかが今後の鍵になりそう。あと、鬼畜と言うほどではないね。(☆☆☆☆☆)
読了日:01月07日 著者:上栖 綴人
安心できない七つ道具?―フルメタル・パニック! (富士見ファンタジア文庫)安心できない七つ道具?―フルメタル・パニック! (富士見ファンタジア文庫)
宴会編。普通の学校生活からはみ出たところの方が生き生きと描かれている。「老兵たちのフーガ」は各人に見せ場が欲しかったかも。(☆☆☆☆☆)
読了日:01月07日 著者:賀東 招二
音程は哀しく、射程は遠く―フルメタル・パニック!サイドアームズ (富士見ファンタジア文庫)音程は哀しく、射程は遠く―フルメタル・パニック!サイドアームズ (富士見ファンタジア文庫)
クルツ主役の回。でも、バカやってるクルツが一番、「らしい」。整備の話は、ガンダムやパトやガンパレなんかで色々あるけど、フルメタでももう少し描かれてもいいかなと思った。(☆☆☆☆☆)
読了日:01月08日 著者:賀東 招二
つづくオン・マイ・オウン―フルメタル・パニック! (富士見ファンタジア文庫)つづくオン・マイ・オウン―フルメタル・パニック! (富士見ファンタジア文庫)
いよいよ急展開。怒涛の展開は凄まじいが、まだ一方的に殴られているだけ。この重さに見合った反撃に期待。ただちょっと敵が強すぎるような気も。反撃モードに入ったら敵が弱くなってるってのはシャレになんないしね。(☆☆☆☆☆)
読了日:01月09日 著者:賀東 招二
神様のカルテ 2神様のカルテ 2
前作は毒のないファンタジーって感じだったけれど、現実寄りになった分、楽しむことができた。日本では医療に限らず現場の情熱に寄りかかって成り立っていたりする。その努力に見合う見返りが少なかったり、選択肢が乏しかったりで、その歪みは必ずあちこちへと跳ね返る。それを改善しようという思いも見えてこないのが日本の不幸の源なんだろう。一止たちに子供ができてもハルが仕事を辞めずにいられるような社会であること、子供の教育に両親が十分に関与できる時間と余裕があること、それが遠い理想だなんて寂しいね。(☆☆☆☆☆☆)
読了日:01月11日 著者:夏川 草介
アバターアバター
初山田悠介。設定がユニークでテンポも良いが、それだけ。ミチコがSNSにのめり込む序盤の描写は素晴らしかったが、その後は出来の悪いラノベでも読むような感じに。キャラクターが薄っぺらだし、展開も強引、ラストはつまらない終わり方でがっかりした。アバターへののめり込みとリアルでの支配欲をリンクさせたのが間違いだったような・・・。(☆☆☆)
読了日:01月11日 著者:山田 悠介
ライトノベルの神さま (集英社スーパーダッシュ文庫)ライトノベルの神さま (集英社スーパーダッシュ文庫)
デビュー作だから文章や構成にかなり難がある点は仕方ないのかもしれないが、折角の三人称を生かしきれていないのが残念。メタフィクションっぽいところは良かったが、全体的に地味すぎて盛り上がりに欠けた。ヒロインたちが「いい子」すぎたしね。(☆☆)
読了日:01月11日 著者:佐々之 青々
フルメタル・パニック! 悩んでられない八方塞がり? (富士見ファンタジア文庫)フルメタル・パニック! 悩んでられない八方塞がり? (富士見ファンタジア文庫)
刊行順に読んでいるので、OMOの後に短編のノリについていけるか心配したが杞憂だった。MMOネタは定番だがキャラクターの魅力によって楽しむことができた。ただ文化祭ネタはどちらも切れ味が欠けているように感じられた。(☆☆☆☆)
読了日:01月12日 著者:賀東 招二
追想五断章追想五断章
小説の行方を追うという面白い設定に比べて、ストーリーは淡々と進み、盛り上がることなく着地した。「謎」は想定の範囲内で驚きはなし。平成4年という舞台設定は時代の雰囲気というよりも、携帯やネットの普及前という必然性ゆえかなあと。著者の作品の中では嫌いな方ではないけれど、物語として面白かったとは言えないといった評価。著者の苦労は伝わるけどそれが成功してるとは全く思わないし。(☆☆☆☆☆)
読了日:01月13日 著者:米澤 穂信
フルメタル・パニック! 燃えるワン・マン・フォース (富士見ファンタジア文庫)フルメタル・パニック! 燃えるワン・マン・フォース (富士見ファンタジア文庫)
OMOの壊滅的展開から反撃開始までのタメの時期ではあるけれど、安直な展開を許さないのは著者の力量だろう。ライトノベルに限らないけども、「甘えている」と感じる作家が多いし。ただこの一作だけを取ると爽快感に欠けていて盛り上がり不足は否めなかったりするのだが。(☆☆☆☆)
読了日:01月13日 著者:賀東 招二
ゴーストハント2  (人形の檻)ゴーストハント2  (人形の檻)
何度も読んだのに結構忘れているなあと。曾根の存在と真砂子の登場の遅れが大きな違いだけど、それが効果的だったかは微妙な気もする。今後の構成上必要なのかもだけど。あと、借り暮らしの妖精ってw(☆☆☆☆☆)
読了日:01月14日 著者:小野不由美
極北からの声―フルメタル・パニック!サイドアームズ〈2〉 (富士見ファンタジア文庫)極北からの声―フルメタル・パニック!サイドアームズ〈2〉 (富士見ファンタジア文庫)
渋い話だし、エンターテイメントとしての盛り上がりはないけれど、長編を補完する点では非常に興味深い内容だった。世界観における虚実のバランスは見事。表紙がおっさん二人じゃないのが残念(ぉぃ(☆☆☆☆)
読了日:01月14日 著者:賀東 招二
迷宮街クロニクル1 生還まで何マイル? (GA文庫)迷宮街クロニクル1 生還まで何マイル? (GA文庫)
ウィズ小説「隣り合わせの灰と青春」の日本舞台版って感じ。迷宮に挑む冒険者たちを群像劇に仕立てている。死や狂気の描き方は「ガンパレード・マーチ」を髣髴とさせる。文章に難があり、登場人物が多すぎて分かりにくいのが欠点。あと、一冊の本としては盛り上がりに欠けている。Webで発表されたものを切り分けただけってことだろうが、本として商品化するのであれば一冊ごとに見せ場は必要だろう。著者よりも編集の能力の低さなんだろうけど。(☆☆☆☆)
読了日:01月15日 著者:林 亮介
魚舟・獣舟 (光文社文庫)魚舟・獣舟 (光文社文庫)
正直、期待外れ。「華竜の宮」を読む前にと思って読んだが、不安を感じてしまう。SF短編臭に拒否反応を感じてしまうせいかもしれないが・・・。(☆☆)
読了日:01月16日 著者:上田 早夕里
GOSICKV-ゴシック・ベルゼブブの頭蓋- (角川文庫)GOSICKV-ゴシック・ベルゼブブの頭蓋- (角川文庫)
叙述ミステリはちょっと無理あるだろって感じだったけれど、設定上の展開が進んで今後が楽しみになってきた。コルデリア初登場はインパクトあり。ラストの引きも見事。(☆☆☆)
読了日:01月18日 著者:桜庭 一樹
“江戸”の人と身分〈1〉都市の身分願望 (〈江戸〉の人と身分 1)“江戸”の人と身分〈1〉都市の身分願望 (〈江戸〉の人と身分 1)
京・大坂を中心に都市における身分のあり様、意識を7本の論文で描いている。細部を詳細に書いている分、一冊全体としてのまとまりにはやや欠ける印象。武家や商家における家の存続と世襲の問題についてもう少し踏み込んだものを読んでみたかった。「商家の葬礼と人間関係」「掛屋と代官所役人」は読み応えあり。(☆☆☆☆)
読了日:01月19日 著者:
あの日にかえりたいあの日にかえりたい
感傷的過ぎる。いかにも感動を狙ったような物語ばかりという印象。それでも「翔る少年」は分かっていてもぐっとは来たけど。6篇とも過去・未来の幻想を扱った作品だけれど、ジャンルとしてはファンタジーになるのかなあ。(☆☆)
読了日:01月19日 著者:乾 ルカ
つどうメイク・マイ・デイ―フルメタル・パニック! 9 (富士見ファンタジア文庫)つどうメイク・マイ・デイ―フルメタル・パニック! 9 (富士見ファンタジア文庫)
ロボットアニメのお約束である新機体への乗り換えなど暗い流れを吹き飛ばすような一冊。その中でも、かなめが最後にらしさを出したことが一番気持ちが盛り上がった。さすがエンターテナー。最近の「おりこうぶって気取ったクソ」ラノベにうんざりしていたからw(☆☆☆☆☆)
読了日:01月20日 著者:賀東 招二
せまるニック・オブ・タイム―フルメタル・パニック! 10(富士見ファンタジア文庫)せまるニック・オブ・タイム―フルメタル・パニック! 10(富士見ファンタジア文庫)
さすがにシリーズも終盤に入ると重さが感じられるようになってきた。仕方ないこととはいえ、短編の能天気さが懐かしく感じられる(笑)。設定や展開が一昔から二昔くらい前のSFアクションものの雰囲気。悪いわけじゃないけれど、ありきたりさは否めない。残り2冊でいかにまとめてくれるのかに期待しよう。(☆☆☆☆)
読了日:01月21日 著者:賀東 招二
フルメタル・パニック!11  ずっと、スタンド・バイ・ミー(上) (富士見ファンタジア文庫)フルメタル・パニック!11 ずっと、スタンド・バイ・ミー(上) (富士見ファンタジア文庫)
ラストに向けて駆けているところ。ボーイミーツガールから主人公の成長というまさに王道の物語の大団円まであとわずか。一気に下巻まで読んでしまわないと。(☆☆☆☆☆)
読了日:01月22日 著者:賀東 招二
フルメタル・パニック!12  ずっと、スタンド・バイ・ミー(下) (富士見ファンタジア文庫)フルメタル・パニック!12 ずっと、スタンド・バイ・ミー(下) (富士見ファンタジア文庫)
エンターテイメントとしては「終わり良ければすべて良し」って感じでエピローグを楽しめた。いろいろあっても最後は「ああ面白かった」と言って本を閉じれたことが素晴らしい。ほぼ一ヶ月かけて22冊一気読みしたけど充実した時間だった。(☆☆☆☆☆☆☆)
読了日:01月22日 著者:賀東 招二
迷宮街クロニクル2 散る花の残すもの (GA文庫)迷宮街クロニクル2 散る花の残すもの (GA文庫)
人名事典が欲しいというのはともかく、女帝・真城雪が突出したキャラクターになってきたのでその点は魅力。一方、主人公は戦士としてはともかく女性扱いの上手さばかりが目立ってちょっとどうなのって気がしないでもない。それが個性なのは分かるけど。(☆☆☆☆☆)
読了日:01月23日 著者:林 亮介
クドリャフカの順番 (角川文庫)クドリャフカの順番 (角川文庫)
高校生なのに自分のことや人生について悟ったような賢しらな態度には相変わらずイライラするし、視点を4人の主観それぞれにした構成は演出上効果的ではあると認めるがイライラを増幅させたのも確か。多くの伏線が綺麗に回収されていく様は良かった。(☆☆☆☆)
読了日:01月24日 著者:米澤 穂信
放課後、ゲームセンターで ~電子の精たちに捧ぐ~ (GAMESIDE BOOKS)放課後、ゲームセンターで ~電子の精たちに捧ぐ~ (GAMESIDE BOOKS)
著者とはほぼ同年代なので懐かしさは感じるものの、それでも数年の差は当時としてはかなり大きいようにも感じられた。まあゲーマーじゃなかったってのも大きいけど。私もゲーム談義よりプロレス談義の方が興味深かったけど、そこでも数年の差がwww(☆☆☆)
読了日:01月26日 著者:箭本 進一
俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈3〉 (電撃文庫)俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈3〉 (電撃文庫)
1、2巻とはベクトルが変わって面白く読めた。ただウケ狙いって感じの黒猫とか、必要?って感じの麻奈美とか、ハーレム路線的には仕方ないのだろうけど・・・。細かな点にはいろいろあるけど、エンターテイメントとしては十分楽しめたってところかな。(☆☆☆☆)
読了日:01月26日 著者:伏見 つかさ
シアター!〈2〉 (メディアワークス文庫)シアター!〈2〉 (メディアワークス文庫)
1巻はストレートにストーリーでグイグイと引き込む作品だったが、この2巻は1巻では物足りなかった脇役たちの見せ場が満載で連作短編のような作り。今回もテアトルの話などでエンタメ論が出て来てニヤリとさせられた。楽しい会話のやりとりを描くことは重厚なテーマを語ることと同じくらい、あるいはそれ以上に価値あることなのにね。(☆☆☆☆☆☆☆)
読了日:01月27日 著者:有川 浩
ひかりの剣ひかりの剣
「武士道シックスティーン」シリーズに比べると、むさ苦しいけど(笑)、剣道ものって結構いいね。若者たちを手玉に取る阿修羅・高階がすべてを食っちゃった感じだけど。著者の説教臭さは、こうした青春ものの方が似合っているようにも感じる。テーマ性ばかりが強く押し出て、エンターテイメント性が犠牲にされている作品もあったけれど、本書はすんなりと楽しめる一冊だった。(☆☆☆☆☆)
読了日:01月29日 著者:海堂 尊
覆面作家は二人いる (C・NOVELS BIBLIOTHEQUE)覆面作家は二人いる (C・NOVELS BIBLIOTHEQUE)
『スキップ』や『ターン』でも感じたが、虚構性の高い描写に強い違和感を覚えてしまう。「円紫さん」シリーズで見せた緻密で流麗な筆致が本書では張りぼての玩具のように感じられてしまった。フィクションっぽさが狙いだと分かっていてもそれが成功しているとはとても思えない。発表された当時なら違った受け止め方になったのかもしれないが、今では読むに耐えない印象さえ受けた。(☆☆)
読了日:01月30日 著者:北村 薫
ショコラティエの勲章 (ミステリ・フロンティア)ショコラティエの勲章 (ミステリ・フロンティア)
作中にある「遊び心が欲しいな」という言葉が本書にぴったり合うように感じた。「日常の謎」系の連作短編としてはもっと華が欲しい。主人公は二十代の女性だというのに、「七番目のフェーヴ」では友人たちの愛憎を上から目線でばっさりと切って捨てる。何様だろうと思ってしまった。好奇心と称して首を突っ込むところも共感しにくいものが多く、キャラクターの造型に物足りなさを感じた。「約束」の回想部分の語尾が「ですます」調と「である」調で揺れていたのも気になった。(☆☆☆)
読了日:01月31日 著者:上田 早夕里
“江戸”の人と身分〈2〉村の身分と由緒 (〈江戸〉の人と身分 2)“江戸”の人と身分〈2〉村の身分と由緒 (〈江戸〉の人と身分 2)
いくつかの論文は専門用語が分かりづらく読みにくかった(私の勉強不足ではあるけれど)。「御百姓」意識や由緒についてはとても興味深かった。被差別民については近代のそれとは実態が異なると思うのでその辺りをもう少し注意深く示して欲しかった。(☆☆☆)
読了日:01月31日 著者:

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昨年は月当たりで日数を上回るペースで本を読むことはなかったので、1年以上振り。それでも37冊は一昨年の半年で250冊ペースよりは落ちる。あの頃本当にどんなペースで読んでいたのやら。
☆7つが3冊あるけれど、すべてシリーズもの。基本的にシリーズものは点が甘めなのは自覚している。『フルメタル・パニック!』は本編の方が評価が高めになっているが、ストーリー性があるためにどうしてもそうなってしまう。短編の方こそ私が求めているエンターテイメントの形に近いのだけれど。それを言葉でちゃんと評価できないでいるのが情けない限りだ。


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