酔眼独語 

時事問題を中心に、政治、経済、文化、スポーツ、環境問題など今日的なテーマについて語る。
 

小沢は誰の尾を踏んだのか

2009-03-05 05:24:17 | Weblog
 公設第一秘書が政治資金規正法違反で捕まった小沢一郎が記者会見し、検察に挑戦状をたたきつけた。その意気やよし、ではあるが、検察を相手に戦って勝った政治家は一人もいない。絶大な影響力を誇った田中角栄でさえひねり潰された。果たして小沢の末路やいかに…。


 《民主党の小沢一郎代表は4日午前、公設第1秘書の大久保隆規容疑者(47)が政治資金規正法違反容疑で東京地検特捜部に逮捕されたことを受け、党本部で記者会見した。小沢氏は「私自身何らやましいことはなく、秘書の行為は適法だ」として献金の違法性を否定。「それによってどうこうとは考えていない」と述べ、代表を辞任しない考えを表明した。「衆院選が取りざたされている時期に異例の捜査が行われたのは、政治的にも法律的にも不公正な国家権力、検察権力の行使だ」と批判した。

 小沢氏は会見で、「このような捜査が行われれば国民の人権を守ることができない。民主主義を危うくする」と語り、全面対決する姿勢を示した》=毎日jp=


 政治生命を保とうとすれば、こういう格好になるのかなあ。ここまで強硬に出られると、検察も黙ってはいないだろう。政規法の虚偽記載などという形式犯ではなく、贈収賄で狙ってくる。岩手県内を中心とする東北地方の公共工事がポイントになる。検察は小沢本人もパクる気になっているかもしれない。


 小沢の育ての親、田中角栄は「アメリカの虎の尾を踏んで」ロッキードの罠にはまった。独自の資源外交や中国との接近が、米国の権力中枢を刺激したというのだ。


 小沢はいったい、誰の尾を踏んづけてしまったのか。①アメリカ=対等の同盟関係主張②官僚組織=民主党政権への恐怖③日米財界=経団連は小沢に恨みがある--などが考えられるが、そう単純な構図ではないだろう。①②③に加え、さまざまな要素が絡み合って小沢潰しが決められていったと考えられる。

 4日の小沢会見で、本人逮捕もあると感じたのは当ブログだけではないはずだ。

 
コメント
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