おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

餌の幼虫をくわえるオオフタオビドロバチ

2015年11月07日 00時00分00秒 | 昆虫

写真1 昆虫の幼虫をくわえた蜂・ハチ、オオフタオビドロバチ。筆者宅のベランダ壁にとまっている
     筆者のカメラに気づき飛び去る。2015年10月03日09:17 



写真2 2分後に戻った写真1のハチ。上記ベランダ壁の近くに置いた椅子脚にとまる
     昆虫の幼虫をくわえたまま。2015年10月03日09:19



写真3 オオフタオビドロバチが巣の泥壁を開けて頭を出している。巣は椅子脚のネジ孔
     本年春(?)に孵化した成虫。巣孔から出られず果てた。餌不足で抜け出る体力なかった?
     10年ほど前、巣づくりを防ぐために孔にテープを張った
     しかし、劣化してオオフタオビドロバチが営巣



写真4(左) 泥で塞がれた椅子脚の巣孔出口(写真5の反対側)。来年2016年に孵化の巣
写真5(右) 泥で塞がれた巣孔出口(写真4の反対側)

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 2015年10月03日
 ベランダに出ると、壁に蜂・ハチ、小型のスズメバチのよう
 自分の体長より長い幼虫をくわえている(写真1・写真2)
 カメラを近づけすぎて飛び去る
 ほどなくして戻る(写真2)
 ジーと見ていると、なんとベランダに置く椅子の孔に入る(写真4・写真5)
 チャンス到来、駆除する、スズメバチのようだから

 ハチの名はオオフタオビドロバチ
 本種の特性は次のよう
  攻撃性は弱く、単独で行動する
  既存の孔に営巣するハチで、借孔性ハチ類、管住性ハチ類と呼ばれる(注1)
  蝶や蛾などの幼虫を捕まえるハチ、カリバチ類に分けられる(注1)
  捕まえられた幼虫は巣に蓄えられ、孵化した本種幼虫の餌となる
 03日はこれで終わり

 約1ヵ月後、11月06日
 あらためてベランダの椅子脚をみる
 なんと、オオフタオビドロバチが頭を出している、二つの孔から(写真3)
 さらに、両端の出口を泥で塞がれた孔、すなわち巣一つ(写真4・写真5)

 孔には劣化したテープ
 思い出す、10年ほど前、巣を造られると危ないので張ったテープ

 さて、泥で塞がれた孔をどうするか
 来春まで待つか、壊すか
 椅子孔はベランダ出入口の脇

 学名:Anterhychium flavomarginatum ドロバチ科
 注1 国立研究開発法人 森林総合研究所
     https://www.ffpri.affrc.go.jp/labs/seibut/bamboohymeno/takezutsubachi.html
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:上記 撮影地:埼玉県久喜市

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