写真1 ビール麦の先、ネギ畑にMさん。麦は、かつて冬作物の代表
写真2 ネギ畑で作業のMさん
写真3 ネギ畝を跨ぎ、雑草をとるMさん。横に畑の境界木、ウツギ
かつて畑を分けたウツギ、今畑のど真ん中。そのわけ、ウツギのみぞ知る
写真4 Mさんが取った雑草、軽4輪トラックの上
← Please click this green banner.
ブログランキングに登録しています。よろしければ、左の緑色部をクリックしてください。
04月02日、ネギ畑でビニールトンネルを解体していたMさん(72歳・注1)
本日18日、ビール麦の向こう、同じネギ畑で作業中(写真1・写真2)
ネギ畝を跨いで草を取り、竹籠に入れるMさん(写真3)
こんちわー、なに、なさってんですかー、と大声をかける
草を取りながら筆者の方へ、Mさん
次のように教えてくださる
草が増えないうちに取ってる
丈がまだ低いネギなので除草剤をふれない、ふると負ける
今後、ツチアゲを3回行なう、白い茎・白ネギを作るために
ネギ丈の伸びに従い作土を寄せあげる
そのたびに施肥、“ネギは肥料を食う”
草取り中の畑は借地
借地料は1反当たり5千円払っていると思う
経営を譲ったのではっきりした額を知らない
耕作放棄地の草刈りを請け負う農家がある
請負料は年4回で4万円と聞く
Mさんが暮らす集落は現在150世帯ほど
かつては60~70世帯、多くは農家
マチノテイ、すなわちマチに勤める分家や他所からの移住世帯が増えた
Mさんの青年時代、すべての農家でユウガオを栽培して干瓢を造った
今年、ユウガオ・干瓢農家は1戸
現在、農業で食べているのは5戸
干瓢+イチゴ+水稲 1戸
イチゴ+水稲 2戸
ホウレンソウ+水稲 1戸
ネギ+水稲 1戸(Mさん宅)
住宅地化、都市化もあり“農家らしい農家”は激減
注1:弊ブログ2015年04月09日。当地ではビニールトンネルの湾曲樹脂支柱をメハジキと呼ぶ
執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:2015年04月18日 撮影地:栃木県下野市