おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

ミツカ造成契機はカスリーン台風洪水被災

2015年04月02日 00時00分00秒 | 農村の水

写真1 Eさん宅の屋敷構え 屋敷の北側に洪水時の避難場・ミツカあり
     撮影地:埼玉県加須市・旧北川辺町伊賀袋(以下同じ)
     撮影日:2015年03月15日(以下同じ)



写真2 Eさんの屋敷は微高地・自然堤防の上に立地
     自然堤防は旧渡良瀬川により、左岸に造られた



写真3 Eさんの屋敷は微高地・自然堤防の端にあり、旧渡良瀬川に最も近い


写真4 旧渡良瀬川から見るEさんの屋敷


写真5 伊賀袋に残るミツカの一つ。富士浅間神社やEさん屋敷から続く微高地・自然堤防の上に造られている


写真6 写真5のミツカを北側から見る

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 ここは加須市・旧北川辺町伊賀袋、旧川ふるさと公園(注1)
 東武鉄道日光線新古河駅から旧渡良瀬川の右岸堤防を歩き着く
 東方に、屋敷林、母屋、ミツカ、納屋など当地伝統の屋敷構え(写真4)
 
 運よく、世帯主のEさんに会う(弊ブログ2015年03月19日
 ミツカ(写真1・写真2)を撮らせてください、と筆者
 “どうぞ、どうぞ、壊したいくらいだ”とEさん
 さらに、Eさんは次のようにご教示
   現在、伊賀袋でミツカ(住民はミツカボッチとも呼ぶ。)が建っているのは3戸
   かつて、全戸20戸ほどに建っていた
   Eさん宅のミツカは1947年(昭和22)09月のカスリーン台風洪水に由来
   洪水に遭った親たちが慌ててドロ・土を盛り造った

 なるほど、ミツカ造成契機の一つにカスリーン台風洪水被災あり

 注1 旧渡良瀬川の一部を埼玉県が整備。旧北川辺町は町営釣場・へら鮒乃里を整備
 執筆・撮影者:有馬洋太郎

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