おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

なに、なさってんですか71 草取ってます

2012年11月11日 02時59分31秒 | 農村

写真1 女性が石垣の際で何か作業中


写真2 取り除いた草はトロ箱に入れられる


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1.石垣には概して草は生えない。なぜ?
 棚田の石垣、棚畑・段々畑の石垣、城の石垣、庭の石垣を見るに、概して草に覆われた石垣は少ない。
 手入れが行き届いてるのか、はたまた石垣に草は生えにくいのか、定かでない。
 しかし、耕作放棄の棚田や棚畑の石垣は草や蔓に覆われるのを考えると、草のない石垣は人間の手が入ってるのであろう。その例を次のように見る。
 
2.石垣の草をとる女性
 2012年11月3日11時10分頃、岡山県の西部を流れる一級河川高梁川の右岸、高梁市肉谷に着く。ここは棚田の集落。約20年ぶりに訪ねる。
 まず集落を見わたそうと、高梁川と並行するバス道路の脇にある棚田に上がる。バスといっても1日に4便。
 見ると、女性が4段目の石垣の際で何か作業中(写真1・写真2)。2段目から声をかける。
  <なに、なさってんですか> 草を取ってます。
  <1ヵ月に1回ぐらい取るんですか> 気が向いたとき。
  <(迷惑のようだ。また他所者が女性と長々話すのは気がひける)そうですかー、ありがとうございました>

3.石垣の草取りは、生活道路は協働、棚畑は個別
 筆者の故郷も石垣の集落、棚畑の地。小学校入学の頃、1955年頃、8月のお盆前、大人たちは一斉に生活道路の石垣の草をとっていた。それは協働による生活道路整備の一部だった。その整備はミッツクイ(道造り)と呼ばれた。
 また、祖母は時間があると棚畑石垣の草を取っていた。

 引用・参考文献等:当ブログ2012年11月04日05日06日
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2012年11月03日 撮影地:岡山県高梁市肉谷
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