ホワイトシェパード・アリエスの日々 ≪一雲日記≫

いつまでもどこまでも一緒に歩こう!

故郷合宿記 ~ 再会編 ~

2008-05-25 | 0~1歳
 昨晩仕事を終えてから羽田へ直行し福岡へ。申し訳ないことに、犬舎に泊めて頂いてしまった。ホテルを予約していたのだが、ブリーダーさんの「できるだけ早くアリエスと会い、長く触れ合えるように」とのご配慮から。なんとも有難いことで恐縮する以外になかったが、半日早く再会できるのは心底うれしかった。
 別れる時、再会できる日はさぞ感極まることだろうと予想していたのだが、電車に揺られながら少し違う思いがしていた。1週間を経て、私自身アリエスと落ち着いて対面できる気がする。喜びを、わーっと表現するのではない伝え方ができるのではないだろうか。
 アリエスは私を忘れてはいなかった(と思う)。ぎゅうっとしながらアリエス臭をしみじみ味わった。彼はまるで自分の家のようにあちこち入り込み、床の真ん中に寝転んでいた。ゆったりしたいい子ですねと何度も褒めてもらえる彼を見て、私もゆっくり伸び伸び楽しんで毎日を過ごそうと思った。彼に必要なのは焦ってあわてる相棒ではないのだ。彼と自分を信じること、信じてやってみること。性根を据えてヒト社会の行きかたを伝えること。空港であんなに辛抱できた彼、相手犬によって適切な態度で接することができる彼、興奮をうまく解消して歩けばまったく黙っててくてく歩く彼。私はこの「合宿」で自分の足りない点と彼の能力について知ることができた。

 自宅に到着するとなんとも訪問者の多い日。これまでは誰か来るたびに家の中で落ち着かせようとしていたが、今日は門までいちいち彼と共に出た。吠えたら謝ればいいし彼に対しても対応できる。一度は「ウオッフ」と言うには言うが、すぐに近づいて挨拶し撫で回されていた。できるじゃん、大丈夫じゃん!そして、これまで挨拶する程度であった人々も、アリエスの話題で会話が弾む。この子共々宜しくお願いしますという気持ちでおつきあいをお願いすることに、自然になる。門を開け心を開け、私も彼と成長させてもらえるのだろう。

 夜が更けても犬達のことを熱く語り、のこのこやって来た人間にごちそうをし、宿泊から散歩までさせてくださり、そして1週間にもわたりアリエスに気を配り私の修正をしてくださったブリーダーさんとご家族。実り多い合宿を、手厚いサポートを、本当にありがとうございます。

 写真は子犬達と遊ぶアリエス。