ホワイトシェパード・アリエスの日々 ≪一雲日記≫

いつまでもどこまでも一緒に歩こう!

子育てって

2008-05-04 | 0~1歳
 アリエスが吠えることで、アリ子母と「育てる」ということについてよく話すようになった。これまでも家族の中である程度のコンセンサスを持っていたが、壁にぶつかると語り合う機会も増える。

 アリ子母は、あちこちに揺れる私を見ながら自分の子育てを思い出すようだ。迷いぶつかりながら進む道。正解はどこにもなく、いやたくさんあり、しかし将来に明確な答えが出るであろう問題。
 これまで、できなかったことも短時間で克服し順調に成長してきたアリエスを逆に心配していたらしい。いやーうまくいかないことがあってよかった、と。確かにその通りだ。年齢にそぐわない理解力と考える力、自制心を持った彼。過剰な期待はまちがっている。困難があったほうが、あとで成長できるものよ。・・・そうか、そうだよね。

 普段はアリエスと私だけで散歩をするが、今朝はアリ子母が付き合ってくれた。アリエスの吠えは明らかによく分からない外界への不安と緊張に思える。そこで家の中と同じように話し声が聞こえている状況を作ったらどうだろうか。そういう趣旨だ。それから普通に歩くのは、彼にはのろすぎるのではないか?私が小走りなら、彼は決して前に出ることなくついてくるのだから。
 のんびり話しながら歩いては時折私と一緒に走る。そして歩いてくるアリ子母のところまで引き返す。それを繰り返した今日は、運動量も増え吠えることもほとんどなく帰ってくることができた。午後にも車で出かけ、広い道で散策を楽しめた。吠えるのを我慢できた彼は、心なしか少しお兄ちゃんに見え、ちょっとだけ自信を持ったようにも見えた。

 失敗しても怒っても、すぐに次へ。やり直せることは失敗とは呼ばない。アリエスを赦しふがいない自分を赦し、頭を垂れずに進むのだ。アリエスを守り導くことは24時間365日休みのない私の仕事。犬の群れではリーダーたるもの、そうやって毅然としているのだろう。気づいてみれば、結局はアリエスが私を育て日々の姿勢を変えてゆく。この子は天佑というものなのだろう、本当に。理解できない状況にあっても不安を補って余りある信頼を寄せられるよう、少しずつでも努力していきたいと思う。けれど悲壮感はなく、振り返ってそれも楽しかったなと思えると分かっている自分がいる。何より今が充実していると感じるからかな。

 早朝の藤棚、午後はやぐるま草の道。花のゴールデンウィーク。

 

兄弟辞典

2008-05-04 | 0~1歳
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 アリエス達のお父さんは春日部のクリームくん、お母さんは福岡のいろはさん。ブリーダーさんによると、クリームくんはシェパードらしい低い歩様が魅力とのこと。いろはさんはまさにオオカミといった美貌と大きな耳、これらは犬舎の誇りとも言えそうだ。アリエスの検討をしている時、犬舎のHPやオーナーさん達のブログなどから、ある程度の「人物関係図」を調べた。これを眺めるとブリーダーさんの苦労のあとがよく分かるし、ブリーディングの上で意図している理想が垣間見えてとても興味深かった。わが子が決まると、あっという間に放り出したけれど。

 さて、唯一の男兄弟テーオくん。噂によれば心優しき紳士だ。あくまでも白く、立ち姿の気品などは惚れ惚れする。どこから見ても男前です。けれどお腹丸出しの寝姿はアリエスにそっくりの3枚目風で、・・・ということは「イケメンで話もおもしろいモテ男くん」ということかな。

 我らがツナデ姫。つぶらな瞳に秒殺されます。先住のアニーお姉さんとの美人姉妹。年頃になったら、かぐや姫状態でパパさんは悩むのでしょうね。こんなにかわいい顔をして、彼女は海も池もすでにへっちゃらなバリキャリ。最近は食欲が出て、毛並に磨きをかけているみたいです。

 かわいい兄弟達と一緒に年月を重ねていけることは、心強くうれしいものだ。これもアリエスがくれた大切な交流。