おサルのダイアリー

棋力はサル並み?のウッキーが将棋に向かう日記

徐々に

2013年08月12日 | 将棋(その他)

20121021153949ca9 実は第2部までしか読んでないのよ…

 日曜日の▲ヒロ君-O相談役の将棋から。中盤の入り口までヒロ君が冷静にリードしていたのだけど、読みにない手を指されて調子を乱し、ここでは逆転して後手優勢。おまけに時間は残り3分と相手10分以上と絶体絶命。とにかく相手玉にパンチを…との▲7五歩にO相談役は△9九銀▲7七玉を決めてから△7九角成と金を取ってきたが、この寄せはどうだったのだろう?

 20130811_hirookada47  ここは(△)何が良かった?

 ひと息ついたヒロ君が、ここから怒濤の王手ラッシュをかける。▲7四歩△同玉▲7五歩△8四玉に▲9五金!

20130811_hirookada55 取れば▲8五金の一手詰め。

 横で眺めてて(おお…)と思ったものである。気圧されたか△9三玉と逃げた手に、▲7九飛と角を取って△8八銀打の王手飛車取りに▲6六玉と上部に逃げ出し、△7九銀不成と飛車を取らせている間に、▲9四歩△8二玉▲9三角△7二玉▲8二金△6二玉▲9一金と一気に追い込む。次に▲3二飛と打つくらいで挟撃完成…の局面で、O相談役の△5五銀が飛んできた。

20130811_hirookada68   ベテランに火が付いた?

 黙って▲7六玉と逃げておけば、相当寄りがない…と思って見てたら、時間もないせいで直ぐに▲同歩、当然△3六飛と王手馬取りを食らって将棋は終わり。それでも顔色変えずに▲5六銀と埋めて指し続けたのにはチョット感心。

 前のエントリで「ここのところ少しずつ強情な手が…」と書いたけれど、王手ラッシュを掛けながら上部開拓、ビックリさせるタダ捨て(▲9五金)、王手飛車を掛けさせながら、手順に中段玉に泳ぎ出す…と、混戦の中での力強さが見られるようになってきた。

 (あるいはこちらが本性かも…?まさかヒロ君もフォースの暗黒面に!?)と思ってしまうくらい(苦笑  寡黙で対局中も無言、悪くなってもあまり顔に出ない、と将棋の傾向(定跡党で研究派っぽい?)と合わせて、「優等生」というイメージだけでなく、時と場合によっては「腕力もあるのだよ、腕力も!」という将棋も、これから徐々にさせて行ければ…と願ったりしたりして。 ちょっとだけ期待。

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