(3の続き) 勝ちが見えてきたので、慎重(チキン)な手順で寄せていく。図での第一感は▲5五角で勝っている(勝たねばならない)と思ったのだが…
▲5五角に△6四銀とか△5四銀とかを心配して、▲7四銀△5二玉▲6四桂と「優勢なときは蚊にも刺されたくない」感じの手順(特に△6四桂と逆に打たれないように… 何たるチキン 笑)。 それでも△4一玉から3一~2二と逃げ込まれるとどうしよう?とビビっていたのを見た瀬川先生は残り時間も考えられて△6二玉と指してくださった。(ホントに優しい) ▲5五飛△5三歩▲4五桂と飛車桂が気持ちよく働き出す。
△6一桂の受けに▲7二桂成!△同玉▲5三桂成△6四金▲6三成桂!と、上手にうまく誘導されてキレイな終局図になった。
この作戦を初めて実際に使ってみて思った・分かったコトは多々あったわけで、やっぱりやってみないと分かんないなぁ、としみじみ。 勝てて「嬉しい」というより「ホッとした」だし、もっと言うと「本当にありがとうございました」だとつくづく思う。
最後の辺りだけ見れば下手の快勝というより、完勝に近いのだけれど、これは上手の共同作業のおかげであり、瀬川先生は「十分、有段者ですよ」と言ってくださったが、その力量がないのは本人が一番よく分かってる訳で(笑)
ま、それでも2年以上前に書いた『いつか使う機会をジッと待っている、そして勝って、この本に「お世話になりました」と言いたいのだが…』 2007.11.26 という宿願?宿題?を一応果たせましたかね? (将世の講座からすると10年ほど前から保温してて、腐っていそうなご飯だったかも。 苦笑)