2011年4月6日(水曜日)
気象庁がホームページで放射性物質拡散予測を公開したというので
ホームページ(http://www.jma.go.jp/jma/index.html)をのぞいてみたが
どこにもそれらしきもんが見当たらない・・・
わたしの探し方が悪いのか・・・
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110405-OYT1T00872.htm?from=main3
指示されて…気象庁、放射性物質拡散予測を公開
東京電力福島第一原子力発電所の事故で、
気象庁が放射性物質の拡散予測を連日行っていたにもかかわらず
公開していなかった問題で、同庁は5日、
拡散予測を初めてホームページで公開した。
枝野官房長官が4日、公開を指示していた。
この拡散予測は、放射性物質の
〈1〉地上への降下量
〈2〉大気中の濃度分布
〈3〉大気の流れに沿ってどう流されたかを示す
「流跡線」の3種類。
同原発からの放射性物質放出量などが不明なことから、
同原発から1ベクレルの放射性ヨウ素131が放出されたと
仮定して計算した。
地上への降下量についての最新予測によると、
4日午後3時から72時間で放出される
計1ベクレルのヨウ素131は、風に乗って南西方向に拡散。
その結果、7日午前9時までに地上に降下した積算量は、
東北南部から関東までは1平方メートル当たり
10兆分の1ベクレル程度に薄まっていた。
沖縄本島付近~朝鮮半島南端では同1000兆分の1ベクレル、
台湾ではさらに100分の1小さい値の
同10京分の1ベクレルとなっている。
(2011年4月5日20時51分 読売新聞)
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110406ddm002040053000c.html
東日本大震災:福島第1原発事故 放射性物質の拡散予測、気象庁公表
◇IAEA仮定条件データに
気象庁は5日、東京電力福島第1原発の事故を受けて、
国際原子力機関(IAEA)に提供している
放射性物質の拡散予測を公表した。
枝野幸男官房長官の指示を受けた対応だが、
より詳細な政府の予測システム「SPEEDI」の情報は、
1度公開されて以降は非公表というちぐはぐな対応となっている。
気象庁は、世界気象機関(WMO)が86年の
チェルノブイリ原発事故を受けて作った枠組みに基づき、
事故直後から4日までに計23回、IAEAに情報提供した。
予測の基になるデータは放射性物質放出の実測値でなく、
IAEAが示す仮定の条件を使っている。
同庁は「予測は周辺国への影響を調べるためのもの。
100キロ四方ごとに計算した大ざっぱなもので、
国内の原子力防災に利用できるものではないと考えている」
と説明する。
気象庁は今後、予測を不定期に同庁ホームページに掲載するが、
「強い要望があったので公表したが、
実態を表したものではないので注意してほしい」としている。
【飯田和樹】