今日の考え事〈applemint1104〉

自分の体験やニュース、テレビドラマや映画などについて感じた事を素直に書いて行きます。

NHKスペシャル「トランプ大統領の衝撃」11/12の感想

2016-11-15 11:45:59 | テレビ
マスコミの予想が覆されて思わぬ勝利を勝ち取ったトランプでしたが、このどんでん返しに関してNHKが三者の意見を交えて冷静な分析をしていました。
こういうストーリーを前もって書いていたのかとビックリです。
 
元防衛大臣の岡本さんがオバマの弱腰が国民はイヤだったと言えば、キャンベルさんが「強いアメリカという顔の裏に沢山の傷ついた人々がいた。退役軍人、障害者となった人々や、グローバル化で仕事を失った人たちがいる」と言います。
それら人々の強い主張「アメリカは変わって欲しい」という声が噴きだしたのだと、言われてみるとそうだろうなと思いました。
 
私は普段からアメリカのイラクやシリア攻撃を呆気にとられて見ていました。
ガンガン空爆して、民間人が亡くなっても平然としている。
志願兵と言え、危険な国へ出兵していく国。どれだけ国民は心が強いのか。
世界の警察という存在を認めているのか。自分の命も銃で守らなければならない国。
日本とまったく違う国として、雲の上の存在だと思っていました。
でも、やはり、それに対して反発している人が大勢いたのですね。
製鉄所では中国に仕事を奪われ、失業者が溢れている。
戦地で心と体を病んだ人々。不法移民と、老後の社会保障の不安など。
国内で不満が続出するのも当然です。
 
しかし、国際社会のトップリーダーとして力を発揮してきたアメリカがそのポジションを降りると、世界の構造が揺らいでしまうのです。
そしてあくまでもその基本は「自由と民主主義」なのです。
どうする、この葛藤を…。

でも大統領選が終わってからのトランプは意外にも穏やかです。
これからは周りの意見も聞き勉強もして、今までの勢いはなくなり中庸な方向へ行くのではないか…と、トランプ氏への期待も語られていました。
 
そして心配なのは、変わりゆく米国に対して、日本も大幅に政策の転換を迫られるのではないかということ。
これは今まで散々語られてきました。
TPPは完全に座礁するだろうと。(甘利さんの苦労をどうしてくれるのよ‥)
一方、皮肉な見方も。
実はグローバリズムの恩恵を受けて来たのは米国だと。
保護主義になれば損をするのは米国だと、みずほの人が言っていました。
 
さて、日米安全保障ですが、これまでトランプは「同盟国の駐留経費をもっと増やせ、日韓は核武装させてもいい」と言って来ました。
でも、ゲストの人たちの意見は、今でも限界まで経費を出している、それ以上要求するなら同盟国として「離婚」ということになるだろう、と言うのです。
これは驚きです。離婚って、本当にそんなのがあり得るんでしょうか‥
非核三原則の日本の立場を、これからも揺るがすことは出来ないと。
また、駐留していて一番利益を受けているのは米国だということを認識せよ、と強気の発言でした。
 
最後に、このような内向きの自国第一主義は、ヨーロッパにも広がりを見せつつあるのを取材していました。
フランスでは来年選挙戦ですが、極右政党が人気を集めています。
独とイタリアもその傾向を見せています。
着々とトランプ陣営はヨーロッパの政党とも接触しているのです。
「このような悪質なナショナリズムが世界を席巻しているが、そうなった後に起こるのは戦争や悲惨なことばかり、もっと歴史に学ぶべきだ」
と評論家は指摘します。
日本は今までの思想と立ち位置を守らねばならない、と釘を刺すようなコメントでした。
 
まったくその通りですが、少しずつ変わっていかねばならないのも当たり前です。
ごく自然に変化しないといけないのでしょうね。
まさに「背に腹は代えられない」というものです。
さて、こういう今の見方が、一年後にどう変化しているのか。またここに書き込めればいいですね。
 
 

地下鉄の電車で目撃した異常な事

2016-11-11 10:46:41 | 日記
昨日の夕方、仙台地下鉄南北線の泉中央駅から電車に乗った時に起きたことです。
 
時間は4時過ぎでした。車内は勤め帰りの時間には早くそう混んでいませんが、座席はほぼ埋まり立っている人もいます。
泉中央駅を出てから、私は車両に妙な人がいるのに気がつきました。
リュックを背負いアノラックに帽子を被った若い男の人、その人が変な動きをしているのです。
 
とにかく、動き方がおかしい。急にタタッと小走りで移動したと思うと、立ち止まっています。
そして何か解らぬ事をブツブツと呟いています。
一時的なものだろうと気に留めないでいたのですが、だんだん動きがおかしくなってきました。
車内をジクザグに動いています。
そして時々変な声を上げます。後方のドアへ移動したと思ったら、甲高い声が起こりました。
笑い声か叫び声か分かりません。男が奇声を発しているのです。
 
私は目の隅で追っていました。
すると突然男が走り出し、吊革につかまっていた若い女性(スーツ姿)の後ろに立ち、抱きしめました。そして、こともあろうに、髪をベロベロと舐め始めたのです。
女の子は振り払って逃げ出し、別のドアへ走り、友達のような人の所へ行きました。
男も走って女の人に追いつき、また抱きつこうとします。争っています。女の人は抵抗しています。唖然として見ていました。
そして他の乗客は誰か助けてくれないのかと見ていました。
でも男性客は大勢いるのに、誰もこの異変に気付いていません。
いねむりをしたり、スマホに夢中です。
女性客がみな視線を投げかけ、この出来事に注目していました。
 
男は女の人から離れ、また元の位置に戻っていきました。
次の駅で女の人は降ります。
男はまたもやあっちへ行ったりこっちへ来たり。
 
女性客に緊張感が走ります。
私は仙台駅で降りるつもりでしたが、そこまで持つか?下車しようかと悩んでいました。
すると勾当台を過ぎた頃から、女性客が席を立ち始めました。
広瀬通りに着くと若い女性客がかなり出て行きました。みな憮然とした表情です。
私の隣の、コートにハイヒールの若い女性もこらえかねたように降りていきました。
 
私はまぁおばさんなので、男には無視されましたが、やはり若い女性を狙っていたようです。
そして何事もなく仙台駅に着き、私は降りました。
 
ああいう人は変質者なのか障害があってあのような行動を取るのか、判断できません。
理解を越えた人です。
男性客がほぼ気付かなかったのは驚きでした。
男性も怖いでしょうから手出しは出来ないでしょうけど、力を合わせれば何とか出来るのではないかなぁ。
また、突然人に襲われた時どのような行動を取ればいいのか、考えさせられました。
何かされたら、構わず大声を上げる事ですね。それは自衛のために、やっていいことではないかと思います。

「レディ・ダ・ヴィンチの診断」5話の感想

2016-11-09 14:41:27 | ドラマ
これはある症状を起こした患者がそれにとどまらず幾つもの症状を起こし、重症化していくのを、
解析診断部という7人の様々な分野の女医が力を合わせて解明していく話です。
 
NHKのドクターGをドラマにしたような感じです。
今回は、屋上から落ちて怪我をした建築士の話でした。
はじめ自殺と見られたのですが、どうもそうではないよう。
色々な病気の可能性を女医たちは話し合いますが、どれもしっくりこないのです。
志帆は患者に絵をかかせて、患者の奥山が空間の半分が見えていないのを突きとめます。「半側空間無視」というものです。(中居くんのドラマになかったっけ?)
さらに調べると、どうも脳梗塞をあちこちに起こしているよう。
それは心臓の心房細動から来ているのでは?と部長の岩倉が推測しますが、そうでもない。
 
志帆は娘のまおの話からヒントを得ます。
これがとても不自然な会話です。
なぜ娘がそんな鋭いヒントを言うのか、都合のよい突っ込みな感じです。
そして志帆は疑問を抱きながら患者の妻との話で、病気の因果関係を発見します。
 
重箱の隅をつつくような細かい推理で病気を突き止めるのです。
志帆は脳神経外科の天才医らしいですが、推理も天才、なのでしょう。
頻発する脳梗塞は、実は卵円孔開存症が原因でした。
右心房と左心房の間に穴が開いていてそこから小さな泡が流れ出すのです。
 
それにより脳梗塞が度々起きていたのだと。腹圧が上がることからそうなるのだとか。
すごい‥
滅多にない病気をピンポイントで当てたのです。
 
そして、こういう晴れがましい職場とは裏腹に、志帆自身は濃い闇を抱えていたのです。
それは、このドラマ全部を覆す恐ろしい現実でした。
 
どうも、志帆は自分に娘がいるという幻覚に捕らわれているようなのです。
毎回出てくる女の子が、実際はいないのです。(ぞーっとしました)
時々何らかの刺激があると、志帆は頭痛を起こします。すると何もかも手につかなくなって職場を離れてしまうのです。
 
天才的外科医の彼女は、何かの理由で前の病院を離れました。
その理由はどうも恩師である北畠だけが知っているようです。
 
という粗筋でした。長くてゴメン…
 
素朴な感想ですが、こんな素晴らしいチームがもし自分を診察してくれたなら、どんなに幸運だろうと思います。
 
でもドラマ的には…、女医7人がみな似たり寄ったりの印象でお互いの存在が薄まっています。
そして幻覚を見続ける天才外科医が、仕事に支障をきたすほど苦しめられています。
私は、普通に会話している親子を微笑ましいと思っていました。
なのに、それが彼女の頭が作り上げた娘だというのは…恐ろしすぎます。
そのミステリーの部分が、尺が短いせいか響いてこない。
また、私の感想ですが、吉田さんがあまりにも活躍していて、もはや新鮮でなくなった感が強いのです。
こういう特別な役は、意外な人にやってもらったほうがいいのでしょうか。
 
私は吉田さんが大好きです。キリッとしていて、何て美しい人だろうと見とれてしまいます。
でもテレビに出すぎてしまったのかなぁ。CМも10本以上ですもんね。ちょっと残念です。

「地味にスゴい!校閲ガール」5話の感想

2016-11-04 09:32:35 | ドラマ
今回は中身がたっぷりの一時間でした。
仕事がパワフルなのと行動が素早く大胆という悦子に、周りも振り回されながら、やがて認めざるを得ないという事態になっていきます。
台風の目のような彼女です。
 
今週悦子は一目ぼれした小説家兼モデルの折原と初デートをしたりします。
また「クラッシィ」のスタイリストから雑誌のディレクターになったフロイライン登紀子という憧れの人が、イタリアで本を出版するのを知ります。
その校閲を任された悦子は、緊張します。
が、イタリアという遠くの地の情報を確かめる術がないことに不安を感じ、苦肉の策を考えます。
町でアンケートをイタリア人に配り、情報の真偽を確かめようとします。
編集部が「文章だけの校閲でいい」と言ってるのに…またこの出すぎた行為です。
 
彼女は自分の考えでどんどんやってしまいます。
こんな人がいたらそれはそれで凄いと思うんだけど…。
 
さてさて、意外や意外、伝説のスタイリストであるフロイラインは、実際社に来てみるとワンマンディレクターでした。
周りの人やスタッフを一刀両断する鼻持ちならない人です。
悦子は思わず「そんな人だったんですか…」とつぶやいてしまいました。
 
一方、悦子の後輩の森尾はずっとグダグダしています。
「何がやりたいのか分からない」「ダメ出しされる」「熱意が起きない」のようなことを同居人の折原にぶつけています。
私は、この本田さんのかったるい演技が気になってしょうがありません。
脱力系というか、これは桃井かおりを意識してるのか?
(それはない)演技が下手なだけなんですかね。
しかし、これは賛否両論のよう。こういう演技を支持している人もいるようです。うーん…
 
自棄的な森尾と、結果が出なくてもどんどんやりたいことをやってしまう悦子。
自然に意見がぶつかってしまいます。言い合って気まずい雰囲気に…
 
悦子は編集の八郎に注意されます。何でもかんでも思った事をすぐ喋りすぎると言うのです。
「そうなんですよね。私って頭と口が直結してるみたい」と彼女は反省してる様子ですが、次のシーンではケロリと路上でビラを配っていました。
 
ところが、この悦子の独りよがりな行動が功を奏して、ビラを受け取ったイタリア人から沢山のメールが届きました。調査に協力してくれたのです。
それを知って、フロイラインも心が変わりました。
何でもかんでも「無駄だ」と指摘する彼女が、無駄な仕事ばかりの悦子を認めたのです。
 
いつも全力で物事に挑む彼女が、周辺を明るくし、困難を軽々と乗り越えていきます。
与えられた環境の中で精一杯生きてるという、奇特な人ですね。
 
今回はちょっと反省させられました。
悦子の派手な服装はちょっと…と思う、だけど頑張っている。まぁきれいだからサマになるんだろうけど。
活力がありますよね。いつも楽な服装の自分を思わず振り返ってしまいます。
このくらいしてもかまわないんじゃないかと。
悦子の部屋もキッチュだけど、可愛いです。じーっと見てしまいました。
小道具さんの努力ですかね。
 
いやー、見どころ満載でした。悦子の行動力と表現力。校閲にしておくのは勿体ない。
むしろこれまでどんな人生を生きて来たんだろうと興味が起きます。
 
光と影の二人に挟まれ、菅田君の存在感が希薄です。
でもよく見ると、ちゃんと役作りをしているんですね。観察してみて下さい。

「カインとアベル」3話の感想

2016-11-02 11:23:47 | ドラマ
スタンダードなビジネスと家族の話になって来ましたね。
カインとアベルという語句を検索すると、「韓国ドラマ」とワードが出て来ます。
原作は韓国なんでしょうか。まぁフジだからあり得ます。
そう言われてみると、韓国はこういう分かりやすい骨肉の争いみたいなのを描くのは上手ですよね。
 
今回は兄弟二人にそれぞれ苦難がやってきます。
兄の隆一は突然バンコク支社から報告があり、開発プロジェクトが資金不足だと告げられます。100億円の資金が追加で必要だと言うのです。
その前に高島弟の父親から、隆一はバンコクのプロジェクトが軌道に乗れば、次の株主総会で隆一を社長に押すと言われていました。
 
隆一はどこかのファンドから100億円融資すると言われます。
でも、条件として議決権付き株を発行して欲しいというのです。
そんなことをしたら、タカダは乗っ取られてしまいます。隆一は真っ青に…
そして色々と手を打つのですが、全く解決策が見えてきません。
1人で抱え込んでしまう可哀想な隆一。今まで優等生でやってきて、成功体験しかない彼でした。
どうしていいのか、全く途方に暮れてしまうのでした。
 
方や、優の方も一難です。
これまでやって来た仕事に暗雲が立ち込めます。
アウトレットモールの建設の入札をして、今にも工事着工にかかろうとしているのに、突然環境保護団体がやってきました。
そして声高に建設反対を唱えるのでした。
大掛かりな反対運動は、マスコミにも取り上げられて(ナイナイ‥笑)派手に報じられます。
代表の佐野は、タカダに妥協案として地元の建築会社を採用しろと迫ります。
 
優は何度か佐野と会い、不審感を持ちます。
その場で調べたら、なんと、地元有力者の兵頭(イッセー尾形)が、地元建築会社と繋がっていたのです。
私はイッセー尾形が市長だと思っていたら、違いました。
環境保護団体は偽物だとばれてしまいました。兵頭が仕組んだ罠だったのです。
仕事を地元建築会社に入札させるために、偽の団体を作るという芝居をしたのです。
 
…もうお笑いですね。マスコミに取り上げられたら一発で偽物と分かってしまうでしょうに。
この辺が韓国らしいですね。
あちらの国では「だます」というのが頭がいいと称えられる価値観らしいです。
人を出し抜いたり嘘をつくのは「あっぱれ」なことなのですって。‥
 
ところで、絶望のふちにいる隆一。
今まで陽の当たる道を歩いてきた彼のブライドは、見事に打ち砕かれました。
「なぜ人に相談しない?」「分からんファンドで解決するなよ」と思いますが…。
そして「カインとアベル」の題のように、弟に対する嫉妬がマックスになります。
隆一は優の仕事の成功を聞いた後、自分のオフィスの部屋で物に当たります。
醜い嫉妬心が露わになります。
これは何か見ていられなかったです。こういうむき出しの敵意が、男同志の兄弟にあるんですね。
怖いです‥
 
隆一は自分を慕って信頼している弟、優に、昔父親の万年筆を探し当てたのはお前だと告げ、万年筆を返します。
その後、隆一は姿を消すのです。
おい、100億はどうした。卑怯だぞ…
そんな彼を恋人の梓は冷静に見つめます。
 
いや~、ドラマの定番らしくなってきました。
色んな要素が適宜盛り込まれ、細部は変な部分がありますが、おおよそ筋が通っています。
カナさんは、はきはきしたきつめの役ですが、愛くるしさとほんわかしたムードでそう見えません。
山田君はこういう大人のドラマに出られて良かったですね。
このようなドラマの中で、どう見えるかが大事なんですよね。
 
長男は…、おいどうした‥。行方不明になってホームレスにでもなるのか。
それとも一時の失踪か。自分に失望して性格が変わってしまうのか?
来週から更に面白みを増しそうです。