今日の考え事〈applemint1104〉

自分の体験やニュース、テレビドラマや映画などについて感じた事を素直に書いて行きます。

「最高の離婚」スペシャル2014の感想

2014-02-10 16:14:52 | ドラマ

1年ぶりに見たお陰で何かすっかり気持ちが離れ、初め馴染めませんでした。
瑛太が騒々しくて挙動不審だし、必要以上にドタバタな感じがしました。
でも見ている内に色々思い出しました。
綾野剛が深夜のファミレスで話した「カシオペア号に乗って同級生と駆け落ち企てた話」
今回それの続きでしたね。
まさかその相手が臼田あさ美ちゃんとは。
何か役に合ってなかったような。明るすぎでしょ。もう少し影のあった人が良かったなぁ。
カラオケといいカシオペア号といい、偶然が重なりすぎですが、ドラマって常にそういう物なので深追いはしません。

後半の札幌行きの車内での二組のカップルと浮気相手を交えてのトーク、よく考えられてましたよね。
脚本家の腕の見せ所です。
なかなかああいう会話って書けるもんじゃありません。さすがです。

でもどう見たって、瑛太と尾野真千子は合っていないんです。
子供作る作らないで壮絶な言い争いになったり。ここまで合わないのに夫婦は無理でしょ。
30過ぎて家庭をどう作るかなんて今更議論しないといけないんですかね。
そういうのは20代の、会って間もない頃にやっとくべきでしょ。
見ていてそう思いました。
昔、若い頃に友人がつきあってる人との性格の事で悩み、いつも話を聞いていました。
すごく深い話だったので、そこまで考えられる彼女を尊敬していました。
でも、今考えると、ただ二人は性格が合わなかっただけなんですね。
長い間つきあって二人は別れました。
その頃の事を、見ながら思い出していました。
合わないのはどうやっても駄目なのよ、さっさと分かれた方がお互いの為です。

尾野真千さんは、言い合いしたりなりふり構わず暴れたり、かと思うとちゃんと冷静に「あなたの望む幸せは私の幸せじゃない」と説明しています。
同じ人かと思うほどです。振幅が激しいですね。今回もお弁当屋さんにもててたし、誰とでもやって行けそうなんですね。
別の人生を早く歩んだ方がいいみたいです。

一組のカップルのすれ違いをこれでもかと言うほど見せられて、3ヶ月と1日ですか。もうお腹いっぱいという気分になりました。
見ていて辛いし、もういいやと言う感じです。

しかし最後の瑛太のナレーションの場面。あそこには感動しました。
淡々と自分の結婚生活と彼女への気持ちを綴った文章。
私小説か文学作品のようなくだりでした。
一つ一つの言葉が胸に迫り、気持ちがこみ上げてきました。
例え離婚となったとしても、それは失敗ではなく、そこには喜びや発見があった。暖かい思い出が残った、という肯定的なものです。
これが総括なんでしょうね。

これは今回で完結して欲しいです。
でも、一つ気になる場面があります。
結夏が出て行った朝、瑛太がトイレに行って用を足した時に「えっ?」と便器を見て驚く。
あれって何の意味なんでしょうね。
まさか、次回に続く伏線?
結夏さんが何か細工して妊娠してしまったとか?
何かちょっと気になりました。