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日々是好舌

青柳新太郎のブログです。
人生を大いに楽しむために言いたい放題、書きたい放題!!
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下手なりに俳句の色紙書きました

2017年10月16日 10時20分31秒 | 日記
【11月の俳句】

消炭の恋の落書き艶めける

【よみ】けしずみのこひのらくがきつやめける

昔は☂マークに男女の名前を並べて書いた色っぽい落書きがありました。季語は「消炭」で冬。

       
凩の娑婆を逃れる縄のれん

【よみ】こがらしのしゃばをのがれるなはのれん

木枯しの吹く世間は寒いが縄のれんをくぐればそこは補陀落・・・ふだらく・・・観音の浄土です。季語は「凩・こがらし」で冬。


風説と枯葉渦巻く吹き溜まり

【よみ】ふうせつとかれはうずまくふきだまり

公園のベンチにはうわさ話と枯葉が渦巻いている。季語は「枯葉」で冬。


麦飯の咀嚼も忘れとろろ汁

【よみ】むぎめしのそしゃくもわすれとろろじる

とろろ汁だと麦飯を噛み砕くこともなく啜りこんでしまう。季語は「とろろ汁」で秋。
       

鱈ちりや人の情けに似て淡し

【よみ】たらちりやひとのなさけににてあはし

寒い夜には鱈のちり鍋と熱燗がよい。ちり鍋はポン酢などで食べるから具材の味は淡白である。季語は「鱈ちり」で冬。