65歳になっても働かなければ暮らしていけないから働いている。
60歳になったとき厚生年金を呉れるというから申請した。65歳から貰うようにすれば月々の支給額が増えるようなことも言っていたが、65歳をまたずに死んでしまったら一銭ももらえないと思ったから60歳から貰うようにした。
案の定、友人は65歳からにしたのはよいが63歳で急逝したから年金は貰わずじまいだった。勿論、残された奥さんは亡夫の遺族年金の恩恵にあずかるのだろうが死んだ本人には何の恩恵も無い。
さて、65歳の誕生日を数日後に控えた昨日のことだが、日本年金機構から一通の封書が届いた。
内容は「年金請求書(国民年金・厚生年金保険老齢給付)の提出について」というものだ。
つまり、65歳以前に老齢厚生年金を受けている者は、65歳になると、その年金の内容、名称が変更され、新たに老齢基礎年金と老齢厚生年金を受けるための請求手続きが必要となります。と、いうのだ。
それは、それで良いとしても驚くべきことに、手続きの方法には(ア)~(エ)までの4種類があり、よく読んで間違わないようにせよということである。
提出期限は誕生月の末日までということだから、私の場合は3月一杯が期限となる。
(ア)65歳から老齢厚生年金・老齢基礎年金を受けることを希望する場合。
私の場合はこれに該当するのだが、繰下げ希望欄の記入のしかたというところに「何も記入しないでご提出ください」と赤い字で大きく書いてある。
(イ)老齢厚生年金のみ繰下げを希望する場合。
繰下げ希望欄の「老齢厚生年金のみ繰下げ希望」に○印をつける。
(ウ)老齢基礎年金のみ繰下げを希望する場合。
繰下げ希望欄の「老齢基礎年金のみ繰下げ希望」に○印をつける。
(エ)両方とも繰下げを希望する場合。
※提出の必要がありません。間違って提出しないでくださ。と、赤い字で大きく書いてある。
私は、この書類を読んで日本年金機構の不親切さ、もっと言えば狡賢さを感じた。
65歳になっても更に年金の受給を繰下げる希望の人がいったい何人いるというのか。
繰下げを希望した人が70歳になっても、年金は自動的には支払われません。と、紙の裏にちゃんと書いてあるのである。
繰下げを希望しない者は「何も記入しないでご提出」とあるが、氏名や家内の年金番号などは書かないといけないのである。
一番ずるいなと思ったところは、「エ」のところで、うっかり葉書を出し忘れたり、郵便物そのものが届かなかったりした場合にも繰下げ希望と看做されてしまうことである。しかも70歳になっても改めて請求しない限り年金がもらえないということであるから不親切極まりないやり方である。
繰下げした場合の増額率は月数×0.007だそうである。最大70歳まで60ヶ月繰下げて42パーセント増額してもらったとしても、仮に年金額が月額15万円として5年間で900万円だとして、15万円の42パーセントは6万3000円であるから割ることので約143ヶ月・・・つまり12年後の82歳以降にならなければ繰下げのメリットは生じないのである。これは幾ら長寿社会といってもほとんど呉れ騙しに等しい話ではないでしょうか。
私の場合は、今日は朝から有料の「ねんきんダイヤル」へ三回も電話してやっと記入することができたが、記入説明書の書き方も親切なようでいて落とし穴が仕掛けられている感じがしてならない。
日本年金機構は出鱈目なことをして国民に迷惑をかけた厚生労働省の旧・社会保険事務所の後身である。もっと謙虚な気持ちになって国民に奉仕してもらいたいと切望する。
60歳になったとき厚生年金を呉れるというから申請した。65歳から貰うようにすれば月々の支給額が増えるようなことも言っていたが、65歳をまたずに死んでしまったら一銭ももらえないと思ったから60歳から貰うようにした。
案の定、友人は65歳からにしたのはよいが63歳で急逝したから年金は貰わずじまいだった。勿論、残された奥さんは亡夫の遺族年金の恩恵にあずかるのだろうが死んだ本人には何の恩恵も無い。
さて、65歳の誕生日を数日後に控えた昨日のことだが、日本年金機構から一通の封書が届いた。
内容は「年金請求書(国民年金・厚生年金保険老齢給付)の提出について」というものだ。
つまり、65歳以前に老齢厚生年金を受けている者は、65歳になると、その年金の内容、名称が変更され、新たに老齢基礎年金と老齢厚生年金を受けるための請求手続きが必要となります。と、いうのだ。
それは、それで良いとしても驚くべきことに、手続きの方法には(ア)~(エ)までの4種類があり、よく読んで間違わないようにせよということである。
提出期限は誕生月の末日までということだから、私の場合は3月一杯が期限となる。
(ア)65歳から老齢厚生年金・老齢基礎年金を受けることを希望する場合。
私の場合はこれに該当するのだが、繰下げ希望欄の記入のしかたというところに「何も記入しないでご提出ください」と赤い字で大きく書いてある。
(イ)老齢厚生年金のみ繰下げを希望する場合。
繰下げ希望欄の「老齢厚生年金のみ繰下げ希望」に○印をつける。
(ウ)老齢基礎年金のみ繰下げを希望する場合。
繰下げ希望欄の「老齢基礎年金のみ繰下げ希望」に○印をつける。
(エ)両方とも繰下げを希望する場合。
※提出の必要がありません。間違って提出しないでくださ。と、赤い字で大きく書いてある。
私は、この書類を読んで日本年金機構の不親切さ、もっと言えば狡賢さを感じた。
65歳になっても更に年金の受給を繰下げる希望の人がいったい何人いるというのか。
繰下げを希望した人が70歳になっても、年金は自動的には支払われません。と、紙の裏にちゃんと書いてあるのである。
繰下げを希望しない者は「何も記入しないでご提出」とあるが、氏名や家内の年金番号などは書かないといけないのである。
一番ずるいなと思ったところは、「エ」のところで、うっかり葉書を出し忘れたり、郵便物そのものが届かなかったりした場合にも繰下げ希望と看做されてしまうことである。しかも70歳になっても改めて請求しない限り年金がもらえないということであるから不親切極まりないやり方である。
繰下げした場合の増額率は月数×0.007だそうである。最大70歳まで60ヶ月繰下げて42パーセント増額してもらったとしても、仮に年金額が月額15万円として5年間で900万円だとして、15万円の42パーセントは6万3000円であるから割ることので約143ヶ月・・・つまり12年後の82歳以降にならなければ繰下げのメリットは生じないのである。これは幾ら長寿社会といってもほとんど呉れ騙しに等しい話ではないでしょうか。
私の場合は、今日は朝から有料の「ねんきんダイヤル」へ三回も電話してやっと記入することができたが、記入説明書の書き方も親切なようでいて落とし穴が仕掛けられている感じがしてならない。
日本年金機構は出鱈目なことをして国民に迷惑をかけた厚生労働省の旧・社会保険事務所の後身である。もっと謙虚な気持ちになって国民に奉仕してもらいたいと切望する。