日々是好舌

青柳新太郎のブログです。
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幻の長寿大国。

2010年08月05日 13時08分32秒 | 日記
長寿国・日本の神話が綻びをみせています。
一部の長寿者が行方不明であったり、既に死亡したりしていたとしても、1億数千万人の平均寿命が大きく変わるほどのことはないでしょう。
しかし、ここで考えなければならないことが幾つかあると思います。

①行政の怠慢
30年前既に死んでいた人に対してろくな調査も確認もしないで年金を支払い続けていたという事実。
国勢調査や警察の家族調査、或いは民生委員などの行政末端組織がほとんど機能していなかったという事実。
住民登録してあった住所に建物がないのに住民登録はそのまま放置された事実。
これらは押しなべて行政当局の職務怠慢といわざるを得ないのではないでしょうか。

②事件性について
高齢者の扶養や介護をめぐっての殺人事件などはしばしば起きていますが、密かに遺体を処理して発覚していないケースはないのか精査する必要があると思います。
年金を不正に受けるために死亡届けを出さずに遺体を隠蔽しているケースはないのか精査する必要があると思います。
殺人・死体遺棄・年金受給に関する詐欺罪などは速やかに捜査の上で立件するべきだと思います。

③行旅死亡人との照合。
行旅死亡人(こうりょしぼうにん)とは飢え、寒さ、病気、もしくは自殺や他殺と推定される原因で、本人の氏名または本籍地・住所などが判明せず、かつ遺体の引き取り手が存在しない死者を指すもので、行き倒れている人の身分を表す法律上の呼称でもある。
所在不明の高齢者が多数存在する一方で行旅死亡人として処理されている人数も多数あるといいます。また死んでいなくてもホームレス状態の高齢者もたくさんいるようです。

行政はこれらの事実を放置しないで、例えば年金を支給する時点での本人確認とか、所在不明の高齢者の洗い出し、家族などによる年金の不正受給等々を速やかに調査するべきであり、音信不通でありながら警察に届出がなく、年金は家族が受け取っている場合などは詐欺罪で立件する必要があるのではないでしょうか。

長寿者といえば金さん銀さんみたいになっても不思議じゃありません。
行政当局も100歳になったら祝い金を出したりしてるんですから、しっかり実態を把握する必要があると思います。
それにしても平然として親の行方を知らないといえる子供・・・と、いっても79歳の老人ですが・・・嘆かわしい世の中ですね。
コメント
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