あお!ひー

叫べ!いななけ!そして泣け!雑多なことを書いてみる。

イタリア古寺巡礼―フィレンツェ→アッシジ 出版記念パーティ!

2011-10-31 23:31:38 | アート系

イタリア古寺巡礼―フィレンツェ→アッシジ 出版記念パーティに行ってきました。

いつもお世話になっているTakさん( @taktwi )からお誘いいただいてお邪魔してきました。

著者の金沢百枝先生( @momokanazawa )もTakさんの繋がりで先月初めてお会いしたばかり。

金沢先生についてはこちら↓

美術史家に聞く第四回:金沢百枝先生(前篇)
美術史家に聞く第四回:金沢百枝先生(後篇)


実は今回のフィレンツェ→アッシジは入手済みだったので、昨年発売の第一弾ミラノ→ヴェネツィアのほうを購入。

去年も出版記念パーティがあったものの確か予定があって出られなかったのです。

ということで今年は願いが叶いました!


というわけでパーティスタート早々にサインを頂きました!

このスタンプがなんともかわいい~。

実際にその書籍を書いた書かれたひとが目の前でサインしてくれてるのってやっぱり特別なこと。


そして金沢先生によるスライドショーがスタート!

書籍に使用されなかったもの、使用されたものを含めて解説していただきつつ、ステージ前はみんなきちんとしゃがんで見ていましたよ。

なんかかわいいのが多いのですよ、スライドに出てくるのが。


こちらは今回、イタリア古寺巡礼を購入した際に頂いた特典のポストカード。

そう、このチョイスもかわいくて金沢先生のセンスが出ています。


そして、ビンゴ大会も。

なんと早々に当ててしまい、金沢先生オリジナルのエコバッグを頂きました。

なんとも味わいのある画像がプリントされててとっても素敵!


ちょうどハロウィンてことでそのモチーフのものを身につけてくるようにということだったので、ペンギンくんにハロウィンのコスプレをさせて連れていきました~。


最後はアイリッシュ音楽の生演奏に合わせてダンス!

さすがにステージ前のスペースは小さくて限られてましたけど盛り上がりは一体感があり楽しい気分で閉会となりました。


会場にはフェルメール展、それにロートレック展などのポスターも貼られてて最後は先着でお持ち帰りという素敵なことに。

なんでもこの「イタリア古寺巡礼」は15巻の予定だそうなのでまた出版記念パーティがあったらなあと期待しちゃいます。

今回はなんと108人もの方が参加されたとのことでびっくり!

Takさんがツイッターの#イタリア古寺巡礼をまとめたページです
#イタリア古寺巡礼

イタリア古寺巡礼―フィレンツェ→アッシジ (とんぼの本)
金沢 百枝,小澤 実
新潮社
イタリア古寺巡礼―ミラノ→ヴェネツィア (とんぼの本)
金沢 百枝,小澤 実
新潮社
ロマネスクの宇宙―ジローナの『天地創造の刺繍布』を読む
金沢 百枝
東京大学出版会
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青木世一 AOKIT 展 -箱の中の名画たち(栃木県立美術館)

2011-10-30 12:07:03 | アート系

昨日からスタートした「青木世一 AOKIT 展 -箱の中の名画たち」に行ってきました。

会場は栃木県立美術館。石川寒巌 展と同時開催。

実はチラシのとおり、今回のタイトルの前にはこう入っています。<とちぎアートドキュメント>。

青木世一さんは栃木在住の作家さんで高校の美術の先生でもあるのです。

以前にも青木さんとお話させて頂いたこともあり、その作風も唯一無で好きでしたのでこれは行くしかないなあと。
(参考記事:青木世一さんと語る会に行ってきました

AOKITがいくつも並んでる光景というのは想像するだに楽しそう。

実際に視界に入るなり駆け寄りたくなる展示でした。

青木さんのトークを聞きつつ鑑賞がスタート。


■日本美術史シリーズ

1.光琳キット「燕子花図屏風」

こちらはベニヤによるキット。

ここで青木さんの考察が聞けたのが面白かったです。

光琳は画家というよりもデザイナーなのではないかと。

「燕子花図屏風」はよく見るとパーツは同じでコピーや反転で増殖させて画面が構成されている。

そこで、キットのほうも同じパーツを作って茎の長さと折り曲げ方でバリエーションを表現していると。

プラモのランナーにあたる、作りかけのパーツの残ったボードを見ると一目瞭然。ほんとに同じパーツがいくつも並んでる!

なんでも光琳は描くときに最初に花を書いてから茎などは後から書いたのではないかとのことでした。

なるほど!

その絵画を分析する力とこれをいかに再構成するかが鍵なのですね。

ちなみに以前、群馬県立美術館での展示ではこの光琳キット、横の長さが10メートルにもなったとか。

これは見て見たかったなあ。


2.石川寒巌キット「蓬莱仙境」

同時開催の石川寒巌展。「蓬莱仙境」の実物と向き合う場所に設置。

ここでひとつ面白い話を聞くことが出来ました。

AOKITの制作はまず箱から作るのだそう。

そうすると中のパーツはその中に入る段ボールに割り振らなくてはならない。

自然と割付が決まっていくのだそう。



3.蕪村キット「夜色桜台図」

こちらは以前に美の巨人で出てきたものの実物。

点在する小さなミニチュアの家は200軒以上!

しかも見ると分かるですがどれも視覚にあわせてるので角が90度できっちりと曲がった直方体ではなくってひしゃげているのです。

左の手前の部分を指して、青木さんは言います。たぶん、蕪村はこの辺りからの書いたんではなかろうかと。

水墨ベースのモノトーンのAOKITはちょっと他のとはテイストが違っています。


4.御舟キット「洛北修学院村」

以前にも制作してそう。

でも、その時よりもサイズが大きいので拡大するにあたって樹木を増やしたのだそう。

単にスケールアップしただけで見え方が違ってくるのですね。

これってとてもトリッキーな技術だと思いました。



■記念写真シリーズ

5.記念写真キット「入学式」
 記念写真キット「修学旅行・鎌倉」
 記念写真キット「修学旅行・沖縄」

なんとついにオリジナルの絵画に着想をえていたシリーズから一歩踏み出しました!

さすが学校の先生です。

生徒さんの入学式の写真をAOKIT化。

なんとこの作品に参加してくれた生徒さんにはこの小さいバージョンを配られたのだそう。これは喜びますよねー。

そして、修学旅行。

なんと修学旅行がインフルエンザで中止になってしまったのだそう。

そこで行く予定だった沖縄の幻の集合写真を記念写真キットで!

なんなら鎌倉に行くことも出来るよってことでもうひとつ。

楽しいし愛があるなあ~。

ちなみにルソーの「田舎の結婚式」なる作品を参考にされてるようです。


■西洋絵画シリーズ

6.ルソー・キット「ルソーのジャングルボックス」

これはサイズがでっかいです。

中にはモニターがあって、青木さんをモチーフとした演劇「ヒミツきち」が上映されています。

オリジナルは「大豹に襲われる黒人」と「夢」。


7.セザンヌ・キット「リンゴの籠のある静物」

この造形はちょっとすごいです。

リンゴなんて円に切ったベニヤ2枚に切れ込みを入れて十字にくんでいるのです!

瓶もやはり十字に組んでててっぺんと下に水平に円がついてるくらい。

最初に青木さんが作られたのがせざんぬの玉ねぎだったそう。

作って夜な夜なニヤニヤしていてこれは何かに似ているなあ。
>プラモデルを作ってるのと同じ感覚。
>>だったらプラモデルと同じくパーツを切り取った後の残骸も使っちゃおう
>>>箱も必要、マークも必要

なるほど、こうやって現在のAOKITの形態へと至るのですね。


8.ルソー・キット「女蛇使い」(ペーパークラフト版)

これは小さいのだけ作ってて大きいのはまだないのだそう。

「フットボールをする人々」を作って満足してえしまったとのこと。

でも、これはすごく好きな絵なのででっかいサイズのが見てみたいところです。


9.ゴッホ・キット「ゴッホの部屋」(ペーパークラフト版)

ゴッホキットは3回くらい作り直したのだそう。

これも縮尺に応じて間口の開き具合を変えたりしてるのだそうです。さすがです。

なお、このゴッホキットのミニ版はショップで購入できますよ。



10.ルソー・キット「フットボールをする人々」

わたしが初めて見たAOKIT。
(参考記事:「ルソーの見た夢、ルソーに見る夢」(世田谷美術館)

これは衝撃でした。

ルソー展は至極まじめな展示の中にいきなり出てきて、あのパッケージと木枠の散らかり加減が素敵な印象として残っています。

これは迷わずに作られたそうです。ちなみに出番が多いとのこと。


11.<1点透視図シリーズ>
ダ・ヴィンチ・キット「最後の晩餐」
ラファエロ・キット「アテナイの学堂」
マサッチョ・キット「三位一体」

となっていますが3点分あるのは箱のみで中身まで作ってあるのは「最後の晩餐」のみ。

聞いててびっくりしたのがワイングラスは13個あるのに、取り皿が12枚しかないのだそうです。

実際に青木さんの教え子さんたちが数えてたのがかわいかったです。


12.モネキット「積みわら」

ついに立体!!

段ボールで作られた積みわら2つ。

そして、異なる方向に背景が2つ??

なんとこれビューポイントが2つ設定されています。

床に案内のシートがあるのでその場所で見るとその仕掛けがわかります。

「2つの積みわら、日暮れ、秋」の秋と「積みわら、雪の効果、曇天」の冬と二つを別の視線からで共有するというもの。

絵画を分析するするどい洞察、にもかかわらずどこか可笑し味のある作風。

なによりも見て楽しめて、絵画を知るともっと楽しくなる展示です。

12/25まで。
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瑛九展(埼玉県近代美術館、うらわ美術館)

2011-10-29 23:53:30 | アート系

瑛九展に行ってきました。

今回の展示は埼玉県近代美術館とうらわ美術館の二館同時開催。

まずは埼玉県近代美術館から。

瑛九ってこれまでに見てるのは数点でどちらかといえばコラージュやレイヨグラフのイメージが強くって絵画は正直きちんとみたという記憶が朧げ。

今回見て痛感したのはやはり瑛九についてはこういった活動を網羅した展示を見なければ理解出来ないなあと。

今回の展示は構成が8つに分かれておりその半分を埼玉県立近代美術館とうらわ美術館とで以下のように分かれています。


1.文筆家・杉田秀夫から瑛九へ (うらわ美術館)
2.エスペラントと共に (埼玉県立近代美術館)
3.絵筆に託して (うらわ美術館)
4.日本回帰 (うらわ美術館)
5.思想と組織 (埼玉県立近代美術館)
6.転位するイメージ (埼玉県立近代美術館)
7.啓蒙と普及 (うらわ美術館)
8.点へ・・・・・・ (埼玉県立近代美術館)


5.思想と組織


☆旅人

架空の森の中。旅人と思しき人物の姿。

カラフルだけど色調は落ち着いているのだけどこちらを引きつけて離さない感じがある。


このコーナーに登場するものの大半は抽象なのですが時期によってその度合いがまるで違っててそのことが比較できました。

パターン的なのも好きですがそういうところから抜け出た単調ではない「窓」のほうが深みがあるように思います。


2.エスペラントと共に

こちらのコーナーは瑛九が関心を持っていた世界共通言語のエスペラント語について。

どちらかというと資料がメイン。

エスペラント語で書かれた手紙はさすがに読めない。もちろん何て書いてあるかの註はあるのですが。

緑で★の描かれたエスペラントの旗は初めて見ました。


6.転位するイメージ

☆作品(13)

ガラス棒を印画紙の上に直接乗せて感光させたフォトデッサン。

ガラスの表面に細かい傷?みたいのが見てとれてその様がどことなく竹のよう。


☆踊り子

型紙を使ったフォトデッサン。

光のグラデーションが美しい。柔らかく優しいんですよね。


☆シルク

仲間に使った型紙を使ってその上から吹付けで制作した作品。

手法のクロスオーバー!

異なる印象。でも、シルエットは同じ。

こんなことやってた作家が居たんだ!軽い興奮を覚える。


で、この同じイメージの別手法がよくわかるように何点か同モチーフのが並んで展示されています。

自転車はこれでもかというくらい。

リトグラフ、油彩(紙)、油彩(ガラス)、エッチング、フォトデッサン。

ここまで異なる手法を互いにフィードバックさせてる作家は珍しいと思います。


8.点へ・・・・・・


☆雲

じーっと見ているとそう見えてくる。

点描なのだけども小さな点がその画面の流れる方向を示しててフラクタル的にも見えてくる。

なんとも不思議な絵。


☆田園

点描だけどもその連なる塊が太陽に、その光の降り注ぐ田園に見えてくる。

点描シリーズの中では一番そのタイトルのものがふっと浮かぶ感じが強いように思いました。


この点描作品コーナーは特に時間をかけてゆっくりと噛み締めるように鑑賞してきました。とても満たされました。


そして、うらわ美術館へ。


ここのエレベータが素敵!


もう一基も!

ただし、作品リストがないのが残念でした。せっかく、埼玉県立近代美術館がカタログからのコピーとはいえリストを作ってるのだからこちらも頑張って欲しかったです。

1.文筆家・杉田秀夫から瑛九へ

実はこのコーナーでいいなあと思ったのが彼が評論などの分泌を活動の中心にすえていた時代に雑誌に掲載されたポートレート。

被写体は姉と妹。

モノクロでとてもシャープな表現。

なんか惹かれるんですよね。

どいうしても瑛九というとフォトデッサンのイメージが強いのでこいうストレートな写真を見るととても新鮮な感じがしました。

このコーナーはどちらかというと資料が中心。


3.絵筆に託して

このコーナーはちょっと範囲が広すぎました。

絵画というくくりではあるものの初期の実験的なものから晩年の点描にいたるまで。

埼玉県近代美術館を先に見ているとちょっとあれれってなってしまいます。

いいなと思ったのはガラスに油彩で描いた「よいどれ心理」シリーズ。

戦時中、灯りをしぼって制作して疲れると、街に出て酒を求めたとありました。

まどろみほどけた気分が出ているように思いました。

瑛九はどうも自分の好きな作家の影響を受けやすいようです。

自作と交換してもらった三岸好太郎のデッサンを大切にしていたとのこと。

なるほど、展示されていた三岸好太郎の版画を瑛九の描いたのを比べるとその影響が見て取れますね。


4.日本回帰

正直、このコーナーはちょっと微妙でした。

それでも、書だか絵画だかよく分からない墨で描かれた無題のは面白いなあと思いました。

エスペラントに傾倒していた彼が日本的なものにまた引かれていたというのは疲れてしまったのでしょうか。


7.啓蒙と普及


☆母

リトグラフも制作していた瑛九。

ここまでいろんな手法に精通している作家も珍しい。

緻密な線から繰り出されるイメージは繊細で重く鋭い。

フォトデッサンのぼやけた輪郭の丸さとは対極の表現。


そして、このコーナーには実際に瑛九の使っていたプレス機もありました。


フォト・デッサン、油彩、エッチング、板への吹き付けなど、これでもかと表現を探求する姿勢は素晴らしいなあと思いました。

11/6まで。

版画芸術 (112)
クリエーター情報なし
阿部出版
瑛九作品集
瑛 九
日本経済新聞社
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まさかのところで奈良さんポスター

2011-10-28 22:48:49 | アート系

ふと立ち寄った地元の本屋さん。

あれ?

なんとこんな↑ポスターが!

コンテンポラリーアート展
草間彌生 村上隆 奈良美智

この下に写ってる奈良さんのポスター、我が家にあるのですよ。
(参考記事:奈良美智ポスター COSMIC GIRLがやって来た!

でも、今の部屋に引っ越してからはスペースの都合で飾れていない。

いきなりこんないつも行くところで目撃するとびっくり。

経堂のコルティの中にある三省堂書店なのです。10/31までだったので来られてよかった。


こんな風に外からも見えます。

内容としては草間さんのシルクスクリーンが一番多く、その後は村上さんのポスター。

奈良さんのはこのポスター2点のみでした。ほかにもうちょっとあったらよかったのにな。

今日は特に美術館にもギャラリーにも行かずに帰ってきたのでまさか奈良さんのポスターに会えるなんて思いもよりませんでした。

ラッキー!


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ビッグイシュー56号に奈良美智+graf「AtoZ」が掲載されています!
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AtoZ弘前限定!みどりのパップ
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寒くなりましたね~

2011-10-27 23:53:34 | 日々のこと
昨日は本当に寒かった。

木枯らし一号と聞いて納得。

そして今朝もやはり気温が低い。

というわけでちょっと不恰好だったけど冬仕様。

頭には毛糸の帽子。ジャケットの上にさらにジャンパー。

手袋はまだだし、マフラーはもっと先。

でも、クリーニングに出したまま2週間取りにいきそびれてるダッフルコートの出番は案外すぐにやってきそう。

師走の感じが近づいてて、来月と12月の予定がどたどたと決まってく。

きっとこの忙しない感じはリセット出来ないまま、ハロウィンとクリスマスとお正月に飲み込まれてしまうんだろう。

寒くって周りでゴホゴホと咳をしてるひとが多くって、そろそろ望みもしない(いや、むしろ本当は倒れて休みたい願望もアリアリですが。。。)順番が回ってきやしないか心配なところ。

でも、お祭り大好きだから倒れず参加出来る楽しいイベントには出来る限りいきたいと思います。

なーんてとりとめのない文章、失礼つかまつりました。
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見立て~山と空~

2011-10-26 23:40:19 | 日々のこと


緑と青。

なんとなく山と空に見えた。

実はなぞなぞカメラでもある。

さあ、何を見立てるとこうなるのか?わかるかな~。


<追記>
これは実はドライバーセット!

緑と青のはドライバーの柄の部分。

これは分からないですよねー。
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南蛮美術の光と影 泰西王侯騎馬図屏風の謎(サントリー美術館)

2011-10-25 23:19:56 | アート系

サントリー美術館で明日からスタートする「南蛮美術の光と影 泰西王侯騎馬図屏風の謎」の内覧会に行ってきました。

なんと、会員になっていたおかげで内覧会にご招待いただけるとは。

嬉しい限りです。



○「南蛮屏風」(部分)

今回は南蛮屏風が何点もでています。

それぞれに特徴があって面白いです。南蛮人が描かれていようと金雲は健在。

屏風によって彼らのプロポーションや肌の色、鼻の高さなどが異なってるのがよく分かります。

にしても灰色っぽい肌の色はどうしてそう描いたのか気になりました。


今回、驚いたのは日本の螺鈿、蒔絵などの装飾を取り入れたキリシタン美術。

観音開きの中央にはキリスト教絵画でその左右の扉の装飾が楓と鹿の螺鈿。

ところがこれがちゃんと合っている。

他にも同構成のものが数点。どれも和洋折衷で美しい。



○「泰西王侯騎馬図屏風」(部分)

こちらはサントリー美術館所蔵の「泰西王侯騎馬図屏風」。

どちらも会津藩若松城(鶴ヶ城)にあったもの。

4面には一人ずつ馬に騎乗した王が描かれている。

描かれているのはペルシア王、アビシニア王(エチオピア王)、フランス王アンリ4世、イギリス王あるいはギーズ大公フランソワ・ド・ローランともカール5世とも。

見てのとおり特徴のある絵です。

宣教師らによる指導があったとはいえ日本人が見よう見真似で西洋絵画を紙に岩絵の具で描いているのです。

人物はとてもスマートに描かれているものの、この馬の目がともて表情があっていい顔をしています。

遠近法も使ってますがどこかぎこちなく独特の妙味が出ています。しかも背景は金箔です。

こちらは単に騎乗しているだけ。馬も王もおとなしいもんです。



○「泰西王侯騎馬図屏風」(部分)

こちらは鶴ヶ城から神戸市立博物館へ。

描かれているのは神聖ローマ皇帝ルドルフ二世、トルコ王、モスクワ大公、タタール汗(かん)。

こちらは剣を持っていて人馬ともに今から戦わんと言わんばかり。

まさに「動」と「静」。

それと特筆すべきは掛け軸の表装にあたる部分。パターン模様や角の金具の装飾性など。とてもマッチしています。


そして、今回はこの2つの屏風を調査していてそのパネルの内容も見ごたえあり。

近赤外線透過画なるものもありました。


○「日本イエズス会士殉職図」

こんな絵は見たことがありません。

視界に入ってぞっとしました。

横長の画面は3段構造。一番上段にはフランシスコザビエルなどの宣教師が十字架を抱いている安らかな顔つきはすでに天に召された後なのだろうか。

そして二段目には棒につながれた宣教師。しかも背後には業火まで見える。こちらは完全に拷問モード。

一番下の三段目。こちらはロープに縛られてつるされた宣教師。

二段、三段目の横に二、三十人が並んで拷問をうける様は異様でした。

ただ、じっくりみていると思ってたほど描写は生々しくはありません。

対象との距離感がどこかしらルソーの絵に似ているような気がしました。


○「元和八年、長崎大殉教図」

凄惨な光景はまだまだ続きます。なんだかこちらは見てて泣きそうになりました。

描かれている人数が多く、その並びがとてもよく絵画的に整理されています。

大勢の見物人たちの見る真ん中で首を切られて殉死する信徒たち。

こちらは生々しく、色も鮮やかでつらいです。



○「聖フランシスコ・ザヴィエル像」

これ、すごくポップなんですよね。

まるでポスターのよう。

心臓にズキュンとささる十字架!そしてこのザビエルの目線。

実はよく見ると手のところの描写だけはものすごく変。なんでこんな妙な折れ方にしちゃったのか謎。


内覧会の時間は20時まででぜんぜん足りず、再訪することは必至です。

展示替により4期(10/26~11/7、11/9~11/14、11/16~、11/21、11/23~12/4)に分かれています。

12/4まで。
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赤の花

2011-10-24 22:20:50 | あおひー写真


赤の鮮烈。

ちょっとやりすぎくらいだけど印象の記憶としてはこのくらいでいいかなあと。

緑の葉と葉の間の黒い部分がしまっててよしってことで。
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Suica's Penguin NEWDAYS10周年記念オリジナル商品!

2011-10-23 20:11:46 | Suicaなペンギンくん

Suica's Penguin NEWDAYS10周年記念オリジナル商品が登場!

来月11月でSuicaが登場してちょうど10年。

なんとNEWDAYSも10年だったのですね。

というわけで本日、手に入れてきました。


店頭にはこんなPOPがありました。

アイテムは3種類。

○クリアファイル(NEWDAYSバージョン)
○切り取りメモ(NEWDAYSバージョン)
○ぷくぷくシール


○クリアファイル(NEWDAYSバージョン)

オレンジってSuicaのペンギンくんのグッズではあまり使われない色のように思います。

一番しっくりくるのってSuicaの緑ですよね。

だからこれは逆にとても新鮮です。


裏面にはモグラさんに驚くペンギンくん。

ん?

ひょっとして苦手なのかな?


○切り取りメモ(NEWDAYSバージョン)

こちらはクリアファイルと同じ絵柄。

裏面も同じくモグラさん登場です。


○ぷくぷくシール

これは確か以前にも販売されてたかな?

構成とかはちょっと変わってるかもしれません。

シールはいくつあってもOKです。

とNEWDAYS10周年記念以外にもペンギンくんグッズがあったので入手してきましたよ。


歯ブラシ!

セットのや電動歯ブラシは出てましたが歯ブラシ単体での商品化は初なのかな?

ブラックとグリーンの2色。



ペンギンくんの顔はここについてます。


あと、こちらは先日すでに入手していたもののUPする機会を逸してました。

SuicaのペンギンCALENDAR 2012。

ダイヤリーと共にこれが出ると年末がやってくるんだなって思います。


んで、裏面にはちゃんと中の毎月のイラストが載ってて親切。

8月の飛び込みがなんか好きですね~。
コメント (4)
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プラド美術館所蔵 ゴヤ -光と影(国立西洋美術館)

2011-10-22 21:44:37 | アート系


「プラド美術館所蔵 ゴヤ -光と影」に行ってきました。

今日からスタートです。

ゴヤの作品て実はあまり見た記憶がないのです。ただ、このチラシの「着衣のマハ」は画像からしても実物が相当によさそうだなあと。

あれ?

今回は入口を入ってすぐ右の階段を下に降ります。いつもとちょっと導線が違いました。



☆「猫の喧嘩」

タピスリー用原画のコーナーにまさかのにゃんこ!

しかも2匹。煉瓦の塀の上でにらみ合い。左に黒猫、右に縞猫。

この縞の転業がすごく合っている。どっちも頑張れ。なんか見ててそう思ってしまう。



☆「着衣のマハ」

この絵を掛けてあるバックを赤にしてたのがチラシのイメージと続いているし何よりもとても特別で素敵なものである感じが出ています。

そして何よりも実物は素晴らしい。

腕を頭の後ろで組んだポーズ。ベッドに横たわるその表情はくつろいでいる。

清楚なふうにみ見えるがやはり官能的に見えてしまう。

意外にも下はスカートではなくってパンツ。って書いたら違ってました。

以下、コメントでご指摘頂きました。

メルベイユスタイル(服装史ではエンパイヤスタイル(英語読み)と呼ばれている)で、極薄の布地のハイウェストのドレスです。

なるほど!kdeさん、ありがとうございます!

しかも金の靴を履いている。

小さな上着の黄色はどことなく蝶の模様にも通じているかのよう。

そしてこのプロポーションはお見事。ウェストのくびれ、バストのボリューム。

というわけで釘付けになってしまいました。いったん見終わってから引き返してもう一度じっくりと見てきたのはいうまでもありません。

ちなみに「マハ」というのは18世紀から19世紀初めにかけてマドリードの下町などで見られたしゃれた衣装で着飾った粋な女性たちのこと。

なるほどちょっと見たことの感じの服なわけです。


というわけで参考に「裸のマハ」。 ※こちらはポストカードは販売されていますが会場で展示されてません。

ほぼ同じ構図でポーズもほぼ同じ。

今回、「着衣のマハ」を見て、「裸のマハ」と並べて見てみたいなと思いました。



☆「<ロス・カプリチョース>37番 弟子のほうが物知りなのだろうか」 [エングレーヴィング、番号、題辞以前の試し刷り]

なんとロバ。この<ロス・カプリチョース>のシリーズは結構な点数あるのですがこれはその中でもかなりユーモラス。

ほっとします。というのも他のものが風刺色が濃いもので。

ロバシリーズはこれも含めて6点ありました。



☆「魔女たちの飛翔」

一目見て感じたのが、異様だなあと。

画面下には頭を抱え地に伏す者と白い布を被って体を隠すように両手を突き出す者。

そして飛翔する3人の魔女。一人の裸の男をかかえ、サーカスの如くジャンプ。

しかもなぞのとんがり帽子。

解説を読むとこれは司教冠で蛇柄の模様は叡智を表すのだそう。

ともかくこの妙なシチュエーションは頭から消えそうにありません。



☆「スペイン王子フランシスコ・デ・パウラ・アントニオの肖像」

実は今回見た絵の中ではこれが一番好き。

家族肖像画のための習作であるというこをさっぴてもこの構成は意図的な木がしてしまう。

顔から胸までは至極まっとうな肖像画。

ところがそこから下へかけては筆致がいきなり激しいスピードのあるものとなっている。

しかも腕のひじから先は描かれていあにのだがこれはこういうものだと納得してしまう。では、逆に先を描くとしたらどんな風なのか想像がつきません。

極めつけは下地のオレンジの塗りの残してあるとfころ。

向かって左のひじから先と越から下、それと画面右下の部分。

調和した美への反乱かのよう。

この絵が見られて嬉しかったです。


☆「<闘牛技>21番 マドリード闘牛場の無蓋隻で起こった悲劇と、トレホーン市長の死」

<闘牛技>のシリーズの中ではこれが一番よいなあと思いました。

左半分を空けて右半分に要素の大半を詰め込んだ画面のバランスが見事。

牛に蹂躙されるひとびと。右上に牛の横向きの姿。突き上げた角にはひとが刺さっている。

準備素描がこのよこに並んでるのですが、ここまで極端な画面構成ではなかったので後でこのように変更したのでしょう。大正解だったと思います。



☆「<妄>13番 飛翔法」 [ゴヤ没後、初版以前の試し刷り]

<妄>のシリーズは狙いが不明でしたがその謎めいたイメージはナンセンスなのだが何よりも絵としてしっかりと描かれたものであることがベースにあるので一概に笑い飛ばせないものがあるのです。

<妄>の中ではこの13番と12番「陽気の妄」の輪になったダンスの倒れんばかりの傾きが印象に残りました。


とこんな感じでいつものように気になったところだけ書いてみました。

今回の展示をかなりの点数を占める版画はやはり大きさが小さいので空いてるうちに行ってみたほうがゆっくり見られるかと思います。

ポストカードは種類が多くて選び甲斐がありました。

2012年1月29日まで。

ゴヤ (ニューベーシック) (ニューベーシック・アート・シリーズ)
ローズ=マリー&ライナー・ハーゲン
タッシェン
ゴヤ ロス・カプリチョス―寓意に満ちた幻想版画の世界 国立西洋美術館所蔵 (Art&Words)
雪山 行二,フランシスコ ゴヤ
二玄社
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モダン・アート、アメリカン(国立新美術館)

2011-10-21 21:54:09 | アート系

国立新美術館で開催中のモダン・アート、アメリカンに行ってきました。

今回展示されているのはフィリップス・コレクションからの作品。

3.11以降、こうしてちゃんと貸してくれる海外の美術館に感謝!

本当にありがたいことです。

さて、今回の展示はかなり作品の幅が広くてびっくり。冒頭と終盤ではまるで作風の異なるのです。



☆エドワード・ヒックス「平和の王国」

どことなくルソーの影響があるような気がしなくもないのですが、もう少し生っぽいような感じがします。

特にこの描かれる動物たちが妙な色気があるんですよ。艶っぽいっていうんでしょうか。



☆ウィンズロウ・ホーマー「救助に向かう」

中心のかなり近いところに二人の人物。後ろすぐに近づく一人の男。

この構図のバランスがなんとも居心地の悪さと状況のもたらす不安を見事に演出。

斜めの地平も不安定さをアシストしています。


☆ジョン・ヘンリー・トワットマン「エメラルド色の池」

池よりもその淵の地面のあたりの肌色があいまって、なんともぽっかりと空いた口のよう。

描かれたそのものと違う見え方をする面白さ。


☆アレン・タッカー「丘」

筆づかいが変!ぬらぬらとうごめいて、てかてかした色がリズムよく生きている。



☆ジョージア・オキーフ「ランチョス教会、No2、ニューメキシコ」

教会だというのにぐにゃぐにゃ。

なんだかコンニャクみたい。でも見ようによっては鼻のようにも見えてものすごく妙。


☆ギ・ペーヌ・デュ・ボワ「到着客」

婦人のコートを脱がす紳士。

背景が赤く塗られていて、バックの人物もシルエット。

あくまでこの二人が輝けるために。



☆チャールズ・シーラー「摩天楼」

ものすごく具象を描いてるのだけどもトリミングとバランスでなんだか独特のたたずまいを見せている。

感想が上手く言えないけども何故だか目にとまる絵なのです。


☆ジェイコブ・ローレンス「大移動シリーズ」

60点の続き物。そのうちの5点を展示。とてもシンプルなのだけども力強く響く独特のタッチ。

特に「No7:かつて自然豊かな田舎暮らしをしていた移住者が、今や産業機械に依存する都市生活へと向かっていた」と「No.15:私刑も行われた」が印象に残りました。

前者は緑と黄色の縦に伸びる草のようなラインで抽象。それだけ見たらとてもこのタイトルだと分からないだろうが、この連作かつタイトルとセットだと違和感ない。

後者は木に掛けられた黒いロープ(タイヤのチューブ?)が首をつるであろうことを想起させ、朴訥なテイストながらもとても重く鈍く痛いのだ。



☆ジョン・グレアム「ブレア通り」

線と面の境界が面白い。

壁の表現は表面がでこぼこした感じは実際に凹凸があってちょっと他の作品とは違っていました。

色も渋めなれどリズミカル。


☆カール・クロス「夕日を浴びる鹿」

山と沈む日のスケールを無視しちゃってる鹿!

しかも輪郭線の黒がざっくり。カクカクしてて塗りもざっくり。

とても自由に描いててクラクラきちゃいます。あー、楽しい~。


☆アレクサンダー・コールダー「赤い多角形」



プレートがあるものの作品がない。視線をうろぷろさせてようやく見つけました。

なんとこれ、モビール。

天井からぶら下がってました。

色彩(単色)とフォルムで見せる作品。一点だけというのがとっておきなデザートみたいで嬉しいです。


☆テオドロス・スタマス「クロノスの生贄」

金属的質感の背景。上部はブルー、下半分は錆色。細い線で描かれているのは人?だろうか。

何やら見てていろいろと解釈をしたくなる作品。



☆マーク・ロスコ「無題」

この2色で響く。ミニマムで見事な完成度。

見飽きない。


☆フィリップ・ガストン「帰郷」

抽象だけどちゃんとタイトルのイメージ。

にぎにぎしい色の塊。

故郷で待ってる家族、友人たちの嬉しそうな顔。雑多でわくわく、ささやなな祝祭のイメージ。

そして色彩の塊のその周辺の淡い色。これ、すごく幸せのほんわかした感じが出ています。


☆アルマー・ビショフ「二人の人物:後ろ姿と横顔」

塗りと線が素敵。

通常、実物からイメージする人物の色彩にはどうやっても当てはまらない。

色彩を置き換えているという簡単な作業でもない。

でも、この色彩でもやっぱりひとに見える。


金曜の夜間開館で空いてました。ゆっくりじっくりと見られるのは嬉しいです。

12/12まで。
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シシャモ、ライスコロッケ、味噌の小麦蕎麦(季織亭@経堂)

2011-10-20 23:37:09 | お気に入りの店(季織亭@経堂)

美味しそうでしょ?

まるまると太ったシシャモの雄。

近年出回ってる偽者ではない本物のシシャモ。

脂が乗っててんまかった~。

というわけで久々に季織亭に行ってきました。


まずはハートランドの生ビール。

お通しはセロリのきんぴら、蓮根、枝豆。

ほんとはセロリは大嫌いだけどもここのは美味しく頂ける。


メニュー見たらまず食べたいのを頼んじゃう。

ライスコロッケ!

手前の輝く3種類のトマト。

あつあつでお米の触感。ときたらやっぱり日本酒です。


龍神酒造 尾瀬の雪どけ 純米大吟醸 ひやおろし。

ここんところ龍神ばかりだったので尾瀬の雪どけは久々。

んー、至福の時。


お楽しみ袋(ひじき)??

巾着の中にひじきと煮玉子。

確かに外側から想像つかないお楽しみ!


二杯目は定番。

作田 特別純米。

飲み口がいいのでついつい頼んでしまう。安心の銘柄。


そして〆は今年は初となる味噌。

いつもならべジョータのところ、間に合わなかったとのことでノーマルのチャーシュー。

やはりするするっと入ってしまう。

やはりここで食べるものは美味しいし体によいものばかり。

季織亭の美味しいものはここんところ書いてなかったのでまたどんどん書こうと思います。
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茨城県陶芸美術館 コレクション展

2011-10-19 20:49:42 | アート系


というわけで書くの時間がかかってしまいましたが茨城県陶芸美術館でのほうひとつの展示 コレクション展。

「近現代日本陶芸の巨匠たち 板谷波山/文化勲章受章者と人間国宝たち/松井康成」と題された展示は圧巻でした!!

のっけから日本地図の各エリアの陶芸の巨匠たちがマッピングされているのですが、これにはびっくり。

人間国宝ってこんなに居るんですね。しかも地域にかなり偏りがある。

で、正直、この冒頭の部分でどうなんだろうなと思ってたのです。

はたしていいなあと思うのがどれだけあるんだろう??

ところが歩を進めてくといいのが多いことに気づき、それなりに時間をかけて鑑賞している自分に気づきました。なんともこれは嬉しい出会いです。


まずは<文化勲章受章者と人間国宝たち>から。


☆吉田美統「釉裏金彩鉄仙文皿」

透き通る緑の中に金で描かれた花が美しい。


☆加瀬崎淳「備前 黒四方削花入」

四角のフォルムが他の陶器とは違っててどうしても目がいくのです。土器のような力強さ。


☆中島宏「青瓷彫文壺」

表面の浮かび上がる線の連続で描く模様。古いようにも新しいようにも見える。

陶器って感想が難しい。だからこのくらいですね、書けるのは。


さて、ここからが更にやばかったのです。

まずは初見。松井康成から。

見たことのがない種類の陶器に驚きました。

表面処理がおかしい。どうしたらこんな処理が出来るんだろう。

練上嘯裂茜手大壺「深山紅」がとてもよかったのです。表面はささくれのようにも見え、つるつるてかてかの陶器ともざらざらしてるだけのものともまるで違う。

嘯裂という手法で表面の傷や亀裂を生かすものなのだそう。


練上嘯裂文大壺

この色の縞になってる様もよいですね。

この他にもマーブル模様みたいなものや絵画的なものまで存分に堪能しました。

そして絵画っぽいなあと思っていたらクレイ画なるものも展示されていました。


そして一番、期待してたのが板谷波山。

以前に出光美術館で波山の陶器を見てなんとかわいらしいのだろうと。

大正ロマンとアールヌーボーを感じさせる作風がいたく気に入ったのです。


葆光彩磁葡萄紋様花瓶

このほのかな淡い色彩。中に描かれたのはアジサイかと思ったら葡萄だったのです。

たぶん、女性はすごく好きだと思います。見てて感情移入しやすいしかわいいしずっと眺めてたいし。


葆光彩磁八ツ手葉花瓶

こちらはまたアプローチも雰囲気も違いますが大きく貼りつけられた緑の葉が美しい。どこかガラスチックです。

企画展も大事ですが、常設で展示しているコレクションが如何ほどのものかというのって大事なことですよね。

出来ればまた再訪してこの空間に浸りたいものです。
松井康成作品集 練上玻璃光
松井 康成
講談社

板谷波山の神々しき陶磁世界 (アートセレクション)
荒川 正明
小学館
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プロのお仕事

2011-10-18 22:46:14 | 日々のこと
先月、新調したメガネ。

ところがこれがなかなか合わない。

掛けたときはいい。

ところが歩いているうちに鼻のあたりがずり落ちてしまうのです。

そこでこれはなんとかしないといけないなあと。

鼻のあたりで下がるので鼻パッドを付けてもらったら少しはよくなるだろうと。

ホームページで調べてあたりを付けてたお店に。

閉店まで15分くらいの時間。

お店に入って早速、事情を説明。

鼻パットを付けてもらうようにお願いしてみた。

担当の初老の紳士がわたしのメガネを鼻に当ててチェックするや否や、これは鼻のところが問題ではないとのこと。

メガネの耳のつるの部分や左右の開き具合なども合っていないとのこと。

調整してくれるとのことで即お願いしてみた。

実はこのメガネ、デザインはよいものの安価なためか作った時にフレームの調整が効かないと念を押されていたのです。

ということはここでもやっぱり調整は無理なのか。。。

十数分、待ってから再び先ほどの初老の店員さん。

メガネを当てると今度は開き具合を調整するために本体とつるの部分の金具のついてる部分の面を削ってよいかと尋ねてくる。

欧米やなんかでは普通にやるのだそう。

ということで、ぜひお願いしますと返答。

そして、もう一回耳の部分を直してもらって完了。

おお!

ばっちりです。

目がとレンズの距離が左右、等しい間隔になったのが実感できました。

気がつけばすでに閉店時間を10分以上もオーバー。

なのに、ものすごく丁寧な接客。かつ、持てるスキルを全て投入して解決にあたろうとする姿勢。

素晴らしい!これぞ、プロです。

そして、調整だけだったのでなんと無料でした。

あまりに素敵な対応だったので決めました。

次回はこのお店でメガネ作りますよ。

とてもいい経験が出来ました。嬉しかったな~。
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生誕130年 松岡映丘 -日本の雅-やまと絵復興のトップランナー(練馬区立美術館)

2011-10-17 22:19:58 | アート系

「生誕130年 松岡映丘 -日本の雅-やまと絵復興のトップランナー」に行ってきました。

以前に山種美術館で見た、通常の2倍の幅のある絵巻で松岡映丘は大好きになったのです。

これは絶対に行かねばと思ってたのです。


今回はこの「千草の丘」のビジュアルが大活躍。もちろんチラシも。


なんと!縦に2つ折でひろげると大きなポスターになるのです。

イエローとグリーンがなんとも映えています。


○鵯越

これで「ひよどりごえ」と読みます。

今回の展示の一番最初にあった作品。

もっと近くで鑑賞したいと思いました。大きさはほどほどなのですが、かなり細かいのです。

断崖絶壁、逃げ場のないところ。

ぎりぎりのところでふんばっている武者たち。

そして、この翻る旗印のフォルムの美しさに眼がいきます。


○浦の島子

浦島太郎の図。背後におぼろげな竜宮。

乙姫との別れを躊躇する感じ。この人物たちの表情がとまどいや悲しみ不安といった感情の入り混じった複雑な感じがよく出ているなあと。



○道成寺

ご存知、道成寺。

六曲一双の屏風。サイズが大きいのですがトーンがぶれずとても丁寧な仕上げ。

清姫はやはり妖しい雰囲気。よく見るとその着物はくもの巣の柄。



○宇治の宮の姫君たち

シーンは源氏物語から。

左もよいのですがやはりこの右隻がよいです。

琴と琵琶を奏する二人の姫君。この髪の線と着物の色とライン。



○伊香保の沼

湖に身を投じた木部姫伝説による。

この目のあやかし。足は水につかってて、下手な幽霊画よりもよっぽど恐い。



○千草の丘

初代・水谷八重子が21歳だった大正15年にモデルを勤めている。

女性の美しさはもちろんだが、この背景の黄色から空の青へのグラデーションの美しいこと。

足元に生える春の草花がかわいらしい。脇役なんだけども相当な存在感。

着物が黄色、背景にも黄色。通常だったらやらないだろう。

でも、春の浮き立つ季節の感じはよく出ているしバランスがいいので上手くまとまっている。やはりこれが超一流の力量ですね。



○厳島詣

特筆すべきは海の表現。

薄く青を横に引いて色を乗せている。

神秘的な雰囲気をかもし出すことに成功している。

鳥居近くを飛び行く鳥の列がかわいい。



○さつきまつ浜村

風景画のコーナーはいまひとるピンとこなかったのですがこれだけは別。

エメラルドグリーンの海、山々と雲。

かと思うと遠くの海の青はまた違う印象。

同じくくりのものが異なるアプローチで同じ画面にあるのが素晴らしい。



○みぐしあげ

色がなんともキレイ。

関東大震災で消失し再制作されたものだという。

着物はもちろん、屏風、御簾にいたるまでカラフル。



○右大臣実朝

黒の多い画面に白き雪。

実朝の表情がなんともよい。

乗る車の上方の格子は整然としてて気持ちいい。


○矢表

平家物語のシーンから。

鳥、飛んでくる矢、それを見やる武者、守られる義経、お付の武者は立ち向かうもの、うろたえるもの。

左隻の空間の空いた感じに対して、右隻の密な画面は混乱なイメージが上手く出ている。


このほかにも映丘の写真などの資料もたくさん展示されていました。

なんと映丘は自身で甲冑を着てポーズを写真に収め、それを資料にして絵画制作に役立てていたとは。

あと、以前に山下先生の講演会でちょこっと出てきた映丘の生人形の写真パネルもありました。これ、実物見つかったんだそうか?気になるところです。

日本画好きならこれは必見です。

11/23まで。
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