あお!ひー

叫べ!いななけ!そして泣け!雑多なことを書いてみる。

せつなさを感じた

2007-01-31 22:04:03 | 日々のこと
いまいるところ。

ちょっとしんどかったりもするけれど、おそらくこれまで勤めたなかでもかなり居心地のいい会社。

もうこの2月で丸6年になるのです。ほんと、早いものです。

わたしにとってはかなり合ったところだと思ってるのですが、やはり思いはひとそれぞれ。。。

今日で辞めくひとがいた。

わたしよりも後に入ってきたひとが先に居なくなるケースが多くって、その度になんとなくせつない気持ちになる。

そのひとがどうのこうのってことでなくって、みんなにとって気持ちのいい場所ではないのかなあ?ここはって思うと。

最大公約数をどこまで捕まえられるだろう。

「反対の反対は賛成なのだ」のバカボンパパのようなポジティブさで走っていきたい。

ああ、なんだか自分で書いててわけが分からなくなってきた。今夜はいい夢を見られますように。

朝起きて、覚えてなくてもいいから。せめて心地よいぬくもりの残像だけはこの手に感じさせていて。。。。
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宿題が片付かない

2007-01-30 09:30:12 | 日々のこと
本当なら実家で過ごしてただらっとしたお正月。

そんなつもりで年末に慌てて入手した4号瓶の日本酒。

ところがよんどころないトラブルとお仕事の対応で帰省はフイになりました。

年が開けて、落ち着いたら飲もうと思ってたのにぜんぜん落ち着かない。

で、気がついたら一ヶ月。未だに冷蔵庫のドアを開けると恨めしそうにわたしを見上げてる。

いや、わかってるんだ。ごめん。

奥には、出番はまだかと待ち構えてるフィルムがやはりこっちを気にしてる。

いやあ、ロモLC-Aが復活したら使ってあげるからもう少し待ってね。

宿題が山積み。

いいかげんに片付けたいのですが、難しくって欲求不満。

明日はまた仕事でお家に帰れない。。。

ああ、こんな憂鬱なことはあまり書きたくはないなあ。でも、内側に閉じ込めてしまってるとさらに腐ってくので、こうやって吐露しないとバランスがとれません。
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ポスター1枚で変わるもんです

2007-01-29 21:48:32 | アート系
先日、日本画ってなぁに?(高崎市タワー美術館)で紹介したポスター。

筒のまま、放置しておくのももったいないので、飾ることに。

とはいえ、四隅をセロテープで貼るつもりはありません。

見た目がいいとか悪いとか以前に、アパートの壁はテープではくっつかなさそうです。

これはやはり、きちんとフレームに入れてあげないと。

そう思って、ネットと店頭で調べてみたところ、店頭のほうが安かったので渋谷のハンズで購入しました。

2000円ちょっと。シンプルなアルミフレームです。

大きさは調べてみたら、なんとA2でした。

フレームに入れようとして、丸まった状態から広げてみると大きさにびっくり。

これで100円はやっぱり安いですね。

まだ、ここに置くか決めてないので暫定ですが、かなりいい見栄えで気に入ってます。

ポスター1枚で部屋の雰囲気が変わるもんです。

まあ、これだけ大きいピンクが部屋に加わるんだから影響はありますよね。

これで、町田久美さんの「郵便配達夫」がいつも、家で見られる!

もちろん、実物には敵わないのですけど。
でも、大満足なのです
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オルセー美術館展2007(東京都美術館)

2007-01-28 18:13:19 | アート系
1/27にオルセー美術館展を見に東京都美術館へ出かけてきました。

この日が初日です。混んでるかなと思いつつ、恐る恐るチケット売場へ。

混雑していますという張り紙はあったものの、特に待つことなく会場に入れました。

ダリ展は確かによかったし好きだけど、なんであんなに混んだんでしょうね。エッシャー展もそうでしたが。

やはり並ばずに、さくっと入るに限ります。

しかし、毎回この手の海外の美術館の展覧会に来ると思うのですが、よくこんなに大事な作品をアジアの端っこに貸してくれるなあと。

ほんと、東京にいるといろいろと見られるので便利。だから、毎回行ってしまうんですよね。

また、今回も気になった作品をピックアップして紹介します。


ピエール=オーギュスト・ルノワール「ジュリー・マネ」


美しかった~。ルノワールの肖像画ってなんでこうもうっとりしてしまうんでしょうね。

描かれている人物の生命感溢れる感じが伝わって来ますもの。この絵ではにゃんこのポイント、高いですね。

すんごく幸せそう!みててこちらも頬が緩みます。


フェリックス・ヴァロットン「ボール」


緑という色が好きなものだからこういう作品は基本的に好きです。

でも、よおく見ているただの作品でないことが分かります。

アングルが変なのです。

回答は解説にあって読んでみると、奥に見える人物の遠景と手前のおんなのことは別々に撮影した写真をもとに組み合わせて絵にしたとのこと。

なるほど、遠景のほうは普通のアングルですが、おんなのこを見てる視点は上から見下ろしています。

手前の地面の茶と奥の緑の境が上手く弧を描くことと、木の影が入り込むことでうまく収まっています。

じっと見てて、あれ?っとなる感じの絵って好きですね。マグリットとか。


クロード・モネ「ルーアン大聖堂」


大好きなモネ。でも、今回は睡蓮は全くなし。必ず入ってそうなだけに意外でした。

中でもこの絵がすごく気に入りました。この白い描き込みがポストカードだと伝わりませんね。

ぱっと見の印象が、お菓子の聖堂!ウェディングケーキといっていいかも。


フィンセント・ファン・ゴッホ「アルルのゴッホの寝室」


見た瞬間に、AOKITだ!と心の中で叫んでました。
(参考記事:青木世一さんと語る会に行ってきました

というか、こっちが本物ですから。。。

しかし、これはとんでもないですね。あり得ないパース。エッシャーとか分かりやすい歪みではない分、ゴッホのほうが罪深いです。あと色のバランスが上手いです。

ゴッホのフィルターには参りました。

そして、この絵の隣に、もっととんでもないのがありました。


フィンセント・ファン・ゴッホ「アルルのダンスホール」


ゴッホが続くのですが、これは視界に入った瞬間に震えてしまいました。

おおおお。目の前にとんでもないものがあります。

ゴッホの部屋はこういう絵だというのを知ってたので、想像してたとおりだったのですが、こちらは不意打ちをくらいました。

タイトルのとおり、ダンスホールでの客席の光景。

この衝撃は言葉でうまく表現出来ないんですよね。ほんと、なんじゃこりゃって感じ。

これを写実的に同じアングルで描いたらどんなに味気ないものでしょう。

ゴッホの描く観客のシンプルな表情がいいのです。特に後ろに行くにしたがって顔はマッチの頭みたくただあるだけ。

観客の並びの折り重なりあいの雑多なところがこれから始まるステージへの期待に見てとれるのです。

あと、気になったのは手前の女性の髪。これってなんとなく、日本髪に見えたんですよね。黒髪ってこともあるんでしょうが。

今回、わたしとしてはこれがナンバーワンでした。


ジュリアン=アドルフ・デュヴォセル「目の飛び出した頭蓋骨」


およそ100年くらい前の作品なのですが、骸骨がちょっとかわいい。ほとんどデフォルメされてないのに。

こういうグロイ中にかわいいテイストが入ってるものとしてはかなり古いほうなのではないかなと思いました。

なんかこういうのって珍しいなと思って取りあげました。


確かに混雑してたものの、時間をかけてちゃんと見ることが出来てよかったです。

ひと苦労だったのはコインロッカーの確保。

東京都さん、頼むから都美術館のロッカーは増やしてください。とても足りませんし、荷物を会場に持ち込むとさらに混雑してしまいますから。

オルセー美術館展は東京都美術館にて4/8まで開催です。
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中村宏「図画事件1953-2007」(東京都現代美術館)

2007-01-27 23:57:44 | アート系
先週、土曜日に訪れていたものの、今週はずっと仕事が忙しくまとめる時間がなくって一週間遅れでようやくの掲載です。

中村宏「図画事件1953-2007」。

チラシを見てなんとなく60年代っぽい絵だな~ということだけ頭にありました。

さて、全ての展示を見た感想としてはお腹いっぱいという感じです。展示はボリュームがありましたね。

今回の気になった作品をピックアップです。


「砂川五番」


今回、一番感情移入出来る作品でした。

土地収用における警官と住民の対立のようです。

ゴリラみたいな不気味で表情の乏しい警官隊。これに対する住民達の顔には訴えかけてくるものがあります。

全体を描くパースがすごく歪んで見えます。中央の警官と左の警官の大きさの違いが誇張されています。中央奥のやぐらの伸び方もいびつです。

警官と住民の主張の対立の歪みをこの画面に凝縮してまとめあげているように思えるのです。

あと、気になったのは中央の坊さん。普通の人物の半分以下の大きさで描かれているのはどういった理由でしょう。

これはきっと本当のところは描いた中村さんでないと分からない領域なのかもしれません。


「円環列車・A-望遠鏡列車」


これは見ててあり得ない構図ですよね。しばらくずーっと見てました。

座席に座るのは一つ目の女子学生。円環とタイトルについてるだけあって窓の外の景色はぐるっと反対まで回ってしまっています。

テーマはモノラルなんでしょうか。

ひとつの目、ひとつの性、ひとつ目の電灯、そして中央の一つ目の海の景色。

この海の景色が女子学生のもうひとつの目なのでしょうか。

この中央の上の荷網にはトランクに入った骸骨が並んでいます。死したひとには瞳が二つ入る目の穴が空いている。

にも関わらず、女子学生達は一つ目。ひとに至るその過程か?はたまた、そこから外れた狭間で終着駅に永遠に到着しない列車で円環の時間を繰り返すのか。

解釈の興味は尽きません。


「円環列車・B-飛行する蒸気機関車」


同じ、円環列車のタイトルではありますがこちらはシンメトリーではありません。

Aが閉じた円環であるならば、このBは内にどんどんと吸い込まれていくような感じでしょうか。

広陵とした大地と青い空はダリっぽい気も少ししますが、機関車と女子学生はやはり中村さんのオリジナルです。

右手前の女子学生がどうなってるのかが気になります。窓から横に飛び出てて、これは飛び降りてる最中なのか?そもそもこの絵の世界の中に重力という概念自体あるのか。

どうしても自分なりに解釈して回答を出したくなってしまう、そんな作品でした。


「F601機」


この白に黒い線画だけだと、発想の尋常でないことを痛感しますね。

女子学生と機関車とプロペラ機。あり得ない組み合わせ。やっぱ、狂ってて大好きです。


毎回、ポストカードって選んで買うようにしてるのですが、今回は全8種類を購入しました。一枚150円。

あと、このステッカーもオススメです。



原色のトーンに線画というのがしっくりきますね。

こちらはシンプルに黒と白。



やはり、発想とデザインたるや秀逸です。このステッカーは一枚380円でした。

もう一種類あって全部で3種類。

これも手帳の内側に貼るとかなりかっこいいかも知れません。
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会田誠 DOUBLE FANTASY(GALLERY at lammfromm)

2007-01-26 21:43:02 | アート系
lammfromm The Concept Storeに併設されているGALLERY at lammfromm。

1/19から会田誠の個展 DOUBLE FANTASYが開催されています。

写真は案内のポストカード。

これがタイトルになってるDOUBLE FANTASY。

ウェディングドレスの女性が2人?って、向かって右が会田さんです。メイクしてるので白い顔。

左は奥さんの岡田裕子さんですね。

DOUBLE FANTASYは今回、初展示とのこと。

家族の記念写真をフレームに入れて飾るという当たり前のことが、当たり前でなくなってる。この木製の額がちゃんとしてるだけにどんどん違和感が強まっていきます。やはり、このタイトルが秀逸です。

「Body Painting with Koe in Stockholm」なる作品が奥に展示されていました。女性の裸体に会田さんがペインティングしたもの。アニメちっくなおんなのこを描いてるあたりとバックに普通の公園が映ってるギャップに参りました。

「切腹女子高生」のサイン入りポスターを店員さんに勧めてもらったものの、これはちょっと部屋に飾るのは違うなあ。。。作品がいいかどうかとは別なんですよね。

しかも、大きいので壁にかなりスペースがないと無理。

投機目的で買うのならいいのだけど、そういうつもりはないので買いませんでした。ちなみにポスターのみで3500円。

もうラスト一枚だったのでおそらく売れてしまっていることでしょう。欲しい人のもとに行ってくれるのが一番幸せでしょう。

さて、今回の展示はラムフロマー2号『会田誠』特集を記念しての開催とのこと。先週行った時には、他のお客さんはみな、このラムフロマーを持って帰ってましたよ。

わたしは出てすぐくらいに頂いたのですでにでっかいクリアファイルに保管しています。

さて、ラムフロムもだんだんとグッズのみから作品のほうへ力を入れているみたいです。

いつか、ラムフロムでのグッズが多い、奈良美智さんの個展をやってくれないかなあとすごく期待してるのです。
ラムフロムさん、お願い

2/19まで。代々木八幡GALLERY at lammfrommにて。
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街でペコちゃんを見かけた

2007-01-25 11:15:03 | かわいいもの
あまり普段は時事ネタは書くほうではないのです。

でも、あの事件後にペコちゃんを街中で見かけるとついついデジカメで撮ってしまうので、これは載っけておきたいなあと思いました。

ブランドイメージはあそこまでダメージを受けてしまうともう元のままというのは無理でしょうね。

お菓子とセットのイメージのペコちゃん。

誰もが知ってるあの舌を出してる、ぽこっとしたほっぺのおんなのこ。

ペコちゃんには罪がないのにね。

こういうTシャツとか売られてるのを見て、これもいつまであるんだろうなとかついうついそういうほうに考えがいってしまいます。

かの会社がお菓子をヤメても、このペコちゃんは残して欲しいものです。

例え、お菓子屋さんの店頭から人形がなくなったとしても。。。

Tシャツの他にはこんなものを見つけました。



地下鉄の自販機のジュース。

Tシャツは問題ないにしても、食品はやっぱり撤去されてしまうんでしょうか。
かわいそう、ペコちゃん
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花の原色に酔う

2007-01-24 12:42:52 | 日々のこと
最近、愛用のロモLC-Aを修理に出してることもあって、先日新しく購入したデジカメT9でがしがし撮っています。

先週、飲んだあと酔いつつも、夜の街を散策しつつシャッターを切りました。

ふと、つばきを見つけて撮ってみたのですがいかんせん暗くて写らない。

雰囲気が壊れるのがいやでフラッシュは使わないのですがこの時ばかりは、どうしても記録したくって使ってみました。

撮影時は暗くて何も見えないモニター。すぐさま明るくなって映し出された画像にテンションが上がってしまいました。

見てのとおり、赤と黄の原色が目をついてきました。こうなるともう面白くなってしまって、アングルを変えて何枚も撮ることに。

そのうちでまあまあな一枚。

撮ってるときはその色の写りに酔いしれているのですが、出来上がりをあとで見てみるとフレーミングについて反省しきり。

ともかく撮ってて楽しきなるっていう原点に立ち返れたのがよかったなと思いました。

初心忘るべからずってことですなあ。
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7種の野菜のミネストローネ(ファーストキッチン)

2007-01-23 11:44:24 | 美味しいたべもの
やっぱ寒いと暖かいものを体に入れたくなりますね。

看板のミネストローネにつられて、ファーストキッチンへ。

ファーストフードはもっぱら、モスかフレッシュネスばかり。ファーストキッチンはまず行かないので、すごく久しぶりでした。

その場の食欲には敵いません。

7種の野菜のミネストローネ。

トレーの紙には以下のような文章が載ってました。

チキンと野菜のブイヨンをベースに、じゃがいも・キャベツ・にんじん・枝豆・セロリなど7種の野菜とベーコン、押し麦も入った、具沢山なトマト煮込みスープ。

沢山の種類の食材を一度で食べられるってのはいいもんです。

380円はやや割高な感じがしますが、くるみブレッドのセットにすると480円なので途端に妥当な感じがしてしまいます。

実は他のバーガーとミネストローネで700円だったのですが、くるみブレッドセットにしておくんだったとちょっぴり後悔。

このミネストローネ、一番ツボにハマったのは押し麦。

割合にたくさん入ってて熱々で、あのぷにぷにとした食感がたまりません。

このミネストローネのほかにもあと3種類、スープメニューがありました。

なかでも、いも栗かぼちゃのスープが気になっています。

たぶん、次に行ったら間違いなく頼むでしょうね。

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国立新美術館開館記念展 20世紀美術探検

2007-01-22 11:30:51 | アート系
たぶん混んでるんだろうなと思いつつ、会期ぎりぎりで結局行けなかったなんてことになるのは嫌なので行ってきました。

国立新美術館開館記念展 20世紀美術探検

よく考えてみると開館したばかりの美術館の初日に行けるなんてめったにないことです。

報道ではやたらと六本木に新しい美術館が出来たと言われてましたが、アクセスを調べてみると乃木坂の駅が一番近い模様。

乃木坂駅6出口(美術館直結)と書かれてたので間違いありません。

その6出口の手前にはこんな看板がありました。



わくわくが加速していきますね。

真新しいエスカレーターを登っていくとデッキに出ます。左手の売場でチケットを購入。美術館はもうそこです。



中に入ってみると、たしかに大きい。地下のショップが見えるし、2Fへ上がるエスカレーターもその先の広さをかんじさせてくれます。

1Fにはこんなのがありました。



下はトイレ、上はレストラン。印象に残りますね、この形。

さて、「20世紀美術探検」へは1Fの奥に列が出来てました。入口までそんなに列の長さはありません。

初日でもっと混雑してるかと思いきや、意外や意外。ものの10分もせずに中に入れました。

会場の案内図をもらったのですが、ここまで大規模だとは。

第1部 20世紀における物とその表現

第2部 20世紀美術における物と人間の生活

第3部 マテリアルワールドに生きる

図を見た感じだとそれぞれの部が大きめの展示会場ひとつをまるまる使ってる感じ。実際に中に入ってみると導線がかなり広くゆったりとしてるので想像してたよりもかなり大きかったです。

なるほど、この規模であれば会場にお客さんがたくさん入っても時期にばらけてきますね。

収蔵品を一切持たないこの美術館。そのことで特に問題ないなと思ってたのですが、問題ありました。

見終わった後にショップに行ってみたら、今回の展示の絵はがきがない。。。

カタログを買ってくださいってことですね。これはちょいとがっかりでした。

そんなわけで図版のないものは活字で説明していきます。さすがに作品が多いので気になったものだけ。


小絲源太郎「惜春賦」

画面の中に洋風の屏風がありその中の絵と、手前の花とが画風の違うのが印象に残りました。独特の雰囲気と色使いが好きなのです。

東郷青児「帽子をかむった男(歩く女)」

キュービズムばりばりの頃の東郷青児ってすごく好きなんです。見てて飽きないんですよね、タイトルにあるとおり、男にも女にも見えるのです。キュービズムって一見つきはなされてるような感覚に陥るのですが、東郷の絵は何故かやさしさを感じます。

田中信太郎「音楽」

あれ?向こうの部屋からピアノの音がする。だれか勝手に鍵盤を鳴らせることの出来るところがあるのかと思いました。
すごくアナログでオートマティックにピアノを奏でる作品でした。
ピアノの上に白く塗ったやかん。その中には人形の首。
チェーンで回転するその先にはゆらゆらと動くバーがあり、両端にはゴムがついてる。このゴムが鍵盤を叩いて音を出すような仕掛け。
どうも、左の横にあるレコード盤みたいので動きを制御してるようでした。
アクシデントっぽく音が鳴るのがすごく楽しくて人だかりになってました。

マルセル・デュシャン「泉」


やっぱずるいし、上手いなあ。サインしていっちょあがり。これもアートでっせというのは最初に言ったもん勝ち。チョイスするのも作家性。デュシャンってDJか?


吉村益信「豚・pig lib;」


最初見てて笑いの作品だと思ってたのですが、だんだんと不思議なことに気付いてくのです。
あれ、この豚、2本足で立ってるぞ。。。あれれれ。気分が宙づりにされる感覚。


コーネリア・パーカー「ロールシャッハ(ヴェラ)」


第3部で正直、いいなと思ったのはこの作品だけ。

天井からワイヤーでつぶされた金属の食器や楽器が左右対称で形を作ってる。このシリーズが何点も並んでて壮観な眺めでした。


とまあ、個々についてはこんな感じです。それにしてもすごいボリュームでした。

第2部まではいい案配だったのですが、第3部がちょっと広い会場の使い方も含めてすごく気になりました。

じっくり見て楽しむのであれば最低2時間、出来れば3時間は欲しいですね。

毎回この規模では大変だと思うので、もう少しコンパクトでもよいかなと思いました。
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430円の贅沢~久々に銭湯へ~

2007-01-21 23:28:28 | 日々のこと
季織亭でしこたま飲んだ後、ともだちと思わぬアイデアを実行することになりました。

おいしい酒と肴、で、このあと風呂に入ったら最高だよねと。

てな訳で、アルコールの入った状態で銭湯に行ってきました。

季織亭のあるすずらん通りをさらに下ると塩原湯という銭湯があるのです。

以前、風呂なしのアパートに住んでいた時期は銭湯によく通ってました。

でも、よく考えてみたらここ塩原湯は初めて。

普段、ユニットバスなのでなかなか体を伸ばして湯につかるということが出来ません。

久々の銭湯は極楽でした~。

今はたいてい風呂付きのアパートが当たり前になりつつありますが、銭湯に通って大きな湯船でだらーとしてるほうが贅沢ではないでしょうか。

初雪を見た昨日に比べるといくぶん、やわらいだもののまだまだ肌寒い季節。

銭湯ってやっぱり造りがいいんですよね。

古時計、熊手、富士山、そして全体が落ち着く木の造り。天井と壁の境の丸みとか風情があるものです。

さっきはお酒。でも風呂上がりにはラムネ。
いや~、430円の贅沢。おかげで気持ちが豊かになりました
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日本画ってなぁに?(高崎市タワー美術館)

2007-01-20 10:04:22 | アート系
先週の日曜日、高崎に行ってきました。

目指すは、高崎市タワー美術館で開催されている「日本画ってなぁに?」。

以前にこのピンクのチラシを見て、これは行かなくちゃなと。

町田久美さんの「郵便配達夫」という作品です。

以前に個展で見てすごく気に入って、長々と眺めてました。
(参考記事:町田久美(西村画廊)

これをメインのビジュアルに持ってくるとはすごいなあと期待して、いざ高崎へ。

高崎市タワー美術館は駅前の高層ビル(マンション?)の4Fにありました。

上に展望台のあるような観光って感じのタワーではありませんでした。ちょっと残念。

入場料金500円を支払い、パンフを受取ます。



目録はもちろん、日本画の画材や掛け軸や屏風の説明なども載っています。

カタログとかないのでこれは必要ですね。

さて、冒頭から酒井抱一「春野之図」。

やはり花の描き方が丁寧だなあ。何度も行きつ戻りつして見たのでうが、やはり鑑賞に耐える作品です。

なんで、そう思ったかというと、実は展示されている屏風で桜の花が丁寧でない塗りでがっかりしたからなのです。

会場には日本画のみならず、岩絵の具や膠なども展示されていて、日本画ってこういうもので作るんだというのが見てとれます。わたしも膠は初めて見ました。

あといいなと思ったのはキャプションにひらがなをふってあるところ。これだと小学生でも読めますね。

さて、今回メインビジュアルで使われている町田さんの作品は2点展示されていました。町田さんは高崎市の出身ということもあっての展示のようです。

前述の「郵便配達夫」は見入ってしまいました。このシンプルな線画とバランスの妙でしょうか。

もう一点は「ガシャポン」。


福助の見え方が違うので初めて見た時になんじゃこらと思わせるところがたまりません。

キャプションがおかしかったですね。福助のところに触れてる文章の後ろに、(生きているかも)というのが笑いました。

ええ、生きてるかもしれませんよ、この福助。

親子連れが来てたりもしたのですが、この町田さんの絵を子供はどう感じるんでしょうね。かわいいと思う?それとも怖いと思う?

他に気になったところでは清水操さんの描いた南の海は意外な感じでした。

日本画で描かれる風景で沖縄の青い海って思い浮かびませんでしたから。

ブルーの海だけど日本画のトーンで不思議な味わいです。

いろいろと作品の種類はあったものの、町田さんの作品ばかりに目が行ってしまいました。

こればっかりは巡り合わせなので仕方ありませんね。

さて、今回展示されている作品のポストカードはほとんどなかったのですが、ショップでいいものを見つけて買ってきました。

このピンクのチラシと同じデザインのポスターがなんと100円でした!

町田久美さんの作品が大きなサイズで見られてこの値段は安いです。
帰りの電車で折らないように慎重に持って帰ってきました。壁のスペースが微妙ですが、出来れば額に入れて飾りたいものです


<町田久美さん関連記事>
「日本画」から/「日本画」へ(東京都現代美術館)
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SuicaなペンギンくんとPASMOなロボットくんの記念カードが発売になります

2007-01-19 10:35:51 | Suicaなペンギンくん
先日、PASMOのロボットくんについて書いたところ、通りすがりの人さんからうれしい情報をいただきました。
Suicaなペンギンくんのライバル?

なんでも、このロボットくんとSuicaなペンギンくんが一緒のカードが発売されるとのこと。

パスモは本格始動する3月前になってから情報を集めればいいやと思ってたのですが、Suicaなペンギンくんが絡んでくると目の色が変わってしまいます。

早速、私鉄の駅で「すぐわかるPASMOガイド」なる2つ折りのパンフをもらってきました。

すると、載ってました!

パスモがサービスを開始する3/18に、PASMO+Suica記念カードが発売になるとのことです。

PASMOの発行と、Suicaとの相互利用導入を記念して11万枚限定でこの記念カードが発行されるのだそうです。

SuicaなペンギンくんとPASMOなロボットくんが手をつないでる。なんか不思議~。

ちゃんとカードの下には「*ペンギンはJR東日本のキャラクターです」と断りがあります。
さあ、3/18は私鉄の駅へGO!!


<3/18追記:というわけで並んでGETしてきました!PASMOでなくSuicaですが>
並んで買えました!Suica・PASMO相互利用記念Suica

<3/8追記>
Suica・PASMO相互利用記念Suicaが3/18に発売になります

<2/20追記>
PasmotownCardに入会すると先着1万名様が記念カードになるようです
PasmotownCard入会キャンペーン
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パプリカ

2007-01-18 10:39:05 | DVDとか映画
今敏の新作「パプリカ」を見てきました。

今さんと言えば、わたしはパーフェクトブルーを見てやられた~というのがすごく記憶に残っています。

サスペンスをアニメで見て普通にどきどきしたのっていうのがすごく衝撃だったのです。

PERFECT BLUE

ジェネオン エンタテインメント

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千年女優はやりたいところは分かったものの主観で好きかというと微妙。東京ゴッドファーザーズはあらすじを聞いてどうかなと思い、未見のまま。

そして、今回のパプリカです。原作は筒井康隆。

パプリカ

新潮社

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ここで結局レビューとして書きませんでしたが「時をかける少女」(原田知世のも大好きですが、昨年公開されたアニメ映画のほう)はすごく気持ちのいい青春映画に仕上がっていました。どうしたんでしょうかね、アニメで筒井さんの作品が続いてるのは何だか不思議な感じです。

音楽は平沢進。ここ最近の今さんの作品で使用されることが多くなりました。
わたしはこの平沢進の音楽は大好きなのです。CDはほとんど持ってたりするのです。彼の楽曲を大きな音で聞くことが出来るというのはうれしいことなのです。

パプリカ オリジナルサウンドトラック
サントラ
インディペンデントレーベル

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かなり特殊な音楽なので合うかどうか毎回心配するのですが、ばっちりでした。

ちなみに下記の平沢進のオフィシャルサイトからエンディングテーマがフリーでダウンロード出来ます。
(http://teslakite.com/freemp3s/paprika/)

さて、本編のほうですが、見終わった後に気持ちよく劇場を出てこれる作品だなあと思いました。ストーリー詳細はあえて書きません。ネタバレにもなるし、何より劇場できちんと見てもらいたい作品です。気になったら下記を見てくださいね。
(パプリカ公式サイト:http://www.sonypictures.jp/movies/paprika/)

映像の印象としては主人公の分身である「パプリカ」のカット毎でくるくると変わる変身が「めくるめく」イメージを強烈に印象づけています。

今さんの作品で毎回、素晴らしいなと思うのは美術。ディティールがすごく細かいんですよね。画面で見たときに説得力があるのです。

SF活劇で娯楽映画なんだけど、最後の最後で正直な自分の気持ちというところに帰結してて、そのふんわりとした優しい描き方がすごく気持ちいい。
映画はこうでなくっちゃね
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こんな写真が撮れました

2007-01-17 09:57:48 | ロモ魚眼/LC-A
こんな写真が撮れました。

表参道の裏手の路地です。星がなんとなく気になって、パシャリ。

ここ2本ばかりロモで撮ったフィルムの中に、こんな素っ頓狂なトーンのカットがありました。

普通のカラーフィルムですがセピアともちょっと違う独特の色合い。

でも、意図してこうなったのではないのが痛いところ。

うーん、結論。おそらく故障ですね。

ロモLC-A、これまで約80本撮りましたがこんなことは初めて。

同じフィルムの中に露出が適正とオーバーのものが入り交じってる感じ。

先日、新しいデジカメを買ったばかり。このソニーのT9ばかりで撮っててロモはへそを曲げてしまったんでしょうか。

このまま撮ってもどっちに転ぶか分からないのではちょっと実用には厳しいところ。

ひとまず、ロモグラフィージャパンに修理に出してみます。

さて、いくらかかるのか?そもそもなおるのか、不安がひとつ。

復活するまで手元にないっていうのがすごく困りますね。
ああ、ついてないっす
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