あお!ひー

叫べ!いななけ!そして泣け!雑多なことを書いてみる。

松田 修 展「オオカミ 少年 ビデオ」(無人島プロダクション)

2009-08-31 21:34:31 | アート系


無人島プロダクションの新人・松田修の初個展「オオカミ 少年 ビデオ」を見てきました。

実は無人島プロダクションの3周年記念の時に松田さんとは会ってたのです。

タイトルにあるように映像メインの展示。

会場にはサンドストームの流れてるモニターが数台、会場に点在しています。

DVDプレーヤーの再生ボタンを押して、短い映像が流れるという仕掛け。

内容をまま書いてしまってはつまらないので、内容は伏せておきます。ほんとびっくりするくらいに短いのでこれは見てみないとその感じは伝わらないのだと思います。

いずれの映像にも共通してるのが、ほとんどが下ネタであり、自分だけで演じてるということ。二人の人物が写ってるのも一人でやってて、かつ音声というかアフレコも一人。

「おれがおまえで、おまえがおれで」というテーマが隠れているのだそう。

壁に貼られたドローイングのおやじの抜けた鼻毛が、髪になるというのもまさにその流れ。

あと言われて気づいてからハッとなるのが、最小枚数の静止画で動画に見えるように作っているということ。

よく見てみるとコマ割りでカクカクしてる。ビデオのコマを抜いたのではなく、スチルをつなげて作成してるそう。

基本的に下ネタだから、そういうのを受け付けないひとはもうNGだと思います。

でも、受け入れられるひとはゲラゲラ笑うのだと思います。すっごくくだらないことは間違いないのです。

最後奥に控えてるブラウン管に映し出される映像は「えっ!」とびっくりする。

が、もう一捻りほしいなあと。ちょっとまんますぎるんですよね。

今回は書くかどうか、すごく迷ったのですがやはり残しておくことにします。

しかし、ここまで下ネタで一貫してしまうと次にどうなるんだろうというのが気になるところです。

9/19まで。
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道教の美術(三井記念美術館)

2009-08-30 20:43:46 | アート系

三井記念美術館の「道教の美術」を見に行ってきました。

仏教は身近でなんとなくわかっていますが、道教となるとどのあたりがその範疇なのかが正直分かりま

せん。

今回の展示を見てそのあたりが判然とするかなあと思ってたのですが、こうやって見てみるとますます

区分が難しいなあと。

道教といういわばマイナーなタームで果たして、お客さんが来てるのか?なんて思ってたのですが、け

っこうお客さんが入っていました。

見にいったひとの口コミでしょうか。確かに見て面白いなあというものが多かったなあと思います。

今回も気になったものについてピックアップ。


○仙人像[羽人]

耳が異常にでかくて、動物というよりもエイリアンちっく。小さいのですが、同じ展示ケースの中で存

在感は一番でしたね。


○荘子図 三井高就筆

名前から分かるとおり、北三井家の当主が描かれてものですが、これはよかったです。

円形の窓に肘をついて、目を閉じている荘子。

瞑想に入ってる表情が穏やか。安らぎすね。


○焔口餓鬼図[面然大士]

これが今回、一番脳裏にやきついています。

画面中央に鎮座まします、青い河童みたいなのが焔口餓鬼。

これが信仰の対象をいうことに驚きます。

逆立った赤い髪の毛、青いまだらの皮膚、首の辺りから青い火炎が出ています。

ただただ、そのいでたちの異様さに圧倒されます。

でも、この焔口餓鬼は仏教では観音菩薩の化身だそう。この絵にも上方に観音菩薩が描かれえています。


○琴高・群仙図 雪村周継筆

3幅の水墨の掛け軸。中央の鯉に乗って水のなかから出現した仙人がいい。

馬の手綱よろしく、鯉のひげをつかんで乗りこなしてる。

このポーズといい、鯉のびっくりした表情は飽きませんね。


○妙見菩薩立像 [伊勢常明寺伝来] 院命作

えもいわれぬ風情。この表情がなんともよいのです。

顔は稚児ですが、身体は大人。左手の指の組み方がVサインに近い。人差指と中指がVにみならず平行に

くっついてる。

こういう無理があるはずのものが存在としてそこにあるというのはやはり製作した院命の技量と信仰によるものなのでしょう。


○群仙星祭図 河村若芝筆

鶴に乗った寿老人を下から見上げてる仙人たち。あっ、蛙を手にしてるので蝦蟇仙人だけはわかります。

この仙人たちの顔がひしゃげててすごく妙なのです。

どうしてそうしたのか、その意図はちょっと分かりかねますね。


内容的にかなり充実していますが、展示期間によって見られるものが違いするのはやはりどうかなあと。

リピート割引とかの案内はありましたが、そう何度も同じ美術館に行けるものではありません。

出来る限り、展示替えは少なくしていただきたいものです。

9/6まで。
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海辺にて

2009-08-29 23:52:23 | 日々のこと


先日訪れてみた港にて。

釣りやスケッチをするひとの姿。

防波堤と海と空。平行に走る3つの水平線。

終わってく夏のしっぽ。

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「すヾしろ日記」発売記念、山口晃さんサイン会

2009-08-28 22:21:25 | アート系


というわけで行ってきました。

山口晃さんのサイン会。

↓この「すヾしろ日記」の発売記念ということで新宿のブックファーストで開催されました。


実はこのサイン会の情報を聞きつけてすぐにお店に行って整理券を入手したのですが、その後に丸善でトークショー&サイン会があると耳にしてちょっと先走ってしまったかなあと。

そんなわけで今日はてっきりサインだけで終わると思いきや、冒頭の10分くらいは山口さんのトークを堪能しました。

こういう話し方をされるんだというのがはじめて分かりました。

落としどころを心得ててなかなかにうまいのです。ホワイトボードを使って絵を交えて独特のリズム。

おかげで会場は笑いで和やかなムードに。

そして、山口さんがこの「すヾしろ日記」で好きな箇所を教えてくれました。

実は会場に入る前にちょうど再読しててあらためて面白いなあと思ってた箇所でびっくり。

野球なかっこした外国人が「ミー、ナゲル」「ユー!ウツ!!」というイントロで
憂鬱というテーマに流れてくというもの。

これには爆笑しましたよ。やっぱり、気に入ってたんですね。

さて、トークはあっという間に終了。

サイン会スタートです。

名前を入れてもらうには予め紙に書いておくのです。

もちろん、わたしは「あおひー」で。

この妙な名前、突っ込まれるだろうと思ってたが案外普通に書いていただけた。

うーん、やっぱり目の前にするとうまくしゃべれないものですね。

でも、サインしてもらった後に握手はしてもらったっぞっと。

さあ、また大事なお宝が我が家に増えました~。
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ちょんまげなペンギンくん!!

2009-08-27 23:40:33 | Suicaなペンギンくん


バショウカジキさんのコメントで知ったペンギンくんの新しいポスター。

なんとちょんまげペンギンくんが登場してるとのことで早速、JRに乗って確認してきちゃいました~。

というわけで↑の中吊りです。

アリエナイ!

着物を着てるって時点で既にあり得ないハードルを超えてしまってるというのに、さらにちょんまげです!

誰か教えてくだーい。ペンギンくんのちょんまげがどーゆー仕組みになってるのか。。。。

しかもこのシチュエーション。「お主も悪よの~」って感じなんでしょうか?

でも、それを演じるペンギンくんがただだたかわいいんですよね。

ドラマな感じのうるうる、ゴルフ中継、そして時代劇。

次はたぶん歌番組じゃないかなあと想像しちゃいます。

このシリーズもっと続いてくれるとよいですね~。


さて、こちらは前に撮ってたのですが、反射してしまってたので撮りなおししようかなと思ってたのですが、同じ条件のばかりだったので断念。

ペンギンくんが歯磨き!

これもよく考えてみるとあり得ない光景です。

しかし、ペンギンって歯があるんでしょうかね。

謎ですね~。

この実写のペンギンくんもまた新しいのが出たらなあと期待しております。

あ、そうそう。今日、また年をとりました。

年々この間隔が早くなるな~。
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追悼 赤塚不二夫展(松屋銀座)

2009-08-26 23:45:59 | アート系


昨日の記事に載せたアートコレクター。

その表紙は天才バカボン。

というのも、今日からスタートした「追悼 赤塚不二夫展」にちなんで。

ということで行ってきました松屋銀座。

時間は夜7時前だというのに混雑していました。


チケットはチラシとちょっと色がちがいます。

会場に足を踏み入れるなり、花花花!

赤塚不二夫といえば、漫画家であるのに顔がすぐにぱっと思い浮かぶところ。

しかも、自分のマンガのに登場するバカボンパパのかっこをしていた姿が印象に残ってるのです。

展示を見ていると、マンガのみならず本人も含めてのトータルなパフォーマンスなんですよね。

天才バカボンや、ひみつのアッコちゃんなどの原画のオンパレード。

特にバカボンのセレクトされた原画は興味深かったです。

笑いの実験をこれでもかと刹那的に展開しています。

バカボンの原寸大とか、「ナシ」って書かれたコマを大量に使って「んめ、読みやすいでしょ」とか、はたまた絵文字だけかと思いきや字を配置して絵にしちゃったり。はたまた左手だけで描いたり、天才おバカボンとしてやたらと目のキラキラしたバカボンとバカボンパパを描いてみたり。

もう考えられる限りの実験をしたのでしょう。バイタリティに溢れてるのですがギラギラしてるというんではなく、あくまで面白いのです。

面白いってのはすごく大事で、見ててほんとに頬が緩んでしまってうれしくなりました。

あと、着想と絵のコンビネーションのすごさ。

バカボンパパを予言する占い師が登場するのですが、この占い方法がもう素敵すぎる!

とんがった頭で逆立ちして体を回転。そのまま頭をドリルにして土の中に入っちゃう。残った足を地面に開くと、地面に描いた時計に足が長針短針になって3時を指し示す。バカボンパパが3時に死ぬという予言。

この描写に勝てるオリジナリティってそうそうないのでは?

なんかこれだけで猛烈にいいものを見たなあと。

あと初めて知って驚いた「山田一郎」事件。

なんと赤塚不二夫が天才バカボン連載中にいきなり、山田一郎に改名しましたと告知して、他のマンガなどにも山田一郎の名前で作品を発表していたという事件。

自らのリスクをおかしてまでギャグにかける意気込み。尋常でなくって好きです。

でも、これは再び赤塚不二夫に改名して収束するのではあるのですが。

会場のラストにはおそ松くんでお馴染み、イヤミの「シェー」のポーズをとる有名人&キャラクター。

ほんとに好きで仕方ないなあと思ったのが電気GROOVEの石野卓球と新感線の古田新太。

二人ともイヤミのコスプレしちゃってる。いいなあ~。

マンガとキャラと赤塚さん自信が愛されてる暖かさが出てました。

そして、出口には誘惑いっぱいの物販コーナー!!

アイテム数の多さにびっくり。

でも、ここは心を鬼にして絞りました。

 
ポストカードを4枚。

この真っ黒なバックを背にしたウナギ犬。

ちゃんとウナギ犬の部分だけ別素材でエンボスで浮いてるのです。

単に墨ベタでないのが気に入りました。

9/7まで。
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2冊のアート雑誌

2009-08-25 23:09:12 | アート系


ボンボンバカボンバカボンボン。

空手バカボンが好きだからとか、41歳の春まであとウン年だとかそういう理由ではないのです。

時折、読んでて購入したこともある、隔月の雑誌アートコレクター。

その雑誌になんと、Takさんの弐代目・青い日記帳が登場。

「ネットで集める展覧会情報 情報サイト利用術入門」なる特集で登場です。

TOKYO ART BEATや芸力といったサイトと並んで取り上げられています。

弐代目・青い日記帳はTakさんの個人でやられているサイトですが、毎日どうやって書いてるんだろうと思うくらいの情報の密度の高いページです。

これはすごくうれしいことですね。ほんとに好きで仕方のないことをやり続けてこうなったのですから素敵なことだと思います。

さて、そのページの右下には「まだまだいるぞ、アートブロガー」なる囲みが。

その中に当ブログ「あお!ひー」もタイトルとURLを掲載していただきました。
(URLはアート系カテゴリのもの)

まさか、雑誌にアドレスだけでも掲載いただけることになうとは思いもよらず。

ということでこの雑誌は永久保存ですね。いえい。


さて、こちらは直接ではないのですがちょっとだけ、あおひーと関係のある内容が掲載されています。

ギャラリー8月号のレンタル・スペースFILE2009なるページに登場する、ギャラリー・アート・ポイント。

以下の文章が掲載されています。

アートポイントセレクションⅡ
創業40周年とリニューアル1周年を記念した、画廊セレクトによるグループ展。若手から実力派の作家16名を年4回に分けて紹介する。


えーとですね。

あおひーはこのグループ展の4回目、アートポイントセレクションⅣに参加します。

時期は10月の終りです。

まだ先ですのでもう少し時期が経ったら再度、お知らせしますね。

今回の写真はカラーがメインでモノクロが出るかどうかというところ。

いつものぼけぼけの写真です。先日導入した新プリンターで出力した大きなサイズのプリントも展示する予定です。

お楽しみに!
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好きなアーティストに会いに行こう!

2009-08-24 23:14:32 | アート系


じゃーん!

わくわくのチケット。

こういうタイトルで書くと自己正当化出来るかなあと(笑)

ということで、今週の金曜に山口晃さんのサイン会へ。さらに来月には奈良美智さんのトークショー&サイン会へ。

山口さんのサイン会は↓この「すヾしろ日記」発売を記念して。


実はこれまで何度か山口さんのトークショーに行きたいなと思いつつも、タイミングが合わずパスしてたのです。

今回はタイミングばっちり。ということで喜び勇んで新宿のブックファーストへ。

山口晃さんの展示は毎回楽しいなあという気分になれるのがいいですね。

和風であり昔であり、かつ現代。生物であり、かつメカである。

これを矛盾なく緩く、でも緻密に描く技は唯一無二なのです。

<関連記事>
ネオテニー・ジャパン その2(上野の森美術館)
「さて、大山崎」山口晃展(大山崎山荘美術館)
山口晃展 今度は武者絵だ!(練馬区立美術館)
アートで候。会田誠 山口晃展(上野の森美術館)
山口晃「ラグランジュポイント」(ミヅマートギャラリー)

さて、この「すヾしろ日記」ですが、以前にUPに連載されていた時には毎回ではなく間の抜けた状態で都度読んでたのですが、こうして一気に読めるのはなんだか贅沢な気がします。

でも、内容はすごくゆるゆるで味わい深いですね~。読み始めて一気に読了しました。

さて奈良美智さんのほうはというと、FOILの5周年記念でのトークショーとサイン会。FOILは奈良さんの著作を何冊も出してる出版社です。

竹井正和さんはFOILの代表。

ということで、↓この「From the Depth of My Drawer」を購入。


※トークショー&サイン会に参加するにはこのチケット(500円)を購入する必要があります。

どれだけ奈良さんの作品に惹かれているのかは↓の過去の記事を見ていただけるとお分かりいただけるかと思います。

<奈良美智+graf AtoZ 関連記事>
ネオテニー・ジャパン その1 奈良美智(上野の森美術館)
奈良美智×村上隆「ニューポップ宣言」DVDポスターを入手しました!
特集:「奈良美智 1991-2001」(愛知県美術館)
奈良美智グッズ、バルチック関連のが続々登場!
特製ケース入り! 奈良美智+grafのポストカードセット
エモーショナル・ドローイング(国立近代美術館)
奈良美智ポスター COSMIC GIRLがやって来た!
最近の奈良美智さんのドローイングが良さげです!
久々の奈良美智グッズー缶バッジ「colette(コレット)」ー
DVD「NARA:奈良美智との旅の記録」本日発売!
DVD「NARA:奈良美智との旅の記録」を予約してきました
再び、あおもり犬
harappaにて~AtoZの新商品~
AtoZ Memoral Dogお誕生会
再び、弘前へ~AtoZから1年~
NARA:奈良美智との旅の記録
「NARA:奈良美智との旅の記録」特別鑑賞券(絵はがき付き!)
AtoZ作品集「YOSHITOMO NARA + graf AtoZ」が届きました!!
ビッグイシュー56号に奈良美智+graf「AtoZ」が掲載されています!
AtoZグリーティングカード
東京からAtoZへの道のり~私の場合~
かわいい!AtoZなお菓子その2 開運堂のAtoZ薄合せ
かわいい!AtoZなお菓子その1 パリ亭のチーズケーキ
奈良美智+graf AtoZに行ってきた~詳細版~(ネタ、バレバレっす)
弘前の街で見かけるAtoZ
AtoZwalkingMapに出てたお店「洋風食堂なずな亭」
AtoZ関連イベント「A-nightで行こう!」に行ってきた
AtoZ弘前限定!みどりのパップ
奈良美智+graf AtoZに行ってきた~速報版、これから行かれる方へ~
なかなかいいです!美術手帖8月号
奈良美智+graf AtoZのフライヤー
「奈良美智+graf AtoZ」への旅の準備
もう手に入る!奈良美智AtoZ缶バッヂ(lammfromm The Concept Store)

奈良さんに直接サインを頂いたことはないので楽しみです
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メキシコ20世紀絵画展(世田谷美術館)

2009-08-23 19:59:00 | アート系


メキシコ20世紀絵画展を見に、世田谷美術館へ行ってきました。

まずはフリーダ・カーロの「メダリオンをつけた自画像」が一点のみ展示されています。

冒頭の画像の看板でも使用されているメインビジュアル。

女性なのに繋がったまゆげ&ひげというのが謎です。

解説を読んで10代の後半で事故にあったということを初めて知りました。

このフリルは花嫁衣裳のようなもので、実際に彼女が出来なったものだそう。

そう聞くと切なくなりますね。

さて、今回のリストは掲載順が作家別になっていて初めは慣れないものの、だんだんとうまく機能してくれました。

作品の傾向が比較出来るのはよいなあと。


「十字架を自らの手で壊すキリスト」ホセ・クレメンテ・オロスコ

ごつごつしたトーンがはまります。

過去にキリスト教に改宗させられた経緯のあるメキシコだからこそ生まれた作品ですね。

キリスト教徒でないわたしが見てもこのキリストの行動は衝撃的に感じます。


「ホロコースト」マヌエル・ロドリゲス・ロサノ

青白い肌や全体のトーンが異様なのですが妙に見てると落ち着く。

女性たちの体のポーズとかはちょと怖かったりもするのですが、なんだかずっと見ていたくなるのです。

中央の墓の上に弓なりになっているのはキリストだとも。


「5月1日[メイデー]の更新」ダビッド・アルファロ・シケイロス

こんなトーンの作品がメキシコのであるのってなんか意外でした。労働者な感じのひとが幾重かに重なり進んでく感じ。

歪んだフォルム、色のリズム。労働動系な感じでなんとなく中国のプロパガンダなポスターのテイストも入ってるなあと。

でも、違うのですよ。もっと突き抜けてしまってて面白いのです。


「夜の風景」ディエゴ・リベラ

夜の闇の中、樹にまぎれる人々。

黄色の樹が浮かびでてくる様は美しい。でも、その上にのってるひとがみなメキシカンな帽子というのがイカす。

申し訳ないがやはりそこはすごく重要で、見ててついつい目がいってしまうのです。


「氾濫する川」

一見、すごく楽しい絵。

ビルのあちこちで起こる様々な事件。

屋上近くのバルーン人形から空気が抜けちゃってるのは愉快なのですが、下の部屋では事件が起きてるかの様相。

メキシコの社会事情を盛り込んであるのだと思いますが実際のところはどうなんでしょうね。


「湧水の源流(青い森林)」ホキアン・クラウセル

この青い木々が心地よい。

明らかにおかしいはずなのですが、違和感なく収まっています。

重い作品も多いのでこういうキレイな景色の作品があるとほっとしますね。

記事になるだけの興味に結び付くかどうか気になりましたが、かなり楽しめました。

ただ、出来ればロビーで上映してた現地の壁画はもっとでっかいのが見たかったなあと。部分のがありましたが、映像をみてしまうと色がついてサイズの大きい状態で鑑賞したくなりますね。

8/30まで。
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少年ブランコ

2009-08-22 22:32:58 | あおひー写真


森の木陰の公園でブランコ。

蹴り上げたスピードでそのまま空に近づいちゃえ。
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なぞなぞカメラ その7

2009-08-21 22:38:12 | 日々のこと


たぶん簡単?

久々なのでウオーミングアップってことで。

<追記>
回答です。これは分かりやすかったですか?

傘たての影でした。

次回はもうちょっと難しいのにしてみたいと思います。
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大河原邦男のメカデザイン(八王子市夢美術館)

2009-08-20 23:00:31 | アート系


「大河原邦男のメカデザイン(八王子市夢美術館)」を見に八王子市夢美術館へ行ってきました。

お台場にガンダムを見にいく者としてはやはり行かないわけには行きません。

実はこの八王子市夢美術館は今回が初めて。

行ければなあと思いつつもやはり遠いのでなかなか足を延ばすことが出来ませんでした。

会場に足を踏み入れると、いつもみている美術とはちょっと雰囲気が違います。

大河原邦男はアニメにおけるメカデザインの草分け的存在です。

そもそもアニメのメカデザインをやられてる方自体が現在も少ないはず。

大河原氏は1972年、タツノコプロ製作の「科学忍者隊ガッチャマン」のメカニックデザインを担当。

敵役のメカ担当ということだったのでおそらくタートルキングとかをデザインされていたのかな。

デザインをみるとやはりアニメのです。

少ない線で動くことを考えて作られているなあと。あまり線が多いと原画も動画も工数が相当なものになってしまいます。

その後、大河原氏はガンダムのメカニカルデザインを担当。
HG UNIVERSAL CENTURY 1/144 ガンダム RX-78-2

バンダイ

このアイテムの詳細を見る
気がつかれましたか。

作品や会社によって、メカニックデザインとメカニカルデザインと呼称が異なるのです。

会場にはガンダムのデザイン画はもとより、大河原氏によるポスターの原画などが展示されていました。

いや~、これまではあまり思いもよらなかったことが見えてきて驚きました。

メカのポスターなどは正面にまずモチーフとなるメカ(主役メカでも敵メカでもよし)が構えて、その背後にダークグリーン系で手前のメインのメカよりも大きくそのメカの敵メカが描かれているなあと。

このパターンが多かったのを発見したのは収穫でした。

あと当たり前なのですが、大河原さんはメカのデザインのひとなので、ポスターであってもキャラを描くのはとても少ないのです。

キャラで描かれていたのはガンダムに登場する、シャア・アズナブル(マスクはしてるんで表情は描かれてませんが)とトライダーG7の主人公で小学生社長、竹尾ワッ太くらいなもの。
(竹尾ワッ太って秀逸なネーミングセンスだと思います。ゴーショーグンの敵キャラであるヤッターラ・ケルナグール、スグーニ・カットナルに匹敵すると思う)

さて、ガンダムの次に有名なデザインといえば、やはり装甲騎兵ボトムズのスコープドッグでしょう。
装甲騎兵ボトムズ 1/12 スコープドッグ レッドショルダー

やまと

このアイテムの詳細を見る

あるなあと思っていたら、やはりあったのが個人で作成してしまった1/1スコープドッグのパネル。

以前にWEBで見てものすごく驚いた覚えがあります。パネルからでも4mの巨体のすごさが伝わってきました。

会場には平面だけでなくプラモやフィギュアといった立体も展示されていて、その中に大河原氏により作成されたスコープドッグのモックアップが展示されていました。

これが意外や意外。

顔の部分はなく、パイロットの顔がまま見えるかのような鉄兜。これはびっくりしましたよ。

他にもヤッターマンの敵メカのデザインやレイズナー(死鬼隊のガッシュランのドリルの鬼畜っぷりったら)など、かなりのメカは一度は見たことのあるものばかり。

あと、驚きだったのはガンダムに登場するザクのヒートホークの1/1が会場の真ん中に突き刺さった状態で展示されていたこと。

やはり劇中に出てくるものがそのものの大きさで目の前にあるというのは重要なことだなあと思いました。

個人的にすごくうれしかったのはゴワッパー5に登場するヤドカリ型のメカ、ヤドカリジープのデザインを見れたこと。

これ、おもちゃで持ってたのですごく懐かしかったです。

うううむ。こういうのみるとついつい熱が入って余計なことをいろいろ書いてしまうなあ。まあ、たまにはそういうのもよし。

9/6まで。
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Suicaなペンギンくんのポージングぬいぐるみ登場!

2009-08-19 20:00:46 | Suicaなペンギンくん


Suicaのペンギングッズご案内サイトに載ってた、Suicaポージングぬいぐるみ。

発売日である昨日8/18に早速、手に入れてしまいました。

タグには「手と首を曲げていろいろなポーズが取れます。」なんて書いてある。

ということで試してみましょう!


右上げて。


右、上げたままで左も上げる。

あれ?

なんだか赤と白の旗になってしまいました~。

さあ、気をとりなおして。


今度は首をかしげてみました。


後ろからだとこんな感じ。


手をもどして横から見てみましょう。

ペンギンくんの手が曲がるのは横方向だけじゃあありません。

なんと、こんなふうに縦方向にも動くのです。


思わず、前倣えさせてしまいました。


最後は土俵入り。

なーんていろいろなポーズが楽しめるSuicaポージングぬいぐるみは1,200円です。
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美術の中の動物たち(鎌倉国宝館)

2009-08-18 22:23:29 | アート系

鎌倉国宝館で開催されている「美術の中の動物たち」に行ってきました。

最近のわたしの傾向として前半はエンジンのかからない状態が多いのです。

今回もたまたまだと思うのですが、前半は正直なところ
いまひとつ。

ところが後半(いや終盤ですかね)からは俄然、集中することとなりました。

北斎の「桜に鷲図」(冒頭の看板の右)を眼にして一気にテンションが上がります。

この鷲のにやりとした表情がなんとも味わいがあります。

実際にこんな顔はしないと思いますが、これこそが北斎の筆の力ですね~。

鷲とその止まっている樹は地味な茶色であることで、背後の桜のピンクが映えています。

この樹の幹に走る脈みたいのが北斎が浮世絵で描いてきた水の流れに近いなあと思いました。

さらに北斎が続いてて「波に燕図扇面」も素敵でした。

燕は水墨、背景も薄い水色で描かれてることでとても涼しげな印象。

単眼鏡で見てみると、筆の勢いを捕らえられます。

北斎漫画もあって、謎の水棲生物に眼がいきました。

河童あたりは分かるのですが、上半身が魚ちっくな人魚など怪しいのが目白押し。

思わず笑ってしまいます。

さて、北斎で楽しめたのでまああいいかなと思っていたら、、、!!!

ありました!若冲です。

「鶴図」(冒頭の看板の左下)なる掛け軸が2対。

向かって左は鶴が一羽。首をかがめてるので頭のてっぺんから見てる妙なアングルなのです。

一本足で体はまさに卵の形。

これぞ若冲の鶴という感じ。

向かって右には鶴が2羽。

奥の鶴は先ほどの左の鶴と同じように頭のてっぺんからのアングル。

手前の鶴は体の形が卵というよりも、半分欠けているかのようなドーム状。

何よりもうれしかったのはこの掛け軸の状態がよかったこと。

染みがあったり折れがあったりするのではちょっといまひとつだと思うのですが、文句ないクオリティでした。

今回の展示で一番時間をかけてゆっくりと鑑賞しました。

やっぱり若冲はわたしにとって特別なのです。

あとはお約束の涅槃図や鶴の屏風や十二神将像などがありました。

やっぱり少なくても自分の好みのものが展示されているだけで満足の度合いは違ってきますね~。

9/6まで。
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残暑お見舞い申し上げます

2009-08-17 23:55:01 | 日々のこと


一生懸命にお腹を震わせて、全力で鳴いてるミンミン蝉。

うるさいけれど、こうやってみるととても涼しげなのが不思議。

夏も後半戦。のはずなのですがはたして今年はどうでしょうね。

残暑お見舞い申し上げます。
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