あお!ひー

叫べ!いななけ!そして泣け!雑多なことを書いてみる。

大槻透「なぜか上海」(ガレリア デ ムエルテ)

2009-01-31 22:04:34 | アート系
これまで行ったことになかった大槻透さんの個展。

以前、101 Tokyo Contemporary Art Fairのタグボートの展示ブースで作品を見て、まとまった展示があったら行こうと思っておりました。

なんとか会期最終日の今日、行ってこれました。

場所はなんと稲荷町。

仏壇やさんの並ぶ一角のビルの3Fにガレリア デ ムエルテはありました。

残念ながら今回のDMはなかったので画像はなし。

↓タグボートのページで大槻さんの作品の画像が見られます。
http://em.m-out.com/ec/html/category/001/003/287/category287_0.html

こんな感じなのです。

5~6点の作品が展示されていました。ほぼ売約済み。

「初夏のヘッドドレス」

雷神と猫、あやめちゃん、風神とつばめと題された3展からナル作品。

中央の女性の頭から伸びる髪が両幅の画面までも埋め尽くしてる。
その上には燕がいっぱい!

この燕たち表情があってとてもいい。メンチを切ってるかのよう。

両幅のは最初タイトルを見てなかったので、単に黒いシルエットの女性が描かれてて大槻さんにしては珍しいなあと。

まさか、風神雷神モチーフをこんなスタイルに昇華させるとは!

あやめ、つばめと花鳥モチーフながも江戸絵画ではなく大正~昭和とかのテイストがそこはかとなく漂ってるのです。

「黒いトリプルガール」

中央の女性の服の模様がトリプルドム。

↓これがトリプルドムです
1/144 HGUC MS-09 ドム 黒い三連星トリプル・ドムセット

バンダイ

このアイテムの詳細を見る

扱いによっては簡単にお笑いになってしまいかねないはずなものが、大槻テイストに不思議と溶け込んでしまってる。

10等身の女性はやはり大きな画面に描かれてこそ。

あと、今回すごく気になったのは口元。

唇の結び方がどくとくで見ているこちらも宙ぶらりんにされてしまう。

彼女たちの本当の気持ちははぐらかされてきっと永遠に見えないんだろう。

パッと見て、ほお紅の色、金箔などの特徴に目がいきます。

ああ、もっと点数がみたい。そう思いました。

※ということで会期終了です。
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DMが届いてた!

2009-01-30 23:55:24 | 日々のこと


2/5からスタートする村上萌さんの個展のDMが到着していました。

前回のGEISAIでは自分のブースにかかりきりだったのでちょこっとしか見られなかった村上さんの絵。

今度はどんな風になるのか今から楽しみなのです。


今もあおひー邸の壁には奈良美智さんのおんなのこや、さかざきちはるさんのSuicaなペンギンくんに混じって村上さんのポストカードを飾られてるのです。

一時の病んでるテイストの絵が感じが好きだったのですが、最近はそういった感じでもなさそう。

いまから楽しみなのです~。

村上萌 個展「her」 Gllery S.c.o.t.t.
2/5(水)~2/10(火)12時~20時(最終日から17時まで)

<関連記事>
村上萌 個展『(( ))』に行ってきました
村上萌 個展「むらかみ もえ」(ギンザ幸伸ギャラリー) - あお!ひー
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「japan蒔絵」展(サントリー美術館)

2009-01-29 21:18:59 | アート系


「japan蒔絵」展へ行ってきました。

行こう行こうと思ってたらぎりぎりになってしまいました。

みなさんかなりの時間をかけて鑑賞されているようだったので、本当にそんなに時間がかかるのかなあと半信半疑だったのです。

結局、見終わってみるとなんと3時間半!

ランチを食べるタイミングを逸してしまったけども、それでも見てよかったなあという内容でした。

・カディス海戦図蒔絵プラーク ササヤ製

これ、ちょっと見たことのない感じでした。それもそのはず、エッチングをもとに」した蒔絵。だから細密で絵画的。でも、蒔絵。黒い煙が蒔絵にうまくマッチしてました。

・唐子ジャパニング書き物机
蒔絵は高価だし、技術が必要。だったらそれっぽいのを作っちゃえ!
というわけで編み出された蒔絵フェイク=ニスで行うジャパニングなる手法。
びっくりしたのはこの机、なんと青いのです。蒔絵まんまだと浮くと思うのですが、ジャパニングがぴったりハマッてました。

・楼閣山水蒔絵コモド
解説を見てびっくり!
なんと蒔絵をはがして貼り付けて家具に仕立ててる。金色の豪華に見える飾りでその継ぎ目がわからなくしてる処理は素晴らしい。
言われないとまさかそんな手法で製作されているとは思いもよりません。
何よりも蒔絵がそこまで愛されていたのだなあというのが伝わってきれうれしくなります。

・マザラン公爵家櫃
絢爛豪華!
各面の蒔絵が素晴らしいし、紋のような丸いデザインも合ってます。
見てて何度もぐるぐると回ってしまう。はあ~、ほんと見ててため息の出る美しさ。
裏面の竹に虎も何気にシンプルで好きです。

この小さなサントリー美術館にこんなに長い時間、飽きもせずにいられたのは初めてのこと。

終盤ながらも行ってきた甲斐がありました。

※1/26で会期終了
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がびーん

2009-01-28 23:10:59 | 日々のこと


もうすぐで丸4年をむかえるこのケータイ。

小さくて手に馴染む大きさがお気に入り。これまで特段、問題なく使えておりました。

ところが、先日こんなお知らせが。。。


がびーん。

画面はmixiモバイルのページ。

なんとこの第2世代ケータイでの使用は6月いっぱいまでで7月になると対応しなくなるとのこと。

以前はそんなに使わなかったケータイからのネット接続。

ところが、このブログの編集画面やmixiなどで結構アクセスしてる。

とはいえ、ここ1年くらいのこと。

以前はケータイでのブログ編集はあまりいじれなかったし、mixiはマイミクがいまほどいませんでしたから。

さすがにハードの寿命とか考えると4年使ったのでもう替えてもいいかなあと。

でも、次はどうする?ってなるとぱっと頭に浮かぶ機種がない。

さあて、どうしたものか。
ケータイからmixiを見られないのはやっぱり困るなあ
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今度のカバンもWISE-WALKER

2009-01-27 21:06:42 | 日々のこと

じゃーん。

おニューのお仕事用カバンです。ノーマディックのWISE WALKER「WT18」。

最近、愛用してる街歩きカバン WISE-WALKERなんて記事を書いたのが2005年の10月のこと。

あれから3年、仕事の時はひたすらこのカバンを愛用してきた。


でも、もう限界。。。

たくさん入るのはいいのだけど、やたらとモノを入れすぎて肩掛けがこんな状態に。


あと1センチ千切れたらアウト!

ということで新しいのを買ったのです。7000円ちょっと。

カバンて名の通ったブランドだったりすると結構な値段だったりする。

でも、仕事用ということもあって実用的でコストパフォーマンスの優れたものがいいのです。

売場で他のカバンも見たのですが、やはりこのWISEWALKERが一番しっくりくる。



タグに書かれている通りポケットが多くてたくさんのものを分けてしまう事が出来るのが便利。

パソコン、ノート、手帳、デジカメ、ケータイ、ペンケースなどなどがいい具合に収まってくれるのです。

以前のよりもひとまわり小さくて縦型。

手提げで使えるのは以前には出来なかったこと。
このカバンも3年くらい使い続けられたらいいな~


ノーマディック
http://www.nomadic.co.jp/index.html
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谷中にて

2009-01-26 22:13:37 | 日々のこと

ちょいとにやりな表情が憎い!


弾丸で射抜かれたかのような枝と葉。


屋根と物干し。


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イェッペ・ハイン「Kuru Kuru」(SCAI THE BATHHOUSE)

2009-01-25 23:55:59 | アート系


SCAI THE BATHHOUSEで開催中のイェッペ・ハイン「Kuru Kuru」に行ってきました。

日常の風景の中にミラーを置いて、景色がずれてく様がここちよいのです。

でも、さすがにスカイの空間だったのでミラーのオブジェクトのみの展示。

タイトルのくるくるのイメージのは全面ミラーの球体がモーターで回ってました。

日常の風景がどんどんとずれてくんだろうなというのを想像してみる。

会場には実際に町中にミラーのオブジェクトを配置した模様の写真がありました。

実像と同じ景色がサンプリングされて、いびつに配置されてくのが気持ちいい。

ネオンとミラーで作られたオブジェクトもよかったです。

ありものの見方をずらすというのがクールだなあと思いました。

2/28まで。
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三瀬夏之介 展 ~冬の夏~(佐藤美術館)

2009-01-24 11:52:13 | アート系


佐藤美術館で開催中の三瀬夏之介 展 ~冬の夏~へ行ってきました。

三瀬さんは「日本画」から/「日本画」へ(東京都現代美術館)で初めて見ました。

大きな和紙に描かれたモノクロでありでもカラーな作品のテイストは形容し難く、他の作家さんで同じようなひとが思い浮かびません。

その後、三瀬夏之介 展 "Web UFO"(Bunkamura Gallery)くらいかな、東京での三瀬さんの個展は。

あと、平成17-18年度文化庁買上優秀美術作品披露展(日本芸術院会館)でも三瀬さんの作品が展示されててびっくりました。こういう作品に税金を使うのはぜんぜんオッケーですね。

というわけで東京での大きな個展なので非常に期待をしておりました。

のっけからやってくれました!

3Fの「奇景」はなんと三十四曲一双に渡る作品は部屋の半分以上の壁をぐるっと廻る大パノラマ。

しかも、面によって抽出すると同じ一連の絵?ってくらいに違ってる。

モノクロームなトーンから金地をつかったのまで、画面いっぱいに描かれたのもあれば穴が空いちゃってるのもある。

表現の手法が自由でもうやりたい放題。向かって一番左の部分はさかなの尾びれみたいな形、登場するモチーフはおなじみの仏像、UFO、ネッシー、五重塔などのモチーフが破綻することなく活きている。

4階に上がると照明からして違う。

どこか古びた建物に迷い込んだかのよう。三瀬さんが滞在してたからなんだろう、畳の書斎(?)から流れてる音楽はイタリアちっく。

机の中の玉虫の煌めき。

屏風の裏も見て回れるようになってて、古びた遊園地の裏側みたいで楽しいのです。

何が出てくるんだろう。そうかんじさせてくれる仕掛け。

絵画の領域を超えてて、小さな木の小屋、机、じょうろ、鳥の剥製などが見事に空間を作り出している。

なんとなく、この場所でしばしたゆたいたいという気持ちにさせてくれる。

なかなかこういう凝った展示はないと思います。


パンフレットは300円。


こちらは絵はがき。

三瀬さんの絵はがきって持ってそうで持ってなかったのでこれはうれしい。

以前のBunkamura Galleryでの個展のDMくらいだったと思います。

2/22まで。
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白いワンコ(not ソ○トバンク)

2009-01-23 23:54:23 | かわいいもの

知人から頂いた白ワンコ。

ソフトバ○ク?

いえいえ、ぜんぜん別のみたい。
まあ、いいや。かわいいのでオッケーです

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ちっぽけなピース

2009-01-22 21:12:46 | 日々のこと
ニュースでよく見てるような状況がだんだんと押し寄せてきているようです。

知ってる派遣さんが何人か切られていってる。

哀しいながらも現在進行形。

ちょっと切ないなあと思ったのは、一日中会議だったことでその日に辞めたひととお話できなかったこと。

別にすきでも親しかったわけでもない。

ほんと、ああいるなってくらいの認識。

そんなくらいだった。

陽がとっぷりと暮れた頃にようやく席に戻ってこられた。

ひとつだけ、ぽっかりと空いたイス。

ああ、もういないんだよな。

下手をすると、いやむしろほぼ間違いなく、一生会うことはないんだろう。

その瞬間、猛烈な寒さを覚えた。

わたしが辞めたら周りのひとはどう感じるだろう。

ちっぽけなピース。ゆれてたゆたう。

まだ、先は見えちゃいない。
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君はよいこ

2009-01-21 23:06:50 | 日々のこと


スーパーの自動ドアの前にワン仔が一匹。

紐とかは付いて無くって、入ろうと思えば入れる状況。

でも、この仔はさ、ちゃんとご主人様の出てくるのをまってるんですよ。

その姿がなんかかわいくてけなげで愛おしいなあと。

そうしたら、しばらくしてご主人が帰ってきました。
よかったね、君がちゃんとよいこで居たからだよ、偉いね
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あおひー、広告に登場!

2009-01-20 23:33:46 | あおひー写真


本日発売の「美術の窓」2月号。

なんと広告ページにあおひーが登場しています。

実は先日1月号を店頭で見た際に発見したのですが、その時は購入してなかったのです。

今日、店頭に行ってみたら新しい号が発売になってました。中をチェックするとまだ広告は載っています。

↓こちらです!

あおひー 写真展「いつかのどこか」を開催した、gallery 613の広告なのです。

書店で見て、なんだか信じられないなあ~と。

写真をよおく見ると。。。

会場に佇むあおひーがぽつんとひとり。

右上には「えきかいだん」が見えますね~。

この美術の窓は記念にとっておこうと思います。
目標は広告ではなくきちんとした紹介で扱われるようになることです
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北海道展でお腹いっぱい!

2009-01-19 21:50:50 | 美味しいたべもの


昨日の夜のこと。

さて、何を食べようか?場所は池袋。

歩いててポスターが目に入っちゃいました!これで決まりです。

東武百貨店の「食の大北海道展」へ行く事に。

なんか北海道物産展に行くのは久しぶり。

やはり、美味しいものにはつられてしまう。

ということでまずはじゃがいもです。

冒頭のは塩バター。まあ、これは定番です。ううむ、ほくほくしてて美味しい!

さて、この売場で信じられないのがありました。


しおからをのっけたじゃがいも!

ところがこれ、すっごく合うんです。

ああ、これでお酒がセットならなら~。予め地ビールを買っておけばよかったです。

でも、美味しいものの誘惑は続きます。

パン屋さんを発見!

見た感じがもう美味しそう。

メロンパンなのですが、チョコチップ入り。しかも出来立てでなかにはとろーりとチョコクリームが!


こちらはパッと見では揚げ物みたい。

でも、これラスクなのです。

しかもイチジク入り。イチジクの入ったパンには目がないのです。

さて、パンはおいしいのですが、やはりこれは飲み物が欲しいところ。

ということで別のお店で牛乳を買いました。
左が牛乳。やはり、こくがあって美味しい。右のヨーグルトも酸味があるもののすっきりとしてて飲みやすかったです。

そして、メインはお寿司!

イートインのラーメン屋さんは混雑してたので断念し、お寿司やさんへ。


たらこのお寿司なんてのは初めて食べました。

お店のひとが醤油なしで美味しいと言ってたので、そのまま頂きました。

ちょっとわさびがきつかったけども美味しかった~。
やっぱり、たまにデパートにはいかなくっちゃね
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坂 知夏 展「ゾウを食べるには一日一口ずつ」(パルコファクトリー)

2009-01-18 18:00:00 | アート系

坂 知夏 展「ゾウを食べるには一日1口ずつ」に行ってきました。

場所は渋谷パルコ5階のパルコファクトリー。

スタートしたばかりの昨日、早速見てきたのです。

坂(ばん)さんと言えば、パンツを履いたゾウさんがぱっと思い浮かびます。

以前に描いたもののイメージのつもりでいたら、作風に変化が見られて面白かったです。

というのも、坂さんは出産されたとのことでその影響が作品の中に見てとれます。

柔らかいトーンを想像していたら、少し暗めのトーンが重いのではなく密かに響くかのよう。

「生まれたところは水の中」は作風は全く違いますがどことなくモチーフの散りばめ方が古賀春江に通ずるような感じがしました。

この作品はポスターで販売されています。

ペインティングは大きな作品も何点かあってその中で一番好きだなあと思ったのが「いのちが宿る樹」。

画面を黄、青、緑で分けていてタイトルのとおり、樹から命が生まれてくるようなモチーフ。

でも、その中で気になるのが黒い双子。

他の作品でもたびたび、登場するこの双子たち。なんだろう?

対となるモチーフが現れるようになったきっかけが知りたいなあと思いました。

あと、今回驚いたのが今年に入ってから描かれた作品が多かったこと!

おいおい、まだ今年始まって2週間ちょっとですよ。

クレヨンで描いた小さめの作品も色が暖かく欲しくなりますね。

その中で特にひっかかったのが一点。

「あと5年」というタイトルで赤いゾウと緑のゾウが頭をくっつけ合ってて、ぼろぼろと涙を流してる。

2頭の頭の上にはこれから伸びてくであろう2つの芽。

このタイトルはどっちなんでしょう。あと5年、「しか」なのか「経ったら」なのか。

どうにも、この涙がじわわわんときてしまって長く見てました。

小さなスペースですが、作品点数も多く見応えがありました。

2/9まで。
坂知夏 画集 「Chinatsu Ban」

有限会社カイカイキキ

このアイテムの詳細を見る
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国宝雪松図と能面(三井記念美術館)

2009-01-17 23:37:16 | アート系


去年にも行ったお正月モードの三井記念美術館。
(関連記事:「国宝 雪松図」と近世絵画(三井記念美術館)

国宝雪松図と○○という展示だったので、今年は何になるかなあと。

能面と聞いて意外だなあと思いつつも経緯を知ると納得です。

所蔵する「能面」54面が重要文化財に指定さえれたというタイミングだったのです。

てっきりセレクトした能面を展示しているのかなあくらいに思ってたら、54面すべてが展示されていて迫力がありました。

展示室4の後半から展示室7まで能面一色!ちょっとこの光景は見たことがありません。

その展示方法も素晴らしいのです。

モノリスのような黒いフエルトを貼った上に能面が固定されています。

おそらく、背後の白いバックの壁にまま設置も出来るのでしょうが、それだと面が引き立ちません。

ひとうひとつの面の背後にあのモノリス状のがあることで、空間が引き締まり面とじっくり対峙するおとが出来ます。

能で使用するものですから、写実的に人間の表情を写すということではなく、その役割をシンボリックに現しています。



ねっ、こうやってみるとどれも特徴があって一目でどれがどれが分かります。

面として気になったのは↑この一番右の「大飛出」。

米米CLUBのジェームス小野田を思い出しました。
(※ただし、80年代後半から90年代中盤までのちゃんとメイクをしていた頃。復活後はちと違う。。。)

あと、「不動」がよかったです。

その名の通り、不動明王で青い面なのです。

解説には不動明王の像の顔だけ切り落として面にしたもので、つけると外れなくなるという怖い話が書かれてました。

実際につけるとどうなるのか気になるところです。

さて、この能面ですがトータルで54面あるのだからこれを活用しない手はありません。

52枚+ジョーカー2枚つけて能面トランプを作ってもらいたいですね~。
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