久々に季織亭に行ってきました。
昨年の6月の二階の8周年記念イベント以来です。
タイトルにあるとおり、この2月末でお店を閉めるとのことでなんとも悲しい気持ち。
いつもの二階のスペースに上がるとこんな張り紙が。
通い始めてからなんと11年が経つ。
一昨年に引っ越して世田谷を離れてからは二回しか来れていないけれどその前はほぼ週一回のペースで通ってたので400回以上は通ってたことになる。あらためてびっくり。
また世田谷にふと立ち寄ることがあればこの場所がある。
そう信じてた。
でも次にもうそれは適わないことなのだ。だからこの場所の楽しさを出来るだけ脳裏に焼き付けて飲んで食べてきた。
このメニューも久しぶり。日本酒も季織亭に来てから飲むようになった。
で、こちらが本日の肴。
まずはハートランドの生ビールから。まずはノドを潤してから。
お通しは相変わらず美味しい。どれも身体に優しい味がする。
お酒はまずは遊穂から。飲んでからああこういう味だった!やっぱり覚えてる。でも年によって当然味に違いがあるから以前に飲んだ時とは少し違うことにも気付けたのが嬉しかった。
合間にお水をごくごくを頂く。これで翌日に残らない。そうそう、こういうことも季織亭で教わったっけ。
ポテトサラダ。でも注文する際に「ポテサラの焼き」とお願いしないとこういう風になって出てこない。定番でこれは本当に美味しい。
続いて九郎右衛門。湯川酒造の十五代だったお父さんが亡くなり、娘の尚子さんが社長になって十六代。代代わりしての九郎右衛門は初めて。うん美味しい。
キャベツと桜海老の炒め物。海のものもちょっと食べたかったので頼んで正解。
3杯目は天晴。これも久々。神奈川に住む今となってはこちらの蔵元に行けたらいいなと目論んでたり。
最後はこちらも神奈川のお酒、相模灘。
日本酒ってほんと味が繊細。同じお米で作っててどうしてこうも味が違うものか。ほんと不思議。
〆はもちろんラーメン。
さば味噌拉麺。
さば味噌の缶詰を使ったものだと聞いてたのだけども、ここまで味噌と合うとは!缶詰のほうも甘さの加減がうまくマッチしてて馴染んでる。
想像してたところの上に来てたのでやっぱり季織亭だなと改めて実感。
ああ、このカウンターでいったい何人のひとと話をしただろう。
知ってるひとはもちろん、知らない人とも話が出来ちゃうちょうどいい距離感。
閉店の前に時間を作ってくることが出来てよかった。
これで悔いはない。
本当にありがとう!
一番大好きで最高にいいお店だったと思います!!!