あお!ひー

叫べ!いななけ!そして泣け!雑多なことを書いてみる。

2月末で閉店する季織亭に行ってきました

2014-02-23 01:47:11 | お気に入りの店(季織亭@経堂)

久々に季織亭に行ってきました。

昨年の6月の二階の8周年記念イベント以来です。

タイトルにあるとおり、この2月末でお店を閉めるとのことでなんとも悲しい気持ち。


いつもの二階のスペースに上がるとこんな張り紙が。

通い始めてからなんと11年が経つ。

一昨年に引っ越して世田谷を離れてからは二回しか来れていないけれどその前はほぼ週一回のペースで通ってたので400回以上は通ってたことになる。あらためてびっくり。

また世田谷にふと立ち寄ることがあればこの場所がある。

そう信じてた。

でも次にもうそれは適わないことなのだ。だからこの場所の楽しさを出来るだけ脳裏に焼き付けて飲んで食べてきた。


このメニューも久しぶり。日本酒も季織亭に来てから飲むようになった。


で、こちらが本日の肴。

まずはハートランドの生ビールから。まずはノドを潤してから。


お通しは相変わらず美味しい。どれも身体に優しい味がする。


お酒はまずは遊穂から。飲んでからああこういう味だった!やっぱり覚えてる。でも年によって当然味に違いがあるから以前に飲んだ時とは少し違うことにも気付けたのが嬉しかった。


合間にお水をごくごくを頂く。これで翌日に残らない。そうそう、こういうことも季織亭で教わったっけ。


ポテトサラダ。でも注文する際に「ポテサラの焼き」とお願いしないとこういう風になって出てこない。定番でこれは本当に美味しい。


続いて九郎右衛門。湯川酒造の十五代だったお父さんが亡くなり、娘の尚子さんが社長になって十六代。代代わりしての九郎右衛門は初めて。うん美味しい。


キャベツと桜海老の炒め物。海のものもちょっと食べたかったので頼んで正解。


3杯目は天晴。これも久々。神奈川に住む今となってはこちらの蔵元に行けたらいいなと目論んでたり。


最後はこちらも神奈川のお酒、相模灘。

日本酒ってほんと味が繊細。同じお米で作っててどうしてこうも味が違うものか。ほんと不思議。


〆はもちろんラーメン。

さば味噌拉麺。

さば味噌の缶詰を使ったものだと聞いてたのだけども、ここまで味噌と合うとは!缶詰のほうも甘さの加減がうまくマッチしてて馴染んでる。

想像してたところの上に来てたのでやっぱり季織亭だなと改めて実感。

ああ、このカウンターでいったい何人のひとと話をしただろう。

知ってるひとはもちろん、知らない人とも話が出来ちゃうちょうどいい距離感。

閉店の前に時間を作ってくることが出来てよかった。

これで悔いはない。

本当にありがとう!

一番大好きで最高にいいお店だったと思います!!!
コメント (4)
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Kawaii 日本美術 ー若冲・栖鳳・松園から熊谷守一までー(山種美術館)

2014-02-12 00:48:25 | アート系

久々に山種美術館に行ってきました。

「かわいい」と銘打ったタイトルでしかも山種美術館とくれば間違いなく充実した内容であろうと期待していざ恵比寿。

今日は寒くてタクシーで。

すると運転手さんから既に今日は何度も山種に行くお客さんを乗せたとのこと。何かあるのですかね?と尋ねられてしまった。

はて何かイベントやってたっけ。

山種美術館に入って納得。

カフェはいっぱい。チケットを買う人の列も出来てて混雑してそうな予感。

会場に足を踏み入れてみて、なお納得。思ってた以上に混雑してて嬉しくなりました。

やはり皆さん、お目当ては若冲のよう。

うーん、今回はかなり嬉しい悲鳴。

かわいいの大好きなだけにいいなと思う作品がいっぱい!でも全て書くのはさすがに難しいのでセレクトして書いてみますね。


○伊藤若冲「伏見人形図」

素朴でかわいらしい。朱の色が蛍光みたくも見えるのだけどもとても自然と見える不思議。

顔の表情の細い線の筆致が肝なのかな、このかわいさの。


○柴田是真「山姥と金太郎図」

金太郎と山姥の対幅。金太郎は髪と斧の黒がびしっと決まってる。解説に書いていなかったけどもおそらくこれも漆でしょうか。

山姥は着物のラインが味わいがあって楽しめました。


○川端龍子「百子図」

画面は丸く、象を囲んだ子供達は楽しそう。象はかなりリアルでけっしてかわいくないのだが、子供たちは意外にもかわいい。自分がこれまでに見てた龍子の絵からはこういう感じっていうのはちょっと想像出来なかった。絵を見続けているとこういうことがあるので嬉しい。


○奥村土牛「枇杷と少女」

枇杷の幹の滲みがいい案配。パッと見は素朴なトーン、特に少女については。でもよく見ると枇杷の実は写実に近い描写ではっとする。


○小山硬「天草(納戸)」

ちょっと見た事のない独特な感じ。

髪など黒みが画面を閉める割合の多い中に丸い顔と合わせた両手の白の対比。そして手前のマリアさまに刻まれた金の十字。ストイックと崇高さとが色でも響いてる。


○伊藤若冲「樹花鳥獣図屏風」

やはりこの屏風の前が一番混雑していました。

架空のものも含めた動物たちの姿がただただ楽しい。モザイクの構成はもちろんだけども空と思って見てた箇所に水鳥がいるという異様なはずなのにそれを感じさせない構成の妙。

見てて思うのはみんな楽しそう。争うことなく皆がその生を謳歌している。やはり若冲は仏教なんだなあと。

近付いて見てみると状態はあまりよくないように見受けたのでいずれは補修などなされるべきなのではないかなあと思ってみたり。


○牧 進「明り障子」

竹林の中、雀が楽しそう。旧くなった笹の茶色の葉の上に茶色の雀が居るのだけどもこれがちゃんと成立してしまう。

雀はリアルに、下の笹はパターンみたく見えるように描かれているおかげ。

そしてこの景色の左右にタイトルにある障子が描かれていて奥行きのある画面になっている。横長である画面もスケール感があってよろし。


○奥村土牛「虎」

山種美術館での茶会の初釜で配った扇子の原画を土牛が干支ひとまわりの12回を担当したことがあったのだそう。その寅年の原画。

肩のチカラが抜けたかのような筆運びでくしゃっとしててでもやっぱり虎にしか見えない。この扇子、12種類まとめて見たいものです。


○森狙仙「猿図」

えっ!狙仙ってこんな風にも描けたんだとびっくり。いつもの毛並みの一本一本にまで気合いの入ったリアリティと違い、コミカルなテイスト。でもやっぱり上手くないと描けない。


○竹内栖鳳「みゝずく」

ぎりぎりセーフ。これ以上壊すと成立しない。

その際で心得て止めてる。見終わってもこの妙味は残りますね。


○上村松園「夏美人」

画面上に女性のみ描いているのだけども、この着物の織りなすフォルムとバランスが秀逸。


○熊谷守一「蝉」

「とのさま蛙」も好きなんですが色彩のバランスの難しさの肝としてはこっちが凄いなあと。

水色、緑、複数の茶色系。

ミニマムの線と色とで勝負してる感じがたまりません。


○棟方志功「美魅寿玖図」

このミミズクはもう反則。

向かって右のはなんかドラえもんみたい。

熊谷の4連続コンボの後、一気に弾けて笑いましたね。


あとこの他にもサントリー美術館所蔵の紅板(べにいた)も小さく繊細でよかったです。

やはり思ってたとおり楽しい展示でした。大満足!

3/2まで。
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モバイルSuicaで春もおトクなキャンペーン中吊り、他

2014-02-07 22:07:42 | Suicaなペンギンくん

というわけで久々にペンギンくんの中吊り広告です。

モバイルSuicaで春もおトクなキャンペーン。

色合いがなんとも春っぽい。


スマホを見ているペンギンくん!


改札もスイスイ~。


ゆったりシートでよい感じ。


ペンギンくんのまわりには蝶が飛んでました~。春はもうすぐそこ!


こちらは「冬のSuicaあったかキャンペーン」の広告。

なんとメインは雪だるまさん。


こちらはおなじみのポーズです。

先の中吊りのと比べると線がぜんぜん違います。こっちはシャープなライン。

デザインっていうふうになりますね。

でもイラストっぽいのは中吊りのほうで味があります。

また見かけたらアップしますね。
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