杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

K-20 怪人二十面相・伝

2009年01月14日 | 映画(劇場鑑賞・新作、試写会)
2008年12月20日公開 137分

1945年の架空都市<帝都>。19世紀から続く華族制度により、極端な格差社会が生じる日本で、世間を脅かしている強盗がいた。“怪人20面相”と呼ばれるその強盗は、富裕層だけをターゲットとし、美術品や骨董品を魔法のようなテクニックで、次々と盗み出すというのだ。頭脳明晰でこれまでも数々の事件を解決してきた探偵、明智小五郎(仲村トオル)は、サーカスの人気曲芸師、平吉(金城武)が謎の怪人20面相<K-20>だと疑い、捜査を始めるが…。

北村想の小説の映画化。
第2次世界大戦を回避した架空の日本が舞台です。

が・・・原作を読んだことないのよね(^^;
怪人20面相と名探偵、明智小五郎の名前だけは聞いたことがあるというだけで、義賊と探偵の関係はルパンとホームズみたいなもの?と思っていたけれど、どうも違うらしい。映画の中の20面相は完全に悪役。明智も何だか胡散臭い。彼の婚約者、羽柴葉子(松たか子)も疑ってるようだしなぁ。

ふ~~ん、20面相に濡れ衣を着せられた曲芸師の平吉がヒーローなのね。ということを理解するのに、少し戸惑ってしまった。だってタイトルだと20面相がヒーローなのかと思うじゃないですか(汗)

あら、やっぱり~な明智探偵の正体だけど、この筋書きは原作通りなのかしらん?

少年探偵団や助手の小林少年(本郷奏多)は何だか権力側の手先みたいな扱いで好感持てなかったんですが・・。

「レッドクリフ」で冷静な知将を演じた金城さんが、一転貧しい軽業師になり、ボロい衣装で「007」や「バットマン」ばりの激しいアクションをこなしています。お姫様の松さんのおっとりした外見とユーモアあるセリフが緊迫したシーンの中でも一服のお茶のような安らぎと温かさを醸しててなかなか面白かったです。

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