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杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

ウォルター少年と、夏の休日

2007年04月14日 | 映画(DVD・ビデオ・TV)
2004年7月10日公開作品 アメリカ 110分

父親のいない14歳のウォルター(ハーレイ・ジョエル・オスメント)は、母の都合で夏休みの間だけ、テキサスにいる2人の大叔父に預けられる。無愛想で頑固者のハブ(ロバート・デュバル)とガース(マイケル・ケイン )に、戸惑うウォルターだったが、徐々に田舎の暮らしと変わり者の大叔父達に馴染んでいく。ある日、古いトランクの奥底に美しい女性の写真を見つけたウォルターは彼らの謎めいた過去の冒険談を知ることになる。

DVDやTV放送で何度も観ているのですが、その度に良い作品だな~と思うのです

母の愛に飢えた聡明で繊細な心を持つ少年と、かつてはとてつもない冒険を繰り広げた二人の老人との間に生まれる、ちょっと奇妙でユーモラスな、でも心温まる交流が楽しくて。銃を使ったセールスマン撃退法に驚き笑い、ライオンをペットとして飼うという大胆な発想をするウォルターに爺さんズとの血の繋がりを感じ、若者たちとの乱闘とその後のやり取りに目を細め、遺産目当ての姪夫婦らとの駆け引きに笑いといった具合。

いかにもな「敵役の家族」やウォルターの「男運の悪い母親」の設定はちょっと引くほどの単純さなのですが、それを補ってあまりある爺さんズの豪放磊落さ、キテレツさに目を奪われるのです

ラストでウォルターが聞かされた冒険談の中の「砂漠の王女と恋に落ちた話」が実際にあったことだということが明らかになる場面は蛇足という気がしないでもないのですが(あのシーンがなくても十分に真実と感じられたと思うので)

あ~あ、あんな爺さんズが実際に周囲にいたら物騒・剣呑この上ないのですが、でもいたら楽しいだろうな~と観終わる度に思うのでありました。

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