杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

ヘブンズ・ドア

2009年01月30日 | 映画(劇場鑑賞・新作、試写会)
2009年2月7日公開予定

試写会場:有楽町朝日ホール
開映16:30~ 106分

車工場で働いていた青山勝人(長瀬智也)は、ある日突然クビを言い渡される。最後の給料と一緒に貰ったのは一枚の健康診断の結果の紙だった。精密検査の結果、余命が3日と知らされ どん底の勝人は、病院の中で春海(福田麻由子)という少女と出会う。彼女が先天性の疾患に骨肉腫を患い、余命一ヶ月の春海と知り意気投合した2人は、酔った勢いで病院の駐車場から車を盗み出し、脱走する。それは、春海が生まれてから未だ見たことがなく、勝人にとっては思い出が詰まった“海”を目指す旅の始まりだった。ところが盗んだ車には、拳銃と大金が積まれていて・・・。

ドイツ映画『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』のリメイク作品。
余命わずかと宣告された二人が思い出の海を目指して旅をする過程を描くロード・ムービーです。

警察、謎の組織、そして死の恐怖に追われながら、残された人生を全力で駆け抜けていく2人に、運命の哀しさと切なさと同時に生への煌きを感じることが出来る・・・かも。

謎の組織?も警察も、そんなドジばかり踏んでていいのか?といういい加減さの中でも特筆すべきは、刑事役の三浦友和さん。飄々としてどこかとぼけたユニークな存在感が「ま、いっか~~こんな流れでも」と思わせてくれるから面白い。

長瀬君の発作の起こし方はなかなか迫力あるし、人生に目的が無く無気力な現代青年を実に上手く演じています。春海役の子も上手なんだけど、病気の少女なのにあまりにもぴんぴんして元気なのはいかがなものかとあんな雨に濡れて風邪一つ引かないって考えられないぞ

2人が海に向かっての逃避行をする過程で、互いに気持ちが通い合い、限られた命を懸命に生き抜こうとする姿は、滅びが見えているからこそ美しく輝いて見えるのね

ゲスト出演で吉村由美(PUFFY)・土屋アンナ・嵐の二ノ宮君などの顔も
ニノったらそんな役ですか~~~似合わん・・けど

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