杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

東京リベンジャーズ

2022年08月19日 | 映画(DVD・ビデオ・TV)

2022年7月30日放送 土曜プレミアム

負け犬フリーター・タケミチ(北村匠海)の元恋人・ヒナタ(今田美桜)が殺された。
事件を知った翌日、タケミチは駅のホームから転落。目覚めた先はなんと10年前だった。
負け犬人生を歩むきっかけとなった最悪の高校時代にタイムリープし、もう一度繰り返される「あの頃」。最悪の過去でようやく見つけたヒナタを救う唯一の方法は、ヤクザも恐れる危険な組織“東京卍會”を消滅させること。
熱い仲間たちとの出会いの中で、ヒナタを救うため、逃げ続けた人生を変えるため、タケミチは弱虫だった“過去”の人生にリベンジし“今”を変えられるのか――。(公式HPより)

 

マンガ『東京リベンジャーズ』の実写化映画ですが、原作読んだことありません。 「2」公開に当たり地上波で放送されていたので録画して観ましたが、やっぱり喧嘩シーンは早送りしてしまいました。出演俳優が今をときめく人気者揃いなのは眼福

冒頭、暴力団員を轢き殺す半グレ集団「東京卍會」のNo.2キサキ(間宮祥太朗)、車の後部座席に座っている醒めた目をした佐野万次郎(吉沢亮)の首には龍のタトゥーが入っています。いまいち状況がわからずにいると、次の場面に。

花垣武道(北村匠海)は、元カノのヒナタとその弟ナオト(杉野遥亮)が東京卍會と暴力団の抗争に巻き込まれて亡くなったことをニュースで知ります。バイト中もそのことを考えていたタケミチは店長に使えない奴と罵られ、帰りの地下鉄ホームで何者かに押され線路に転落、電車に轢かれる!と思った瞬間10年前の渋谷駅にタイムリープしていました。・・とここから現在と10年前を行ったり来たりの展開が始まります。

高校時代につるんでいたアッくん(磯村勇斗)、タクヤ、マコト、山岸と再会したタケミチは死ぬ前の走馬灯のようなものだと思い込んで一緒についていった先で、東京卍會のメンバーの3年のキヨマサ(鈴木伸之)にボコられる5人。そこから彼らの奴隷生活が始まり、逃げ出すために高校を中退したタケミチは、その後何をやってもうまくいかない人生を過ごしていたのです。

傷だらけで現れたタケミチに「君はいつも急に来るね」と傷の手当てをして「がんばって」と励ますヒナタ。別れたあと公園で考え事をしていたタケミチは、ヒナタの弟のナオトが恐喝されているのをみて思わず駆け寄ります。結局自分でブランコに当たって気絶してましたが タケミチはナオトに10年後のことを話し「姉ちゃんはお前が守れ」と話し握手した瞬間、現在に戻ってきます。

転落したタケミチを救ったのは、10年前のタケミチの話を信じて刑事になり東京卍會(トーマン)を追っていたナオトでした。彼はヒナタが亡くなったことと現在のトーマンのトップが佐野万次郎(マイキー)とメビウスの幹部だった稀咲鉄太(キサキ)であることを伝え、この二人が出会わなければ今のトーマンは存在せず姉も死なずに済んだと、再び過去に戻って運命を変えて欲しいとタケミチに頼みます。ちなみにタイムリープのきっかけは握手です

再び戻った場所はキヨマサ主催のケンカ賭博の会場で、キヨマサに挑んだタケミチは叩きのめされながらも諦めずに食いついていきます。そこへトーマン総長のマイキーとNo.2のドラケン(山田裕貴)が現れ場を治めると、タケミチを気に入ったマイキーからダチと認められます。

現在に戻ったタケミチがマイキーに接触したことを知ったにナオトは、「佐野を殺してきて下さい」と言います。

10年前に戻ったタケミチは、マイキーからタケミチが死んだ兄に似ていると言われ、ドラケンからも「強い奴はいくらでもいるが譲れないもののために戦う奴はそうはいない」と言われます。彼らの人柄を知るほどに悩みが生じるタケミチです。

トーマンの集会に颯爽と現れたマイキー、ドラケン、弐番隊隊長ミツヤ(眞栄田郷敦)。まさにヒーロー登場の図。キヨマサが参加していることに気付いたドラケンは彼を追放。(これが原因で恨みを買うんですね)メンバーの彼女がメビウスのメンバーに暴行され重傷を負ったことで、メビウスを潰すと宣言したマイキー。

再び現在(最早握手シーン不要?)に戻ると、アッくんが東マンの幹部になっていると聞いたタケミチは、現在のマイキーと話しがしたいとアッくんに接触します。外見は変わっても昔と同じアッくんに安心したのも束の間、彼は自分がタケミチをホームから突き落としたと告白し、キサキが怖い、ドラケンが死んでからマイキーが変わったと話して、過去に戻れるなら皆を助けて欲しいと言い残して屋上から飛び降ります。遺体に縋り泣き叫ぶタケミチをメビウスのハンマ(清水尋也)が見下ろしていました。

ドラケンが7月13日のメビウスとの抗争の際に死んだことを突き止めたタケミチは10年前に戻ります。

負傷したメンバーの彼女の病室前で、ドラケンが両親に頭を下げ、マイキーにも下げさせて彼に一般の人を巻き込んではダメだと諭す姿を見たタケミチはドラケンを殺させてはいけないと強く思います。ドラケンがマイキーの良心になっているのね

トーマンのアジトでメビウスとの抗争を止めるよう進言するタケミチでしたが、メビウスが奇襲を仕掛けてきます。リーダーの長内を倒し勝利宣言をしたマイキーに長内が後ろから襲い掛かり、庇ったドラケンが刺されますが手を怪我しただけで無事でした。でもね・・これはドラケンが死ぬ前日の出来事なのね。

当日、7月13日。神社でお祭りデート中のタケミチはメビウスのメンバーを見かけて追いかけ、キヨマサがドラケンを殺そうとしていると知りますが、直後捕まってしまいます。ぐるぐる巻きにされ転がっているところをヒナタに発見され何もできない自分を卑下したタケミチに「強いよ」と励ましキスするヒナタ。人を助けようとする心の強さを彼女はしっかり認めていたんですね

メビウスにおびき出され囲まれたドラケンは、一人で大勢を相手に戦いますが限界が見え始めた時、ハメられたと気づいたマイキーがトーマンを率いて駆けつけます。タケミチがドラケンを見つけた時、キヨマサにドラケンが刺されてしまいます。敵に囲まれドラケンの傍に近づけないマイキーはドラケンをタケミチに託します。ドラケンを背負ったタケミチの前に立ち塞がるキヨマサに、「これはオレの人生のリベンジだ!」とタケミチが挑んでついに倒します。

ドラケンは一命をとりとめました。歓声のあがるなか、ひとりメンバーから離れたマイキーが壁を背にへたり込んで泣いている姿を見たタケミチは静かに背を受け走り出しました・・・現在ではPCの中のマイキーのタトゥー(ドラケンのそれを模して入れていたのね)が消えていくのをナオトが見ています。

走り続けるタケミチはいつのまにか現在に戻っています。美容師(彼の将来の夢でした)となったアッくんとすれ違いますがお互い気づきません。ナオトの部屋のドアを開けたのはヒナタではした「君いつも急に来るね」と彼女は言いました。

喧嘩はからっきし弱いのに粋がって不良ぶっている高校時代のタケミチが、キヨマサに負けてから心が折れてダメダメ人生を送っている今の自分からのリベンジを決意し変わっていくお話です。タイムリープは安直ではあるけれど、やり直す設定としてはうまく機能しているかも。

ハンマやキサキが描き足りていないのは続編を見据えてのことでしょうか。

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