杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

アクアマン

2019年02月08日 | 映画(劇場鑑賞・新作、試写会)

2019年2月8日公開 アメリカ 143分

親の決めた婚約を嫌い逃げ出した、アトランティス帝国の王女アトランナ(ニコール・キッドマン)は、灯台守のトム(テムエラ・モリソン)と恋に落ちてアーサーを産むが、その子を守るために帝国に帰る道を選ぶ。人間として地上で育てられたアーサー(ジェイソン・モモア)は、腹違いの弟のオーム(パトリック・ウィルソン)が、人類の支配を狙って地上に攻め入ろうとしていると知り、アトランティスとの戦いに身を投じていく。

 

DCコミックスのヒーローで、一見ぶっきらぼうだけれど実は熱いハートを持つアクアマンの活躍を描いたアクション作品です。
上映時間の都合で不本意ながら吹替を選んだのですが、その分アクションに集中することができたから良かったかな
 
アクアマンはヒーローらしく筋骨隆々なマッチョマンだけど、個人的には好みの外見じゃない・・敗因はもじゃもじゃ髭と粗忽さ
演じているジェイソン・モモアは「ゲーム・オブ・スローンズ」に出演していたということで検索したら・・・カール・ドロゴ役でしたかそういえば確かに 今回のキャラはユーモアはあるけど、初めは王に相応しくない雑な感じです。
 
海底人の母と人間の父を持つ彼は全ての海の生物を率いることのできる正当なアトランティスの後継者という設定です。アトランナは帝国に戻り、許嫁と結婚してオームを儲けたけれど、夫の嫉妬により生贄にされて殺されたらしい。母の死の責任がアーサーの誕生にあるということで、この兄弟は互いに憎しみと自責の思いに揺れているんですね。 いやいや、それは子供じゃなくて親の責任でしょって話ですが。演じるニコールは鬘?が浮いて見えて、老けて見えるのが残念。

大人になったアーサーはアクアマンとして活躍。海賊のケイン(ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世)父子をやっつけますが、その際父親の方を見殺しにしたことから息子デビッドの恨みを買うんですね。 悪人とはいえ、子が親を救いたいという必死の気持ちは共通するものがありますからね。 実はオームと繋がっていて、後に特殊スーツを貰ってブラックマンタとして再登場します。

アーサーに地上の危機を知らせにやってきたのは海底国ゼベルのメラ王女(アンバー・ハード)。彼女は水を自在に操ります。乗り気じゃないアーサーに手を焼きながらも協力していくうちに好意を持つようになっていくんですね それにしても演じていたのがアンバーだったとは ジョニーファンとしては知ってたら躊躇したかも でも先入観無しで、良い演技してたと思います。

子供の頃は可愛らしかったアーサーを鍛えたのは、帝国の参謀として仕えてきたバルコ(ウィレム・デフォー)です。密かに水中呼吸や戦闘術を教えてきたのは、アトランナに頼まれたからという以上に、彼の才能と王としての資質を確信したからでしょう。 水を楯のように操って敵を倒す術は、後にオームとの対決シーンで見せ場となっています。

オームは自らがオーシャンマスターとなり海と陸の両方を制服するという野望を持っています。海を汚す人類を憎む気持ちは理解できるけど、その根底に母を死に追いやった(と思っている)アーサーへの個人的な恨みがあるのね。そのオームに便乗して地上への勢力拡大を企むのがメラの父のネレウス王(ドルフ・ラングレン)ですが、正直この人の本当の目的が曖昧で、二番手が嫌なのかと思いきや、アーサーがトライデントを手にすると掌返しで彼の側についちゃう。オームでもアーサーでもメラが王妃になるならどっちでもいいんかい

オームの地上侵攻を止めるには、アーサーが真の王だと認めさせることが必要。そのためには王の証であるトライデントを手に入れなければならないということで、メラと共に宝探しに出るのが本編。サハラ砂漠の砂の下に眠る古代王国からシチリア島(ここでブラックマンタと対決しぶっ飛ばします。)、遂には未知の海底王国へとアドベンチャーの末、遂にトライデントはアーサーの手に。ついでに殺された筈の母も生きていたというおまけまで

数々のアドベンチャーと戦いを経て真の王としての 資質に目覚めたってことでめでたしなアクアマンなのでした

エンドロールのおまけはぶっ飛ばされておしまいの筈のブラックマンタが助けられてリベンジしてきそうなシーン。敵役としてまだまだ登場しそうですね

戦闘シーン自体はあまり興味がないのですが、海中での動きや、海底王国の進化した技術の数々には目を瞠るものがあります。これはやはりスクリーン鑑賞ならではの満足感


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