杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

TIME/タイム

2012年02月22日 | 映画(劇場鑑賞・新作、試写会)
2012年2月17日公開 アメリカ 109分

現代社会と似た近未来において、唯一の通貨は“時間”だった。25歳になった瞬間から、左腕の体内時計が刻む余命の時間。“富裕ゾーン”の住人が永遠の命を享受する一方で、“スラムゾーン”の人々は一日に満たない余命を、日々の重労働で稼ぐか、他人からもらうか奪うという熾烈なサバイバルに明け暮れなければならなかった。2つの世界は、“タイムゾーン”という境界線で隔てられていた。ある日、スラムゾーンに住むウィル(ジャスティン・ティンバーレイク)は、富裕ゾーンからやって来た、人生に絶望した男ハミルトン(マット・ボマー)から116年という時間を譲り受ける。その直後、ウィルの目の前で、母親のレイチェル(オリビア・ワイルド)がわずか1秒という時間のために息絶えてしまう。残酷な運命に怒りを覚えたウィルは、この世界の謎に挑むことを決意し、タイムゾーンを超えて富裕ゾーンへ向かう。そこで出会ったのは、退屈な日常に飽いた大富豪(ヴィンセント・カーシーザー)の娘シルビア(アマンダ・セイフライド)。ハミルトン殺害容疑でウィルを追ってきた時間監視局員のレオン(キリアン・マーフィー)に追い詰められたウィルは、シルビアを人質にとって逃走する。絶体絶命の危機の中、一体誰が何のためにこのようなシステムを作ったのか?2人の間には、いつしか共感を超えた恋心が芽生えていく。時間に支配された世界の果てで待ち受ける衝撃の結末とは……?

全ての人間の成長が25歳で止まる近未来なんてやだ~~
単に止まるだけなら若いままの外見でいられてラッキーと思って観ていたら・・・残りの命を永らえるために働かなくてはならないのは仕方ないにしても賃金(これも時間で支払われる)低すぎです。富裕層とスラム層の差が極端過ぎるんだもの。

時間を通貨と置き換えたらまさに現代を象徴するような資本主義社会を更に強調しているのだわ

主役の二人は美しいです。特にアマンダが勝気なお嬢様を好演しています。
でも、結局誰がこんな世界を作り出したのかはっきりしないし(シルビアの父親の背後にもっと大きな力が働いていそうなんだけどよくわからなかった)、二人の行動が世界を変えていくきっかけになったと感じさせる終わり方ですが、『ボニー&クライド』のような展開には失笑してしまいました。

主題は奪うより分け与えよってことですかい?

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