杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

007 慰めの報酬

2009年01月28日 | 映画(劇場鑑賞・新作、試写会)
2009年1月24日公開 イギリス=アメリカ

初めて愛した女・ヴェスパーを失ったジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)は、ヴェスパーを操っていたミスター・ホワイト(イェスパー・クリステンセン)を尋問し、背後にいる組織の存在を知る。早速捜査のためにハイチへと跳び、知り合った美女カミーユ(オルガ・キュリレンコ)を通じて、組織の幹部であるグリーン(マチュー・アマルリック)に接近。環境関連会社のCEOであるグリーンは、裏ではボリビアの政府転覆と天然資源の支配を目論んでいた。復讐心を胸に秘ボンドはグリーンの計画阻止に動くが……。

『007/カジノ・ロワイヤル』に続くダニエル・クレイグ版007の第2弾。

愛した女を喪い、復讐心に駆られながらも任務に臨み、巨大な犯罪組織と対決するボンドの姿が描かれています。今回も身体を張ったアクションが随所に見られますが、予告で頻繁に流れていた屋上?から天窓を突き破って落下するシーンは意外に早い段階で登場でした。

ロケーションも素晴らしい。
冒頭はイタリア・コモ湖岸の道でのカーチェイス。シエナでは地下の拷問室と地上の祭りの対比で魅せてくれる。さらにロンドン・ハイチ・オーストリア(歌劇トスカを織り交ぜた趣向も素敵)・イタリアのタラモーネと追跡は続き、ボリビアの砂漠のホテルで最後の対決を迎えます。

セクシーさやスマートさだけでなく、傷つきやすくもろい人間的な部分をも曝け出している今シリーズのボンドは、過去の歴代ボンドには惹かれなかった私の中の中でかなりの好感度を持って迎えられたキャラです。

きっと彼がボンドを演じているうちは新作が公開される度に劇場に足を運ぶんだろうなぁ

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