杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

アフタースクール

2009年01月20日 | 映画(DVD・ビデオ・TV)
2008年5月24日公開

母校の中学校で教師をしている神野(大泉洋)と、サラリーマンの木村(堺雅人)は中学時代からの親友同士。産気づいた木村の妻(常盤貴子)を、仕事で不在の木村の代わりに神野が病院まで送りとどけた。その日、夏休み中だが部活のため出勤した神野のもとに、同級生だという探偵(佐々木蔵之介)が訪ねてくる。島崎と名乗る探偵は木村を捜していた。若い女性(田畑智子)と親しげにしている木村の写真を探偵に見せられた神野はショックを受けて、いつのまにか木村探しに巻き込まれてしまう・・。

あらすじの人物紹介にはやや難点があるけれど、ここでネタばらしをしたら面白くないのでそのままに。
放課後の中学の靴置き場から始まる冒頭シーンはまさにタイトルそのもの。そのまま現在にオーバーラップして・・・あれ?でも何かちょっと雰囲気が微妙だぞ?どこって言えないけどなんかちょっとずつ変?と思いながら、とりあえずは強引でひねてる探偵の行動に神野と一緒に引きずられて見ている自分がいます。

ところが、神野が探偵と別れて自分の部屋に帰ってきた途端、黒だと思っていた状況がいきなりグレーに、そして白にと変わり始めるのです。

ここからがこの映画の面白さ全開。
これは探偵が狂言回しか?と思わせておいて、もっと滑稽な人たちを用意してるあたり、やるな~!!って感じです。

全部分かって見たら、なるほど!! 
冒頭での違和感の謎も解けて、気分もすっきり

だけど、あんな囮捜査ってありかよ

世の中を斜に見てひねくれてる探偵に神野が投げかけた「お前(の人生)がつまらないのはお前自身がつまらないからだ」という言葉が直球ど真ん中をついてきました。うん、この作品の主役は神野だね☆☆

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