Rain or Shine~メイおばさんの宝箱

雨が降れば虹が出る、晴れた空には光が躍る。
雨でも晴れでも歩きましょう!
世界のどこかから、あなたへ贈るメッセージ

人前で話す文化~アメリカの生徒たち

2013-11-28 03:52:33 | 文化の違い


シアトルのダウンタウンにあるこの私立学校は
リベラル・アーツに基づいた文武両道の教育を
少人数制でしっかりと行っています。

「International perspection」の上にたって
「Independent」で「Creative thinking」ができる生徒を育てること
そんなことがこの学校の方針にも書かれています。

つまり
国際的視野の上に立って
自立し、自分自身の頭で考えられる人間になること。

時に「名門」という冠の付くこの学校は
6年生から12年生までが在籍しています。
ということは日本のシステムでいえば
小学校6年生から高校3年生まで。

先日、
高校3年生の授業にゲスト講師として招かれました。
大学進学を控えた生徒たちへのキャリアを考える授業です。

歴史に裏付けされた重厚な建物の玄関を抜けると
そこは広い廊下です。


カバンを放り出し、床の上にペタンと座って本を読んでいる子もいれば
男女に関係なく長々と寝そべっている子たちもいて
日本の学校ではまず見られない光景に驚きます。


驚きは続きます。
生徒たちは真剣にこちらの言うことを聞こうとし
ノートにペンを走らせます。
私語もありません。
スマホをいじっている子もいません。


驚きはまだまだ続きます。
話し終わって、型通りに「質問のある人は?」と投げかければ
あちこちで一斉に手が上がります。
そのそれぞれが、きちんと的を得た質問です。
時には、こちらがあたふたと慌てるぐらいに鋭い質問を投げかけてくる子もいます。
日本の高校3年生の教室とは大違いです。

日本では
「質問はありませんか?」と言ってもし~んとしていて
なぜか終わったあとで、個別に質問をしに来たりします。
大学生ですらそうです。

ここらへんにも「Public speaking」(人前で話すこと)が、ごく当たり前の習慣&スキルとして身についているアメリカの子供たちと、1対1あるいは少人数の仲間うちでは話せても、大勢の前で自分の考えを述べることを臆する日本の子供たちとの差が表れているようです。

面白かったのは
教室にかかったこんな注意事項。

自分の頭で考え、きちんと構築した質問を論理的に述べる生徒たちには何ともそぐいませんが、、、、

そうでした、、、、ここは小学校6年生も使う教室でした(笑)!

いくつかを、ちょっとご紹介いたします。

ま、別にこの学校だけではなく
日本の学校にも

ま、別に子供たちだけではなく
私たち大人にも
言えることですけれど(笑)。

Focus
*Listen  *Participate  *Independent
(目標:聴くこと、参加すること、依存しないこと)

Effort
*Improve  *Support  *Take initiative
(努力:改善すること、協力すること、イニシアティブを取ること)

Interaction
*Polite attitude *Respect *Foster
(人との関係:丁寧な態度、尊敬、与えること)

いよいよ明日はThanksgiving(感謝祭)。
街も人も、心なしか、そわそわと浮足立っているように思えます。
メイも今日は、明日のお料理の仕込みに大忙しです。

実は早々と4日前の週末に
もうこんな感謝祭の集まりがあったのですが(笑)。



ご訪問をありがとうございました。
どちらでも一つ押してくださるととても嬉しいです。
どうぞ良い一日でありますように!


ライフスタイル ブログランキングへ


海外旅行 ブログランキングへ



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。