今年３回目となる中世音楽講座が終了しました。
グレゴリオ聖歌は、今年もネウマ譜と
（ミミズの這った跡のような）古ネウマ譜を皆で読み歌う。
毎度のことながら、理論より徹底的に耳で聴いて歌う。
教会旋法も机に座っているだけでは何もわかりません。
実際に歌って歌って、私も今年３年目で少し理解できるようになりました。
継続って大事です。
講座２日目は初の「モンセラートの朱い本」より。
古い記譜法で歌うのは大変だったと思いますが（私もなんども落ちました）
巡礼者が信じていた、宗教的背景の細やかな説明が
歌うヒントになりました。
（ヒントというよりも、むしろ核心なんだと思いますが。）
私も普段は中世音楽には関わりを持っていませんが、歌の原点、
耳を使って、人と声を合わせて歌うことがどういうことかを学ぶ、
本当に良い機会になっています。
そして仙台でこういう講座を求めている方がいらっしゃることも
私の活動の原動力になります。
受講してくださった皆様。仙台青葉荘教会、そのほか
手助けしてくださった皆さんに心からお礼を申し上げます。
講座の様子
そして。
コンサートでの夏山さんとルネさんの演奏は本当に素晴らしく
仙台でこのような素晴らしい音楽に触れられることに、企画者自ら大満足しています。
コンサートもたくさんのかたにきていただき、ありがとうございました。
ルネ氏いわく、私が彼らと出会ったのは私が33歳の時。（ひえー何年前！？）
そういえば留学を終えて数年は、オランダと日本を行き来しており
その時に初めて彼らの中世音楽のコンサートをアムステルダム北教会で聴き
大変素晴らしかったです！と、声をかけたことがキッカケで
終了後に近くのカフェで好物のビタバレン（Bitterballen＝ダッチの肉団子）を
ご馳走してもらって以来のお付き合いなのでした。
食と音楽、セットで思い出しました（笑）。
