雲は完璧な姿だと思う。。

いつの日か、愛する誰かが「アイツはこんな事考えて生きていたのか、、」と見つけてもらえたら。そんな思いで書き記してます。

痛み、地の塩

2021-12-15 00:10:30 | セツナイ
激しく、
強い「痛み」というものは、
それが長く続くと、
色々なものを奪っていくように思います。



痛い痛い痛い痛い痛い......

体はもちろん、

思考や意識までひどい痛みでいっぱいになります。

それが間断無く、

まるまる二日も続くと、

もはや、自分という存在が痛みそのものとなって。

「痛い」ということ以外は何も存在しない世界に投げ出され、

その世界でただひたすらに格闘し、

格闘し、我慢し、格闘し、我慢し、また我慢して......

やがて、疲れ果てます。

もはや自分と等しい存在となった痛みを消すには、

自分を消すしかないだろうな、と。

そんな気持ちが、

唯一の救いの様に、

唯一の方法の様に、

頭と心に浮かんできます。

イタイイタイイタイイタイイタイイタイ......

もう許してほしい。

もう、この辺でいいでしょう......神様。

痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い......

もう、いらないです。

こんな体も、

生きるなんてことも......



たった三日ほどのコトですが、
際限の無いひどい痛みに晒されるだけで、
弱い僕はこんな思いとなります。
重い病気などで、
ベッドの上でただひたすらに、何ヶ月も、何年も、
こんな状況にある人のことを想像すると......
本当に、僕は言葉を失います。



岐阜城。
城下町や付近にはこれまでも幾度か伺って来てはいますが。
基本的には僕が避けて来た場所の一つ。
お城というものは......
僕の様なポンチキな人間にとっては
軽く足を踏みい入れられない様なものや部分もありまして。
特に、この城は......と、いいつつ、
宿命的なことからは逃げ続けることもできず。
いつの日か、この地でなさねばならなかったことも、
なんとか、かんとか、つい最近、
成すことができました。
見返りは......
濃尾平野に拡がる広大な光の扇柱と......





......際限の無い強い痛みの世界。









抜けてみて、
ちょっとは、
強くなれたのでしょうか。
僕の様な馬鹿者でも、
もう少し、
歩くことができるのでしょうか。



「光だと!?
なにが綺麗だ!
なにが美しいだ!
なにが神々しいだ!
なにがオーラだ!アロマだ!セラピーだ!
なにが癒しだと!?
なにが魔法だ!
なにが魔法の杖だ!
なにが幸福の印だ!
なにが星のチカラだ!
なにが宇宙のチカラだ!
おのれらは何も知るまい!
光など、この宇宙のわずか一部ではないか!

この宇宙は漆黒の闇でできているのだ!

分からぬのか!

お主たちが光と言って、
癒しと言って、
その光を生んでいるものが何であるのか?
ただ浮ついて、
神々しいとされるものだけを見つめるモノには何もわかるまい!
その神や麒麟や龍や鳳凰が動物霊が化けたものとも思うまい。
虚も実も見極められず、
光に包まれた今世を生きるものは、
闇に包まれた来世を生きるのだ!

水道の水だけが世の水だと思っているのか?
下水の水を見たことがあるのか?
触れたことがあるのか?
その場に降り立ち、
場のニオイを嗅ぎ、
場の空気を感じ、
それでも、この世界は光に満ちていると?
世には綺麗な水しかないのだと、
そう言えるのか?

その下水道は、紛れもなく、お主らが生んだものだ。
綺麗な水しかないと言っている、
そんなヤカラが生んだ排水だ。
本来、この星にはなかったものだ。
それもわからぬのか?
それでもこの世には綺麗な水だけだと言えるのか?
常に麗水だけを語り、
己の生む汚水は見ようともしない。

ならば、
この汚れた水は、
誰が綺麗にしているのだ?
人が飲める水に誰がしていると思うのだ!
闇こそが、
漆黒こそが、
全てを産み、
浄化し、
育て、
そして、主張をしないのだ。
それが宇宙の黒なのだ。
地の塩なのだ!
それがわからぬのか!
この痛みが分からぬか!
のうのうと、
蝶よ、花よ、光よ、神よ、
と暮らしているヤカラにはわかるまい!
ならば!
わかれ!



============================
新約聖書。
マタイによる福音書。
5章13節〜16節。

あなたがたは地の塩である。
もし塩のききめがなくなったら、
何によってその味が取りもどされようか。
もはや、なんの役にも立たず、ただ外に捨てられて、
人々にふみつけられるだけである。

あなたがたは世の光である。
山の上にある町は隠れることができない。
また、あかりをつけて、それを枡の下におく者はいない。
むしろ燭台の上において、
家の中のすべてのものを照らさせるのである。
そのように、あなたがたの光を人々の前に輝かし、
そして、人々があなたがたのよいおこないを見て、
天にいますあなたがたの父をあがめるようにしなさい。
============================



============================
新約聖書。
マルコによる福音書。
9章48節〜50節。

地獄ではウジがつきず、火も消えることがない。
人はすべて火で塩づけられねばならない。
塩はよいものである。
しかし、もしその塩の味がぬけたら、
何によってその味が取りもどされようか。
あなたがた自身の内に塩を持ちなさい。
そして、互に和らぎなさい。
============================



============================
新約聖書
ルカによる福音書。
14章34節〜35節。

塩は良いものだ。
しかし、塩もききめがなくなったら、
何によって塩味が取りもどされようか。
土にも肥料にも役立たず、外に投げ捨てられてしまう。
聞く耳のあるものは聞くがよい。
============================



ロック史に残る名曲。
The Rolling Stones(ザ・ローリングストーンズ)
Salt Of The Earth(地の塩)」

Let's drink to the hard working people,
Let's drink to the lowly of birth.
Raise your glass to the good and the evil,
Let's drink to the salt of the earth.

懸命に働く人々に乾杯しよう
卑しい生まれに乾杯しよう
善と悪のために杯を掲げよう
この地の塩に乾杯しよう



Say a prayer for the common foot soldier,
Spare a thought for his back breaking work,
Say a prayer for his wife and his children
Who burn the fires and who still till the earth.

歩兵のために祈りを送ろう
彼の困難な仕事に思いを馳せよう
彼の妻と子供に祈りを送ろう
火を起こし地を耕す者達のために



And when I look into the faceless crowd,
A swirling mass of gray and black and white,
They don't look real to me,
In fact, they look so strange.

俺の目に映る顔のない群集は
灰色や黒や白の巨大な渦のようだ
俺には現実とは思えなくて
とても奇妙に見えるんだ



Raise your glass to the hard working people,
Let's drink to the uncounted heads.
Let's think of the wavering millions,
Who need leading but get gamblers instead.

懸命に働く人々のために杯を掲げよう
数多の統率者に乾杯しよう
揺れ動く民衆に捧げよう
リーダーでなくギャンブラーに導かれる者達に



Spare a thought for the stay-at-home voter
Empty eyes gaze at strange beauty shows
And a parade of the gray suited grafters;
A choice of cancer or polio.

家にこもる有権者に思いを馳せよう
虚ろな眼で悪趣味なショーを眺め
灰色に着飾った汚職政治家のパレードや
癌とポリオの選挙を見つめている



And when I look into the faceless crowd
A swirling mass of gray and black and white
They don't look real to me
Oh, don't they look so strange, yeah

俺の目に映る顔のない群集は
灰色や黒や白の巨大な渦のようだ
俺には現実とは思えない
とても奇妙に見えるだろ



Let's drink to the hard working people,
Let's drink to the lowly of birth.
Spare a thought for the ragtaggy people,
Let's drink to the salt of the earth.

懸命に働く人々に乾杯しよう
卑しい生まれに乾杯しよう
社会の底に思いを馳せよう
この地の塩に乾杯しよう



Let's drink to the hard working people,
Let's drink to the salt of the earth.
Let's drink to the two thousand million,
Let's think of the humble of birth.

懸命に働く人々に乾杯しよう
この地の塩に乾杯しよう
20億人に乾杯しよう
下賤な生まれに捧げよう



Yes, Let's us drink to me salt of the earth......

そう、地の塩に乾杯......



この曲が収録されているアルバム
「ベガーズ・バンケット(Beggars Banquet)」
人気曲「悪魔を憐れむ歌(Sympathy for the Devil)」
から始まる、いわゆる名盤なるものでしょうか。
なぜこんなジャケットなのか?とか、
ストーンズのフィロソフィーには
何かと感じ入るところがあります♪(^^)


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6 コメント

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Unknown (Rie)
2021-12-15 09:33:55
鈍いのか、記事を読んで心に刺さるということがほとんどないのですが、今回の記事を読み進めていくうちに涙があふれてきました。
またひとつ、気づかせていただきましてありがとうございます。
返信する
Rieさんへ。 (amenouzmet)
2021-12-15 13:17:09
ありがとうございます。(^^)
返信する
Unknown (こもりく)
2021-12-16 09:59:29
amenouzmetさんへ

おつかれさまです。

懸命に働く人なのに
いろんな使命により
身体に受ける、その厳しさをブログで知るたび
ほんとにたいへんな思いを
されてるんだなと。

何かがかわるから
その痛みがあるのかもしれませんが
たった3日でなく、3日もですね。


先日、石上神宮へ
今年のお礼の挨拶に行きました。
社殿の屋根が新しくなっていて
(檜皮はそのままかもしれませんが)
一番上の銅がピカピカに光っていました。

今年もおしせまりました。
お忙しいと思いますが
おあとも体調くずされませんように。
返信する
こもりくさんへ。 (amenouzmet)
2021-12-16 10:48:55
今年、、というか、来年は、
大神神社もこれまでになく力があるのではないかと。
伊勢は荒祭宮でしたし、どうもニギハヤヒさん系が強いです。
返信する
Unknown (こもりく)
2021-12-16 11:29:30
amenouzmetさんへ

年末に気になる神社、仏閣は
次の年へつながるような?
鈍感が働きます^_^

そうなんですね。
ニギハヤヒさん、毎日
アマテラスさんと一緒におよびして
神棚の方々に
その日の無事を祈ります。

大神神社、子供たちの産土で
私にとっても、とてもとても
大切な場所です。

心します。
ありがとうございます。
返信する
こもりくさんへ。 (amenouzmet)
2021-12-16 12:11:39
(^^)
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