goo blog サービス終了のお知らせ 

黄昏オーディオ

ちょっとだけオーディオ。

華麗なる週末

2010-06-07 23:47:32 | オフ会(アウェイ)

さて昨日のお話しの続きです。家族と別れて、都心へ向かいます。コウジロさんに間を取り持っていただき、ジャーマンフィジックス製のユニコーンをお使いのUNICORNさんのお宅にお邪魔してきました。駅に程近い某著名建築家設計のマンションの一室。いわゆる昨今はやりのデザイナーズマンションではなく設計者が建築家としてブレイクする前の設計です。媚びない感じの設計が、ちょっと懐かしく新鮮です。外観は結構デザインしてますが、内装や間取りは落ち着いた感じの意匠でいいですね。これが逆に表がシンプルで中を作りこみすぎていると、住まいとしては大変ですよね。
さて、お部屋に入ると、事前にいろいろな写真を見て、想像していた以上に、こじんまりとしています。部屋の広さは8畳もありませんが、壁面に使われているシナ合板の白っぽい木地色を基調に、床や調度品やスピーカーはチェリーの色調で統一されているため、圧迫感が無く伸びやかな印象を受けます。骨董や版画が品よく配置され、空間に彩を添えています。
さて肝心の?音の方ですが、このスピーカーをここで聴く前には、全方位型に音の広がるジャーマンフィジックスは広大なリビングで音楽を楽しむための装置だと、私は勝手に思い込んでいました。しかし、壁面や空間をうまく使うことによって、音源としてのスピーカーの存在を感じさせずに、音の芯というか音楽を集中して聴かせる装置だと認識を新たにしました。信号から伝わってきた音の一滴を、うゎ~と広げる装置ですね。今回はアナログを中心に聴かせて頂きましたが、CDのB&Oの一体型レシーバーから奏でる音は、デジタルを弄りすぎることによる危険性を認識。それなりに年式がたった機材ではありますが、再生音楽全体の完成度が高く、ちょっと驚きでした。
そのほかにも収穫だったのがUNICORNさんの整理術。

木製のアームチェアーにおかれたアナログの数々は、普段に良く聴くもの、来客に合わせた選曲のディスクを置かれるそうです。
取り出す時には、透明のビニール袋(口は上向き)を少し引き上げて残してジャケットを取出す。
ディスクは側面からすぐに取り出せるように、ジャケットの開口がうちビニールや紙袋の開口と合わせてあります。
もどす時はちょっと引き出された透明袋に差し込めば元の通りに戻ります。
この方法だと、ディスクがとっちらかったりしませんよね。

いやはや、なかなか濃厚な週末でした。

ブログランキング参加中です。応援のほどよろしくお願いいたします。
にほんブログ村 PC家電ブログ ピュアオーディオへにほんブログ村
にほんブログ村 その他生活ブログ 節約・節約術へにほんブログ村

濃厚な一日

2010-05-31 18:07:48 | オフ会(アウェイ)
娘は運動会のため、月曜日は振り替え休日。それに合わせて義姉が上京し、嫁さんと義姉と娘と息子は一泊でディズニーランド。ということで、昨日は独り身。家族を途中まで送っていったあと、独りプラプラ。とりあえず秋葉原をめざしますが、時間も9時過ぎだったのでぷらりと湯島で下車。三菱財閥の創設者、元岩崎邸を散策。入場料400円也。
てくてくと秋葉を目指して歩いていきます。秋葉に到着して皮の端切れ袋詰め100円。
計測器ランドでクランププローブを買おうとしたけど、現金の持ち合わせが乏しくて断念。
昼食は博多天神の煮卵入りのラーメン600円。替え玉2個まで無料ということでちゃっかり2個、食べ過ぎた。ヤマギワにいってLED電球購入。2380円也。
ダイナッミックオーディオをくまなく探索。幸い物欲は刺激されず。御茶ノ水を目指してさらに歩く。
ディスクユニオンクラッシック館で4点4585円のお買い上げ。楽器屋を眺めながらさらにてくてく。神田の本屋街を眺めながらてくてく。五味康祐「オーディオ巡礼」1800円…散々悩んで購入しませんでしたが、帰って調べてみたら図書館に蔵書が無く後悔。さらに新宿を目指して歩きます。
武道館を通り過ぎて、ちょっと道を間違えて防衛省に到着…。結局夕方五時頃に新宿到着。
ディスクユニオン中古センターで4点4200円のお買い上げ。

クラッシック館では探していた新ウィーン楽派の弦楽四重奏曲全集、5枚組み発見。しかも567円。

でもっこれにはちゃんとわけありで、豪華なブックレットが欠品…。まあ、いいか。
夜はさもえどさんの上京に合わせてオーディオの飲み会。
Jeyさん、freestyleさん本日のコーヒーさんとは初対面でしたが、すっかりはめをはずして呑みすぎてしまいました…。しばらく酒を断とうかぁ。
ちなみに歩数は28784歩。よく歩き、よく飲み、よく買いものしました。

ブログランキング参加中です。応援のほどよろしくお願いいたします。
にほんブログ村 PC家電ブログ ピュアオーディオへにほんブログ村
にほんブログ村 その他生活ブログ 節約・節約術へにほんブログ村

天、高き春

2010-05-07 00:08:02 | オフ会(アウェイ)

コウジロさんのところに伺ってきました。以前の日記をたどると前回の訪問は2007年 ちなみにその前は2004年7月19日(旧サイトへのリンクは直接記事に飛べないので…ず~としたまでスクロールおねがいします。)…
さらにその前は2004年6月1日。(こちらも旧サイトです。真ん中当たりまでスクロールお手間かけます。)ということで、6年越し4度目の訪問。前の日記を見るとツイターの構成などいろいろ変わっているようですが、ウィスキー瓶のツイターはワイヤーで微妙な角度で調整されて健在。スピーカーの間には円柱状のアルミ式音響反射システム(…アルコール・ゼロ)マッキントッシュの反響板など工夫の数々。やはり家があるってのはうらやましい限りです。以前から変わらない印象は男性ボーカルの優しさと、試聴ポイントの天井が吹き抜けになっているため、上への音の広がり。音の高さはやはり実際に空間が無いとなかなか表現できないものですね。今回はいつもの鐘の音に加えて古い教会の遺跡で収録されたフルートの演奏サウンド・オブ・ルームス(TACET60)で再確認。家で聴いているとなかなか録音環境の高さが出ないんですよね~。 DACもいつの間にか32bitDAC「AK4397 」 にすっかり置き換わって、精細さを増し、さらに進化を企てられている様子…恐ろしい…。最後にはこっそり新機軸アームの構想などおきかせいただいて…おっと、これは秘密でした。その後、吉祥寺の隠れ家喫茶に場所を移して、そのお話はまた明日。
ブログランキング参加中です。応援のほどよろしくお願いいたします。
にほんブログ村 PC家電ブログ ピュアオーディオへにほんブログ村
にほんブログ村 その他生活ブログ 節約・節約術へにほんブログ村

濃厚オフ会

2010-03-15 07:27:03 | オフ会(アウェイ)
ブログランキング参加中です。応援のほどよろしくお願いいたします。にほんブログ村
にほんブログ村 PC家電ブログ ピュアオーディオへ
今日はひさしぶりのオフ会。ヒジヤンさんとAionさんのお宅に訪問してきました。
前回の訪問が一昨年の四月でしたからほぼ二年ぶり、その前に伺ったのはさらに4年前。私にとってオーディオでの知り合いでは最古参になります。
リビングには以前と同じくアンサンブルプリマドンナが鎮座していました。しかし、送り出しがSONYのSACD、プリアンプはクロのJEFってあれれ、これは前回までリスニングルームで使用してた機材です。アレレ…ということは…というわけで、二階のリスニングルームに入ると、スピーカーは前回と同じくCelloのスピーカーですが、それ以外全て入れ替わってます。システムは基本的にスペクトラムに置き換わって、ケーブルも大半がMIT。さらにターンテーブルもsotaのターンテーブルにアームがeminentが導入されています。御田さんのところのおなじみの組み合わせですね。以前からのロクサンのターンテーブルもちゃんと機能して、二台を使い分けのご様子です。
さらに驚きは、パラメがなくなっています…。パラメを通じて知り合ったようなものですから少し寂しい気もしますが、パラメについては我が家もこのところ繋がってこそいますが、スルーですのであまり人のことをいえた義理ではありませんね。選曲はBjork/Voltaから始まって、佐藤聰明作曲、演奏篠崎史子(ハープ)による「春愁歌」 。現代曲、クラッシク、古楽を織り交ぜた曲目でした。曲の趣向性は近いものがあるので、気になるディスクがてんこ盛り。とりわけ印象的だったのはピリオド楽器を使ったJordi Savall によるベートーベンEROICA。こりゃ探さないでか、かえってネットで検索するも何もひかからず…。気長に探さないといけませんね。音の重なりや、楽器それぞれのギリギリ具合など含めて、現代楽器のベートーベンとは全くの別物です。アナログではArvo Pärt/Tabula Rasa からFratres 。CDでは持ってますが、アナログの持つ当時これを出した意気込み見たいな気迫はCDではあくまで希薄…。これもアナログで探しなおさないといけませんね。
オーディオ的にはエスプレッソマシーンのように、高圧をかけて音楽を抽出したような、濃厚な味わいと、奥に広がる空間感が印象的でした。
オフ会後は駅前のそば屋での、音楽談義。(オーディオ話はちょっと少なめ)相変わらず、ネットでは、とても書けない過激な話がてんこ盛りでした。
にほんブログ村

音楽聴きの休日(本編)

2010-01-24 19:30:12 | オフ会(アウェイ)
ブログランキング参加中です。にほんブログ村をクリック!よろしくお願いいたします。
にほんブログ村 PC家電ブログ ピュアオーディオへ
さてさて、今日は久しぶりの遠征オフ会です。池袋でhijiyanさん、Q.E.D さん、くされももんがさんと待ち合わせて、西武特急に乗って一時間ちょっとの小旅行です。Q.E.Dさん、くされももんがさんとは初対面ですが、同好の士ということで、早速のオーディオ談義。オーディオ仲間との珍道中というのはいいものですね。私としてはワインでも持ち込んで車窓からの眺めも肴にしながらわいわいというのも乙なものでしょうが、聴覚が鈍っちゃったら何のための小旅行か、本末転倒ですものね。駅に着くと、Mac_celさんのお出迎え。昨年の大阪でのファイルフェブ繋がりの新年会以来ですね。先ずは昼食に、ご当地でブレイク中というボリューム満点の豚みそ丼で腹ごしらえしえ。みそと炭焼きの香ばしさと豚肉の絶妙なハーモニーで旨い旨い。
昼食を終え、Mac_cel邸に到着です。目前には奥武蔵の名峰、武甲山をはじめ山並みが広がる絶景なロケーションです。
リビング脇のシアタールームは長さ6メートル、巾5メートル、天井高は4メートルとのことです。広さはもとより、天井高が何よりうらやましいですね。吸音と反射のバランスを考慮した石井式の調音方式をとりいえれられています。
視聴はU-571、潜水艦の爆雷シーンから始まりました。潜水艦の閉鎖空間と爆雷の恐怖感がリアルすぎで、もう潜水艦には乗れません。(もっとも、未だ乗ったことはありませんが…)その後ダイハード4から、オペラ座の怪人、エバンゲリオンなどなど、お勧めブルーレイディスクが次から次へと上演されていきます。とりわけ印象的だったのは、クラッシク演奏のブルーレイディスク、2009年のニューイヤーコンサート、コンセルトヘボウでのブルックナー9番小澤征爾・サイトウ・キネン・オーケストラ、マーラー、巨人これまで個人宅でのブルーレイソフトの再生にはあまり接していなかったので、あらためてみると130インチのスクリーンに展開される演奏の様子には圧倒されますね。
ただ、ムジークフェラインやコンセルトヘボウの後に見た松本文化会館は、演奏会場自体の装飾もしかり、舞台を延長するための張り出し、指揮台、演奏者の台座、演奏者の椅子のしょぼさ、さらに譜面台に貼られた備品管理番号シールなどに目がいってしまい、ヨーロッパとの歴史の違いをまざまざと見せ付けられている思いでした。まあ、そもそものコンサートの趣旨が違うとはいうのもの余計なところにまで目がいってしまうのは悩ましいですね。その後SACDマルチ再生などを経て、持ち込みディスクの視聴をさせていただきました。残念ながら、ブルーレイやSACDを持っていくという発想がすっかり抜けていて、いつもの通常のCDオンリーです。定番の鐘の音は鐘の音の方向に顔を向けると…ほとんど真上を向いてしまいました。天井の高さのなせる技なのか…、おもしろいものです。スコット・ロス、カナダの大学でのライブ録音、ゴルトベルク変奏曲での近くハイウェーを走るトラックの騒音もリアルで良いですね。(全く変な聴き所です)極めて私的な欲を言えば矢野絢子の切れっぱなしの歌声にもう少し色香があればというところですが、録音自体はあまり良い物ではないので素直な再生だとちょっと寂しく思ってしまいます。
それぞれの持ち寄りソフトやお勧めソフトを存分に楽しませていただき、その上、おでんまでご馳走になってしまいました。オーディオ談義にすっかり花が開き、楽しい時間を過ごすことができました。Mac_celさん夫妻はもとより、皆さん、ありがとうございました。
写真は1992年AV FRONTという雑誌で長岡鉄男のオーディオクリニックで掲載されたMac_celさんの当時のお宅。18年ほど前の話ですが、そこには息子さんたちと一緒に写った写真もあり、今のお宅に至るまでの道のりに思いをはせてしまいます。このところオフ会では、それぞれのお宅での音の違いもさることながら、それぞれの方のオーディオと生活の関係というものを中心にお聴かせいただいて、自分のオーディオとの関わりにいかせていければと思っています。私は十年後はどんな環境で音楽を聴いているのでしょうね。

オーディオ遠足(後編)

2009-11-23 00:05:17 | オフ会(アウェイ)
このところリンクを貼り続けていたにほんブログ村 PC家電ブログ ピュアオーディオへにほんブログ村皆様のおかげで、初めてピュアオーディオ部門で終日一位獲得です。このところ午前中だけ一位で、午後には穂高さんの無職人生(真空管オーディオ、自作、酒、安曇野)に抜き返されるという日が続いてました。もっともこの二日ほど更新されていないので、暫定一位といったところでしょうか。今後ともよろしくお願いいたします。
というわけで、昨日の続き。
夕暮れ前にヒジヤンさん宅を後にして、江ノ島電鉄で江ノ島に移動します。駅に降りると、駅名の看板の下には「祝 江ノ電・嵐電 姉妹提携」と書かれた横断幕。嵐電とは懐かしいなあ。それにしても、姉妹提携とは両方女性だったとは知りませんでした。
海岸沿いのライブハウスに向かってテクテク参道を歩いていくと、土産物屋、スマートボールや射的の店などがあり、レトロな昭和の香りが漂っています。夕焼け直前にライブハウス虎丸座に到着。

窓の外には海にぽっかりと浮かぶ江ノ島。初めてみる江ノ島は竜宮城のような、あるいは、千と千尋の神隠しの湯屋がありそうな不思議な風景。そのうち家族で小旅行なんてのもよさそうですね。
ライブは韓国のジャズヴォーカリスト、パーク・ラオンさん。サックス&クラリネット、ホンスンダル、ギター辻 邦博というセッションです。前売り3000円でお替り自由のブッフェスタイルの軽食付とはお安いですね。
沈む夕日を眺め、軽食(といっても結構ちゃんとしています。)をぱくついて、ビールを飲みながら、ヒジヤンさんとしばしオーディオ談義。そうこうしているうちに、肝心のライブが始まりました。ギターとサックスで一曲ボサノバの演奏のあと、ヴォーカルのパーク・ラオンさんの登場。小柄で華奢な風貌で、コケティッシュな甘い歌声。ブロッサムディアリーをちょっと髣髴させる感じ。スタンダードナンバーが甘く続くのかと思っていた3曲目、かつて大陸からの侵略を繰り返された悲しい歴史を歌った韓国民謡のジャズアレンジ「セーヤ セーヤ」(鳥よ鳥よという意味)甘く切なく、しかし力強い歌声にガッツリとハートをつかまれました。続くという曲は、オリジナル曲で「My Seacret」ピアノを弾いての弾き語り、秘密というタイトルなので、歌詞が有りません。といって歌いだした曲はいわゆるスキャット。声の強弱が心地よく、まさに小柄な全身を楽器として歌い上げる感じです。とりわけ弱音部が印象的でした。その後「星影のワルツ」では一番は英語でしたが、それに合わせて歌う観客に合わせて2番はアドリブで日本語。独学で学んでいるとのことですが、僅か2年余りでここまで流暢に話せるとは…。私がこれから2年、韓国語を習っても…いや無理だね。というわけでファーストステージの終了でディスクの購入。
セカンドステージでは、さらにどんどんヒートアップして、なかなか楽しいライブでした。
ライブ終えて、小田急線の片瀬江ノ島駅へ。

なんか、竜宮城みたいですね。思わず写真を撮りたくなる気持ちがわかります。
にほんブログ村 PC家電ブログ ピュアオーディオへにほんブログ村

オーディオ遠足(前編)

2009-11-22 00:35:09 | オフ会(アウェイ)
引っ越してから初めてのオフ会訪問です。このところ、休日といえば家族で近所の公園などで過ごすというのが定番でしたので、久しぶりにちょこっと遠出、大人の遠足:オーディオ編(先日の京都はあくまでお仕事ですんもんね)。電車を乗り継ぎ小一時間、待ち合わせの駅から車で5分ほど。訪問先は昨日の予告のとおり、ファイルウェブつながりで知り合ったヒジヤンさん宅です。海にほど近い閑静な住宅地に建つ家の一室が、こんなオーディオ実験工房になっているとは…。リビングは二階で、一階奥の元寝室の8畳間には、自作サーロジック風パネルが設置され、壁面のいたるところには振動制御の為のタイルやガラスが貼り付けられ、窓には和紙が張られていたり…さらにスピーカーが二組(一組は借用中とのこと)。なんだか、部屋の必死具合が、我が家の某部屋に近い印象です。見所満載の部屋内の見分を経てのオーディオタイム。事前情報から、爆音系かと身構えた一曲目は女性ボーカル、確かに音量はやや大きめだが…センターにズン、ビシーっ!。やや高めに定位するボーカル像はスピーカーセンターパネルが両手を挙げて歌い上げるようです。2曲目も女性ボーカル、サラブライトマン。ヴォーカルの実像感と演奏のアタックを大切にされている様子が伺えます。で3曲目…さらにヴォリュームがあがって…流石にこれは、私にとっては音量がややトゥーマッチ。もっとも、体の芯にズンと響く低域が基準になっている様子が(身をもって)よ~く分りました。
クラシックではスピーカーの位置を動かすとのことで、ここで何曲か持ち込みディスクを聴かせていただきました。センターの強さ、前に出てくる感じの勢いある演奏、左右の広がりというのが印象的でした。
そして、スピーカーの位置を少し奥に移動させてクラッシク系のセッティング。ここではサイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団『ベルリオーズ:幻想交響曲』最終楽章。いや~きっとこの曲はお好きだと思ってましたよ。椅子に深々と沈み込みながら、壮大なるフィナーレを浴びるのは最高への心と体のマッサージですね。
ただ、微細な音場表現の曲では、位置が後ろに下がった分、脇に置かれたスピーカーの影響がちょっぴり、無きにしも非ず。ということで、途中CDプレーヤーの聴き比べを挟んで、スピーカーの選手交代。
ここまでの主役、B&Wはちょっとあっち向いといてほい!とばかりにそっぽ向かされます。側面の曲面が贅沢な反響板に早代わり。12cmのワンユニットのスピーカーとのことで、ズン!ドン!という低音は望めませんが、ユニットの身軽さが身上で、速く動いて、早く止まる。サクサクと心地よい鳴りっぷりです。面白いスピーカーですね。ヴォーカルは元より、ヴァイオリン、チェンバロなどよ~く鳴りますね。
とはいえ、ヒジヤンさんの身上からすれば、やはりB&Wの本妻なのかなぁ。
いやはや、様々な音のもてなし、ありがとうございました。
明日は続いて、その後向かった、江ノ島のライブハウスのお話。

というわけで、今日のところはここで一押し。
にほんブログ村よろしければ、クリックをお願いします。
午前中からお昼にかけては一位になったりしますが…まだまだ、激しい首位争い。
にほんブログ村 PC家電ブログ ピュアオーディオへ

日東紡音響の新試聴室見学ツアー参加

2009-10-25 21:01:15 | オフ会(アウェイ)
ブログランキング参加中です。この一週間ほど1位をキープしていましたが、またもや二位に陥落…。よろしければ、にほんブログ村をクリックをよろしくお願いいたします。
にほんブログ村 PC家電ブログ ピュアオーディオへ
久しぶりのオーディオねたです。ファイルフェブで募集されていた日東紡音響の新試聴室見学ツアーに参加してきました。抽選で選ばれた参加者は12名。これに対して音元出版の方々や日東音響の研究員の方々を合わせると主催者側もほぼ同数の10名程度という贅沢な企画です。秋葉原の集合場所からバスに揺られること一時間半ほどで、千葉市内の第2音響研究所に到着。同社のAGS(柱状拡散吸音システム)の解説を中心にシュミレーション解析などを見ながらのプレゼンテーションを受け、2班に6人づつ分かれての見学です。まずは、この10月にオープンしたばかりというAGSを導入したリスニングルームの体験です。面積53.6平米(およそ32畳)天井高さ3.6mの部屋の中央に設けられた6席に座っての試聴タイム。一曲目はラ・カンパネラ。最初はまずは黒の厚手のカーテンを閉じての演奏。ヘッドフォーンで聴いている感じがしないでもないが、別にこれで良いんじゃないのという感じ。次にAGS効果をコンシューマ用の製品として売り出した“Sylvan”を2本をスピーカー脇に置いてもう一度。
部屋の大きさに対しては余りに小さなこの製品、さほど変化無いのではという予想に反して、中高域の響きが豊かになって、なかなかやるじゃん。もっともカーテンで覆っているだけなので、低域に関しては部屋の処理が済んでいる状態に中高域に効果を加えるということで、当然の結果かもしれません。で、次はSylvanをはずして、カーテンを開け放ってのこの部屋本来の環境での試聴です。
音が出た瞬間、あれれ、黒っぽい丸い棒で囲われた空間が、明るめの木地色の壁面、そうあたかもホール壁面になったような錯覚を受けました。録音された空間を視覚的にも再現してしまった感じです。この後、ジャズやピアノ(オスカーピーターソン・トリオ)協奏曲(チャイコフスキー、ヴァイオリン協奏曲、ムター)でも同様にカーテンを閉めたり、空けたりしての比較試聴を繰り返します。それぞれやはり録音されている環境を、すっかり持ってきたかのような錯覚を覚えます。

壁面の仕掛けとしては、60cmの厚みを使って、奥から手前に向けて、順に細い円柱状の棒を配して、さまざまな周波数の音が違った反射を繰り返すことによって、部屋の定在波を解消して、適切な響きと豊かな音場感を再現をするといったものだそうです。
手前は集製材の木製ですが、奥のほうはボイド管のような質感で、中には吸音材で無く共振を防ぐためになにやら充填されているようです。
開発者とのいくつかのQ&A
Q.壁面の腰部分や天井の接地面はなぜ通常の仕上げなのか。
A.コーナーの音圧が高くなる部分については吸音効果の在る仕上げになっています。
Q.方形の形状ではなく、面積が狭くなっても変形の形状を採用した理由は?
A.ステレオのみならずサラウンド再現を念頭に設計。音源と壁面の距離をある程度整合性をとるため、また躯体制限から方形にした場合正方形に近い形状になってしまうため。
Q.天井の細工は何かありますか。
A.床面の反射があるので、基本吸音構造。天井についての拡散については次の展開として考えているとのこと。

なるほど将来部屋を作る時に役立ちそうなノウハウをいくつかいただけました。
よ~し、いつかは部屋を作るぞ。
その後持ち込みディスクを掛けて頂きました。
アコースティックなものはおそらく用意されているだろうということで、打ち込み系J-Popsからの選択で、辛島美登里/SNOWDROPからオフコースの言葉にできないのカバーです。
低域の表現を確認しようと持ち込みました。低域に関しては、左右の広がりがスーッと広がる感じで、低い周波数の帯域まで空間表現されています。ただ、予想以上にヴォーカルの表現が違います。なんかマイクに向かう彼女の顔が大画面に再現されているような感覚で、ちょっと生々しすぎるぐらいの感じです。口が大きくとかという表現ではなく映像として大画面に歌う彼女の姿が展開されるような感覚を受けました。
まあ、録音スタジオやテレビ局の調整室に採用されるためのいわば生産工場のシステムを、いわば消費だけに使ってみるという贅沢な試聴環境ですから、凄いのは当たり前かもしれません。ただ、私はこの部屋が自宅に欲しいかというと(当然無理な話なんですが宝くじが何本か当たったと仮定して…)それはちょっというのが正直なところ…。というのも、これじゃ~部屋に何も飾れませんw。
それに、本を読みながらとか、ほかの事をしながらのながら聴きも多いので、
これほどまでのピュアーオーディオ空間が必要かどうかというと、やはりもう少し通常の居住空間としての要素が欲しくなりますね。まあそうしたことを想定しての、“Sylvan”が製品化されたのでしょうね。

リスニングルームでの試聴を終えると、近くの研究所までバスで移動。今度は産業目的の無響室や残響室を体験するというものです。
まずは、残響室。コンクリートの壁面に天井からは、テンションをかけて曲面に変形させた透明のアクリル板がいたるところに吊り下げられています。安全対策でヘルメットをしての入室です。残響音が帯域にもよりますが5秒以上ということで、ここで聴く音楽は定位があいまいになって、部屋のどこでも同じように聴こえるという感じです。しかし、この天井細工、ちょっとだけ流用できないかと密かに…。

つづいて、無響室体験。間接音の無い空間は異様ですね。まっすぐ向いていないとほとんど声が聞こえなくなるような感じ。残響室の定位の曖昧さとは逆に、明快な音の定位。それにしても一人っきりでこんなところに押し込められたら…。

最後の写真は、無響室の隣にある小さな残響室。模型や素材の吸音特性などを測定するらしい。残響1秒とのことでそこそこ心地良い感じです。無響室との壁の一部がはずせる仕掛けになっていて、閉めている時はその隙間に通常の粘土で埋められています。この粘土作戦。うちの窓にも応用してみようかぁ。
それにしても、いろいろと有意義な体験でした。
休日返上で対応していただいた日東紡音響皆さんを始め、このような企画をしていただいた方々、ありがとうございました。

バスで秋葉原に戻り、同行したヒジヤンさん、そして黒川さんと一緒にイタリアンで、オーディオ談義。いやはや楽しい一日でした。

ブログランキング参加中です。よろしければ、にほんブログ村をクリックをよろしくお願いいたします。
にほんブログ村 PC家電ブログ ピュアオーディオへ

オーマニパパ

2009-05-10 09:03:09 | オフ会(アウェイ)
昨日はさもえどさん宅へ伺ってきました。一日ずれての相互訪問です。待ち合わせの駅には少し早めに到着したので、近辺を散策。海辺の街にはアルテックのあるジャズ喫茶があったり(営業は残念ながら夜のみ)大きな橋は見えるし、少し離れた山手には異人館がる様子。いい街ですね。いつか、ついの住みかを構えるときには、このあたりも候補地ですね。そんな夢のため、商店街にあった業務用スーパーで倹約昼飯用のわかめを買って、駅に戻るとFCAさんも到着。程なく、娘を肩車せて、さもえどさんが颯爽と登場です。駅から程近い場所に建つ三階建てのマイホーム…ヒズホームか…。私も家欲しいなぁ。内装にはふんだんに無垢のパイン材が用いられて、いかにも幸せそうなマイホーム…いやヒズホーム。小学生の息子さんと肩車された娘さん。うちの子よりそれぞれちょっとだけ年上で、男女が逆だったりしますが、家族構成は近い。違うのはかたや家持ち、こちらは家なしw。明日からいっそう節約に励んで、いつかは家を。
オーディオは家族の集まるリビングに鎮座。脇の小上がりになった畳スペースが、猫の居場所兼リスニングポジション。ヤンチャ盛りの小さな子供&年老いた猫のいるリビングでのオーディオは、制約テンコ盛りですのご様子です。しかも、家を建てたときにはオーディオという病の再発を見込んでいなかったので…。まあ、発症が先だと、パパとしての幸せが少し減少していたかもしれませんねw。
畳の上の吹き抜けは、猫の遊び場兼、家族ギャラリー。ついでにオーディオ用バスレフポートとして機能しているようです。FCAさんもしきりに感心されていましたが、密閉型の小さなスピーカーなのに低音感が十二分に表現されています。左右非対称の設置スペースで、さらに生活のために必要なもの、子供のおもちゃなどオーディオ以外に優先的に重要なモノたちが、センターへの定位を邪魔しそうですが、そこはさすがにうたもの主体に聴かれているとのことで、ビシーとド・センターに定位。高くつまれたアンプと、プレイヤーの配置を少し見直せば、更に…なん~て家族の幸せを邪魔する囁きをしてみますが、そんな駄目オーマニパパのたわごとに耳を貸さないオーマニよりパパを優先する姿は立派。うちの嫁にはついぞ知られたくない立派なオーマニパパです。
そんなこんなで、夕方前には散会して、オーマニパパは子供たちにお返しして、FCAさんとふたりで日本橋詣。なんばから道具屋筋を抜けて、デンデンタウンへ向かいます。中古CD、アナログ、オーディオショップ、なぜか調理用品店やネジのデパートを散策。途中休憩しようとした、木製ホーンスピーカーやPCオーディオ、自作アンプの鎮座していた喫茶店wingは閉まってました。もしかしたら閉店しちゃったかなぁ。ディスクJJを閉店時間で追い出され、阪堺電車ホーム脇の8席カウンターのみのぶえのでFCAさんとシッポリオーディオ肴にワインを傾けました。

酒付き音付き、つい飲み過ぎ…。

2009-04-26 17:11:25 | オフ会(アウェイ)
もちろん音楽専用のホールで聴く音楽はいいですが、ちょっと変わった場所でちょっと変わった音楽を聴くのが好きです。雑音があったり、響きの豊かさなど音楽専用に設計された建物で聴くのとは一風違った聴こえ方が普通の部屋?で音楽聴く参考になるのではな~んて思ってます。ついでに建物見るのも好きなもので、そんな音楽会をチェックしています。
古楽器の調律師 梅岡さんのブログで見つけた酒蔵バロックコンサートはそんな嗜好にぐっと来る企画。チェンバロ2台の演奏というのは聴いたこと無かったし、酒蔵という空間での音楽というのも未体験、さらに蔵元ですので、試飲付き。(そうそう、酒を飲みのも趣味のひとつです。)コリャ行かいでか。コンサートって独りで行くのも良いのですが、何人かで行って終わった後にワイワイやるのもまた楽しいモンです。というわけで、PhileWebコミュニティーで誘いをかけたところ、その夜にさら宴会をしようということになりました。とりあえず演奏会に集まったのはかつどんさん、FCAさん、舞鶴から参加のHYさん。HYさんは駅から迷ってぎりぎりの登場でしたので、後ろの方の席でしたが、私たち三人は前から2列目、真ん中の席を確保。蔵は天井、床と木造ですが、壁の大半が土壁でどちらかといえばデットな環境ですので、音量の出ないチェンバロにはいい席ですね。ピアノと違い鍵盤両脇に立ち上がりが有るので奏者の手元を見るためには舞台向かって左手方向の席の方がいいのでしょうが、反響板の向きも考えるとやはり正面ですね。2台並んだチェンバロは手前一台の蓋は外して、奥のチェンバロは反響板をつけた状態。中国風な花鳥の意匠を施された蓋付きのほうがフランス製、もう一台がドイツ製。フランス製の方は弦をはじく部分が古式にのっとり鳥の羽を削ったモノが使われているとのこと。ピアノと違い弦をはじいて音をだすので、琴に似た音色といったのFCAさんでしたっけ。いい得てますね。
蔵の裏には阪神高速が通っているので、トラック走行のノイズが聞こえますが、Scott Rossのカナダのオタワ大学でのライブレコーディングのバッハ:ゴールドベルク変奏曲の録音と似た印象を受けて面白い。このディスクにも近くのハイウェイを走る車の重低音がところどころ入っています。これがいかにリアルに聴こえるかが聴き所…マニア過ぎですね。
演奏曲の中でとりわけ印象的だったのは、ラモーの「優雅なインドの国々」北風と神ボレアスと薔薇のエアの最終盤の連盤チェンバロの織り成す疾走感。田中カレンさん作曲のピアノ連弾曲「ハーブガーデン」をチェンバロ用に編曲したものはミニマム風の繰り返しの音が心地よく響きます。それぞれに編曲のポイントなども伺えてなかなか実り多いコンサートでした。次回は7月にフォルテピアノの演奏が有るそうですが、果たしてそのころは…。
コンサート終了後、大阪に移動してディスクJ.J.、ワルティー堂島をちょっと覗いたら飲み会の集合時間。10人のオーディオマニアの濃イ~イ談義が続きます。10人ぐらいだと話があまり分れずにいい感じですね。
朝、目を覚ますとちゃんと布団の上で、ちゃんとパンツもはいてましたが、玄関には脱ぎ散らかした服が散乱。泥酔してマッパになった草薙さんもキッチリと服はたたんでおいて置かれたようですが…負けてますねw。