
あなたとわたしと
すれ違う
ほんとうのほんとうは
どこ?
怒り狂っているあなたの心臓は
怖さでビクついている事も
つらかった過去が
精一杯の虚勢の衣で
カチンカチンにさせている事も
目がつりあがって汚い言葉を吐いている
あなたが
あなたが
きれいでまっすぐで
スポンジにみたいに何でも素直に吸っちゃう人だって
わたしには届いているよ
壁を蹴っている
足の痛み
机を叩いている
拳の痛み
痛すぎる
痛みの確認作業のようだ
叫びたいだけ叫んだらいい
暴れたいだけ暴れたらいい
興奮の嵐が過ぎたら
おだやかな
凪いだ海
やさしいやさし
すぎる
まじめなまじめ
すぎる
いつものあなた
あなたの安寧
が
わたしの安寧
結婚するまで神戸の山手に住んでいまして、視界のどこかにいつも海がありました。
波の寄せ来るさまは、いつまで見ていても飽きることがありませんでした。
息子さんの怒りもいつかふと凪いでゆく日がくるのでしょう。
明日は娘の誕生日なのですが、家族の皆が大人になったこの頃では最寄の土日で都合の良い日に誕生日を祝うことにしています。
考えてみれば、ほんの数年前までは、そんな融通すらつけられなかった娘でした。
少しづつ大人になってるのですよね。
海のそばで生まれ育ち、今は内陸部に暮らしてます、潮騒の音、大好きです。いいですね、海が近いのですね。
息子が辛そうな時は海も見られないみたいです。
ドライブに連れ出した事もあるんですが、成功しませんでした。
うつむいて穴ぼこにすっぽり落ち込んでしまって、周りをシャットアウトしているような…
海を見て仕切りなおし出来る私達は、自分で自分を救う方法を何とか見つけられる。
辛さの度合いが違うのでしょうね。
あまり眠れず逃げ道が自分でも見出せないのですが(パワーが大きい感じなので)
悲しみ(?)等からのグルグルは
私は大人になってから眠る事で自分をシャットダウンさせて休ませているような気がします。だから悲しみ系がグルグルしてる時には
やたらと眠る時期が続いたりします。
私の怒りは、何となく何時も恐怖と繋がっているような気がします。
「悲しみ系のグルグル」
黙って見ているしかないので、メビウスの輪っかみたいな中から抜け出てくれるのを待つだけです。