告白 湊 かなえ

	告白
	湊 かなえ
	双葉社

本屋でハードカバーと文庫が並んで平積みになっていた。
そそっかしやの私はこの前読んだ　　こころのいえ　　湊 ちはる　と勘違い。
あの倒産してしまった新風舎出版賞大賞受賞作家がいきなりメジャーになったのか？
喜ばしいかぎりと１冊購入。ケチって文庫本だけど。

私の苦手とする殺人ミステリー小説？
よくよみれば、著者は別人。かなえとちはる
しかも６月５日封切りの映画の原作。映画とタイアップで売ってんのねと読み終わって気がついた。

語り口はクール。
中身には夜回り先生がベースの「世直しやんちゃ先生」や最近の少女による薬物家族殺し、
エイズ患者差別、児童虐待、家庭内暴力、離婚家庭、父不在家庭、いじめ…
なんやかや社会のうん？と気を惹く事柄がてんこ盛り。
芯に一本は母子関係がスッと通っている。ストーリー構成が上手いと感じる。
最後の最後にまったく救いのない復讐で幕切れ。
映画や小説をこれから楽しむ人も多いだろうから、この辺でおしまいにしておこう。

たしかに面白い。
スマップの紅白の司会もした…う～～ん誰だっけ？名前が出てこないけど
彼が主役の原作宮部みゆきの映画『模倣犯』にちょっと雰囲気が似ているかな？
どんな映画になるんだろう？
読んでしまったから映画はどうしようかな？