彼岸花の咲く頃に

『ゲゲゲの女房』最終回。
お父さんの葬儀で、お母さんの台詞。

彼岸花の咲く頃
死んだ人は
ご先祖さまに守られて
あの世に行くんよ。

夫もそうだったのかな？

朝は７時半ハイビジョンと７時４５分ＢＳ２を時間差で2回
出勤準備しながら、ちらちら走り回りつつの観て、
夜７時半に観ることが出来ればまたＢＳ２で、今度は腰を落ち着けて観た。

終わってしまった。楽しみがひとつ減った。

母のワンピース

実家でも衣替えの真っ最中だった。
足が悪くなり歩行器を使う母に
スカートやワンピースは不要になって何年にもなる。
全部捨てると言うと悲しい顔になった。
私がふざけて着てみせた。
妹曰わく、
『違和感がない』
さらに
『それを着てきたと言ってもおかしくない』

ひと夏、オフタイムはゆるゆるワンピースで過ごした。
特に実家の気軽さでワンピース以外の姿をみせていない。

そのままもらって着たまま帰宅。
自分で編んだミニベストを重ねてみた。

『コーディネートはこうでなくっちゃ』

顔に似合わすおしゃれだった亡夫の口癖が
どこからか聞こえてきたような。

介護のババ札

朝は４時から目が醒める。
すぐに体は動かないが脳は起きてくる。
今朝は姑のことなどよぎる。

職場へ新設デイサービスが１０月オープンの挨拶に来た。
場所があまりに姑の家へ近い。
思わず、
嫁の言うことは聞かずとも、
他人の言葉なら聞くかもしれない姑へ
『直接誘いに行って』と依頼。
足が弱っている。
リハビリ機器にも期待したい。
人との交流もあった方が認知症進行に歯止めになるかも？

思ったとたん口をつく。
この辺り、私に熟慮がまいど足らない。
断る方へ半分賭けていたが
姑はこの話に乗ってきたのだ。

利用には介護認定が必要。
さっそく申請してやった。
認定調査には立ち会う事にした。
ひとりで調査受けては人目を気にする姑の事。
介護度が出ない自立判定になる恐れがある。
ケアマネは同僚に内諾。

私以外に関わってくれる人の存在はありがたい。
お試し利用をさせてくれたデイサービス責任者から
『独居不安』が告げられた。
『簡単に人に騙されますよ』
誰がみてもそう言う状態。
息子が居ないで成さぬ仲の嫁だから、
悩ましいが放置も出来ず。
近隣係累はみんな頑固にへきへき。
すがられる、責任者に成る事から上手く逃げの一手。
この人の生き様の集大成がこれだろうと思う。
思うが…
介護申請をしてしまった私が
しっかりと介護のババ札を引いた形に成ったようだ。
やれやれ～
散歩の後で、買い物に連れて行こう。
なんでタクシーを使わないんだろう？
独りで家を離れての行動に自信が消えたか？
強い強すぎの人だったのに。

一人息子の夫も生前、持て余していた。
でっかい重たい置き土産(^_^;)
彼岸花咲いたね～♪まっいいか。